「木之本桜」作品集(その5)


 投稿者:   投稿日:1999/09/02(木)00時22分17秒 

      「『7月4日、ゆきとさんとおはなしした。かおが赤くなったの
      ばれなかったかなぁ。はにゃーんはずかしいょぅぅ〜〜
      ゆきとさんすきすき〜。かみさま、ゆきとさんのまえであがらない
      ほうほうをさくらにおしえてください〜』」
      くずははさくらの日記の朗読を始めた。
      「いやー!!お姉さん声に出して読まないで!!」
      「きゃはは。あんた平仮名ばっか。漢字使って書けよ〜」
      「やめてー!もうバカー!!」
      「おっと『7月10日、きょうのがっこうのプールのじゅぎょう。
      やだなーこういしつ、だんしといっしょなのー。うるうる。
      えっちな目できがえをみるだんしきらい!カーテンでかくして
      ともよちゃん、りかちゃんときがえた。』ふふっ。小学生だなー。」
      「や、やめてよ!!!かえして!!」
      「ははは。これ、いつから書いてるの?」
      「いいでしょ!もう!!さくらにかえして!!」
      「やだよ。これ面白いもん。きずはにコピーして読ませたい。」
      「やめてー!!うわぁぁぁん」
      さくらは床にうずくまって泣き出した。
      「ご、ごめん・・・返すわ。ほれ。」
      「ひっく・・・ありがと・・・。」
      「な、泣くなよ・・・こんぐらいで。」
      「ひっく・・・ひっく・・・。」


      次回予告

      さくらの機嫌を取り戻そうとするくずは。 


 投稿者:   投稿日:1999/09/03(金)00時50分28秒 

      新学期がはじまろうとしてた。
      きずはの学校は公立のため、1日から。
      くずはは私立のため5日からだった。
      そして9月5日。
      「お姉ちゃん!起きて!もう朝だよ!学校!」
      「いやー!学校いきたくない!」
      くずはは布団をかぶって出ようとしない。
      「遅れるよ!新学期早々遅刻じゃまた怒られるよ!」
      「いやー!!学校なんていやー!!」
      きずはの布団はがしに必死で抵抗するくずは。
      「夏休みは終わったの!!学校行こう、ね?」
      「いやぁー!行くとみんながいじめるから行きたくない!」
      「いつもいじめてるのはお姉ちゃんの方でしょ!」
      「とにかく行きたくない!火事になったこと、みんなに馬鹿にされる!」
      「されないって。大丈夫だから行こうよ。」
      「いやぁー!まだ寝てたい。死ぬー。」
      「もう!!いい加減にしてよ!!」
      「きずはが代わりに行けよー。私はここで寝てたいの!」
      「はぁ・・・。もういいわ・・・。」
      きずはは諦めて先に家を出た。

      そしてくずはがやっと学校に来だしたのは
      10月に入ってからだった。


      次回予告

      なし。完。 



 投稿者:   投稿日:1999/10/13(水)00時51分12秒  ■  ★ 

      さくらちゃんの学歴

      友枝小学校付属友枝幼稚園卒
      友枝小学校卒
      玉川学園中等部卒
      成城学園高等部中退(いじめにより)
      都立松原高校転入(しかし、いじめ)
      退学。
      東海大学付属望星高校通信教育学部転入。
      大検受験合格(19歳)
      一浪。
      早稲田大学教育学部入学。卒業。
      東京大学大学院入学。
      史料編纂所に入所。
      研究員の男性(35)と結婚。
      退職して一児の母。


 投稿者:   投稿日:1999/10/13(水)00時59分11秒 

      知世ちゃんの学歴

      友枝小学校卒
      田園調布二葉学園中等部卒
      田園調布二葉学園高等部卒
      お茶の水女子大学文学部?入学。
      米カリフォルニア大学留学。
      帰国後、フジテレビアナウンス部入社。
      「報道2001」「スーパーニュース」
      などを歴任。28歳でアンカー。
      30歳で退社してフリーに。
      フランの青年実業家と結婚。
      カンヌ映画祭で派手な衣装を着て話題に。
      現在「夜もヒッパレ」司会進行。


 投稿者:   投稿日:1999/10/13(水)01時06分39秒 

      さくらちゃんのお兄さんの学歴

      友枝幼稚園卒
      友枝小学校卒
      海城中学校卒
      星條高校卒
      大学受験に5回失敗。
      その末、中央大学通信教育学部入学。
      しかし中退。
      酒浸りでプラプラした毎日を送る。
      父の意向で渡米。
      缶詰工場などで働くが半年で帰国。
      フジテレビ脚本家大賞に自分の人生を綴った作品を応募。
      佳作。後にドラマ化される「妹よ」がこれ。
      その後、放送作家としてフジで働くが
      乱交パーティーを主宰した事が週刊誌に暴露される。


 投稿者:   投稿日:1999/10/13(水)01時11分55秒 

      李くんの学歴

      香港幼稚園卒
      香港小学校中退。友枝小学校転入。卒。
      明治大学付属中野中学入学。しかしいじめにあうが
      オタク友達ができる。
      二年時にコミケ初体験。
      三年時にコスプレ初体験。
      明治大学付属中野高校に成績不良で進学できず
      都立鷺宮高校入学。
      いじめにあい、不登校、中退。
      プラプラした生活を送る。
      アニメやゲームにはまり、家からでない生活が続く。
      過保護な親がカウンセラーなどに無理矢理連れて行く。
      家庭内暴力が進み、家の金を盗んで
      ゲームセンターびたり。
      19歳のある日、歩道橋からなぜか転落し、入院。



 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)15時32分41秒 

      さくらは自殺を考えていた。
      2月の有名私立女子中の試験にすべて落ちてしまったのだ。
      「知世ちゃんはふたば、理佳ちゃんはおういん、
      奈緒子ちゃんは吉祥、千春ちゃんでさえ玉川・・・。
      私だけ、私だけ落ちてしまった・・・。青山落ちた・・・。」
      これでさくらの公立中学校行きが決まってしまったわけだが、
      さくらにとっては公立というものは想像もつかない
      恐ろしい存在だった。生まれてずっと私立のさくらにとって
      それは恐怖でしかなかった。
      「卒業式いきたくないな・・・。」
      さくらの小学校では卒業式に卒業生は進学する中学の
      制服を着ることになっている。さくらだけ区立高円寺第八中学校
      のため、私服を着るはめになるのだ。それは
      誇り高いさくらにとって屈辱的だった。
      「李くんは成城、山崎君は日大二中、エリオルくんは海城・・・。
      男子まで制服着るんだ・・・。」
      さくらはもう死ぬことしか考えていなかった。
      卒業式の日、自分だけセーターで目立ってしまう。
      「お母さん、さくらはお母さんのところへ行きます・・・。」
      3年間あれだけ勉強したが算数だけ克服できなかった・・・。
      中学入試のもっとも重要な部分にひっかかったさくらは
      学歴社会の日本の中で、脱落者としてレッテルをはられて
      生きていくしかない。


      次回予告

      さくらに補欠合格の知らせが!
      しかし・・・?


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)15時40分20秒 

      さくらがドアノブにタオルをひきさいて首を吊ろうとしたその時、
      「さくら!さくら電報だ!」
      兄の桃矢が部屋にやってきた。
      「うわっ、お兄ちゃん!」
      「さ、さくらなにやってんだ!あのな、電報が来たぞ!
      慶応義塾女子だ!」
      「ほえええっ??」
      さくらは急いで電報をあけた。(注・作者は電報見たことがないので想像)
      「受験番号4126、木之本桜さんへ
      あなたは当学園の補欠合格となりました。
      おめでとうございます。」
      「やっやったー!!」
      「やったなさくら!合格だぞ!」
      「やったー!やったー!慶応だー!」
      「おめでとう!おめでとうさくら!」
      二人は抱き合って喜んだ。さくらは大粒の涙をこぼしていた。

      そして・・・夜。
      「おめでとうございます。さくらちゃん。」
      「えへへへ。これで私たち私立だねっ。」
      「そうですわ。私、さくらちゃんが公立なんて行ってたら
      困りますもの。やっぱりさくらちゃんは私立がいいですわ。」
      「ありがと知世ちゃん。」
      「うふふふ。」
      (注・電報で補欠合格なんかこないと思うけど)


      次回予告

      しかし慶応女子の学費の高さに
      さくらは進学をあきらめることに。
      次回「お父さん、どうして?!」


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)15時48分11秒 

      「お、お父さん、どうして?」
      「さくらさん・・・慶応はあきらめてください。」
      「な、なんで?私、受かったんだよ?なんで?」
      「学費が・・・僕には払えそうもないんです。」
      さくらの父は貧乏な大学講師。給料の8割は研究費に
      使ってしまう学者でもある。慶応の学費など払えそうもないのだ。」
      「うわぁぁ〜ひどいよぅぅ?私、慶応いきたいよ〜〜」
      さくらは泣きじゃくった。
      「ごめんね、さくらさん。僕が悪いんだ。でも家には貯金もない。
      実はお父さん、銀座のキャバレーで女の人に貢いでしまったんだ。
      それもついでに謝る。ごめんねさくらさん。」
      「こ、このクソ親父!!」
      桃矢のパンチが父にヒットした。
      「ぐふっ」
      父は床に倒れこんだ。
      「てめえ!さくらの、さくらの夢をぶち壊しやがって!
      俺だってさくらの慶応の制服(なかったっけ?)楽しみにしてたんだぞ!」
      「お兄ちゃん、やめてぇっ」
      泣きじゃくるさくらは幼い手で兄の腕をつかんだ。
      「さくら、はなせ!」
      「いやぁぁっ」


      次回予告

      宇多田ヒカルが登場。
      次回「インディアン・サマー」


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)15時57分19秒 

      さくらはその後、なんとかなって慶応にいけることになった。
      しかし、さくらはこの頃から私立中学に進学する子特有の
      「おごり」が生活の中でではじめていた。
      たとえば食事中・・・。
      「さくら、おかわり。」
      「はぁ?慶応のあたしにおかわり?はぁ?命令?」
      このようにさくらは生活の中で誇り高いふるまいを
      見せるようになっていった。
      これには家族もへきえきするようになっていった。
      「さくらのおごりを、兄の俺がなおす。」
      桃矢は誓った。

      そして学校でもさくらは自慢するようになった。
      千春や奈緒子レベルの人間とは口も利かず、
      もっぱら知世と理佳とだけ「選別して」会話するようになった。
      さくらには
      「自分の位にあった人としかしゃべりたくない」
      という意識があった。
      それに、もう卒業も近いため他の子とは会わなくなる。
      たとえ嫌われてももういいわけだ。
      さくらのごうまんぶりはエスカレートしていった。


      次回予告

      ついに卒業式を迎える。
      次回「尾崎」。


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)16時08分25秒 

      卒業式が来た。
      「木之本、卒業しても、お、お、おれと・・・。」
      李くんが顔を真っ赤にしてさくらの前に現れた。
      しかしさくらは
      「はぁ?なんか言った?」
      冷たくあしらった。
      さくらのごうまんぶりは進む一方だった。

      「もう私は慶応のさくら。カードキャプターなんていう肩書きより
      もこっちのほうがいい。」
      慶応の学帽をかぶってさくらは卒業式にあらわれた。
      手には福沢諭吉の「学問のススメ」を抱えていた。
      それはやはり、卒業式で目立っていた。
      慶応に受かった生徒はさくらとB組の田沢さんしかいない。
      在学中、劣等生だったはずのさくらが勝利者になっていたのだ。
      記念の受験だった慶応にまぐれで合格した。
      卒業式の間中、さくらはずっとふくみ笑いをしていた。

      式が終わると、後輩の女子たちがさくらに駆け寄る。
      「木之本せんぱーい、中学行ってもがんばってください!」
      「慶応なんてかっこいいです!私もいきます!」
      さくらはちょっとしたスターになっていた。
      「ああ、これよ、これ。たまらない。私の進むべき道はこれだわ!」
      さくらはなにか勘違いしだしていた。


      次回予告

      慶応ということで電車もタダ乗りするさくら。
      次回「西武池袋線」。


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)16時17分22秒 

      春休み、さくらは一人で安息の日々をまんきつしていた。
      「ああ〜早く慶応の入学式にならないかな。」
      公園の前を散歩しながらそうつぶやいていた。(人に聞こえるように)
      すると一台の車がさくらの前で止まった。
      「ゆきとさん!」
      「やぁ、さくらちゃん。散歩?」
      「は、はい。ゆきとさんその車は?」
      「ああ、買ったんだよ。乗るかい?」
      「はい!喜んで!」
      さくらはゆきとと横浜をドライブすることになった。
      「ふーん、さくらちゃんは慶応か。」
      「はい。うれしいです。」
      「早く慶応のさくらちゃんをみたいなぁ。」
      「えへへ。お兄ちゃんもそう言ってました!」

      そして、日も暮れ・・・。
      浜辺の前で車をとめた。
      「波の音がすてき・・・。」
      「春の海っていいよね。」
      「ゆ、ゆきとさん!」
      「ん?なんだいさくらちゃん。」
      「あ、あの私、私、けいおう受かったら
      ゆきとさんに言おうと思っていたことが・・・。」
      「なんだい?」
      「あ、あの・・・あの・・・。」


      次回予告

      今夜、月の見える丘で


 投稿者:   投稿日:2000/02/19(土)16時27分51秒 

      「さ、さくらちゃん!」
      「きゃぁっ」
      ゆきとはさくらを砂浜でおしたおした。
      「君の言いたいことは分かる。言わなくていいよ。
      僕が体で答えるから。」
      「い、いやぁっそんなことじゃないのに!」
      「隠さなくていいよ。分かるんだ僕には。(なんで?)」
      ゆきとはさくらのジーンズのボタンをあけていった。
      「い、いゃぁっ、こんなのいやぁっ」
      「なに言ってんだよ。こういうことしたいんだろ?はぁはぁ。」
      ゆきとはもう野獣と化していた。
      「はぁはぁ、さくらちゃん女子校でよかったって桃矢も言ってたよ。
      ヘンな男がまとわりつかないからって。」
      「ゆ、ゆきとさん、やめて!」
      「暴れないでくれよ!僕の思い通りにならないだろ!」
      ビクッさくらは凍りついた。
      「いい子だ。慶応ではこんなこと日常茶飯事なんだよ?
      なれておかなきゃダメさ・・・。」
      「あうっ・・・はうううっ・・・。」
      「ほえ?も最近言わなくなってきたね。慶応行くなら
      やめなきゃね。ほええ?は。」
      そう言ってゆきとはさくらの口を口でふさいだ。
      「ちょ、ちょっと待って。僕、セーター脱ぐから。」
      ゆきとは上半身裸になった。
      「うっ、寒い。やっぱなんか着よう。」
      そこにさくらがゆきとに手を伸ばした。
      「私があたためるから。」
      「さくらちゃん・・・。」

      二人は浜辺で抱き合った。ずっと、ずっと・・・。


      次回予告

      慶應と早稲田が合併して
      さくらはショックで寝込む。


 投稿者:   投稿日:2000/02/25(金)21時26分21秒  ■  ★ 

      「いや、やめて、やめておにいちゃん!!」
      五浪が確定して行き場が無くなった桃矢の感情が
      何の罪もない妹のさくらに刃となって襲い掛かった。
      「はぁはぁ。俺はどうせ社会のオチこぼれさ!学歴社会の敗北者さ!」
      かつて私立星條高校時代は全女子生徒からの憧れであった桃矢。
      学業優秀、スポーツマン、そして温和な性格は誰からも好かれていた。
      しかし、一回目の東京商船大学への受験失敗を機に、
      彼の人生は狂い始めていた。
      「いやぁっお兄ちゃんやめてっ!おちついて!おねがい!!」
      「はぁはぁ!ガキのくせにこんなもんつけてやがって!」
      桃矢はさくらのブラをひきちぎろうとした。
      紐の食い込みが摩擦となってさくらに苦痛を与える。
      「いたいっやめてえっっ!」
      「こんな小さい胸でこんなものしやがって!俺をたぶらかす気か!」
      「なにいってるのお兄ちゃん!やめてっ!さくらわかんないよ!」
      「うるせぇっ!このガキ!毎日のほほんと学校に通いやがって!
      俺はお前らみたいな頭悪い女子供を見てると腹が立つんだ!!」
      「いやああっ」
      ブラウスが引き裂かれ、さくらはキッチンの前に倒れこんでしまった。
      必死で胸を覆い隠そうとしたが、桃矢に力づくではがされてしまった。
      「お前をここまで育てたのは俺だ!!だからお前は俺のものだ!!」
      「ひいいっ」
      さくらの目からは大粒の涙が、そして口元には鼻血があふれていた。
      「さくら!!殺してやる!!」


      次回予告

      モータウン系が次の流行でしょう。
      次回「いつのまにか山岡夫妻に双子が!」
      お楽しみに。


 投稿者:   投稿日:2000/02/25(金)21時36分30秒  ■  ★ 

      〜前回までのあらすじ〜
      「全自動流しそうめん機」を発明した知世。
      さくらを家に招き、流しそうめん大会を開く。

      「うわっすごーい。」
      「うふふ。これが知世製『流しそうめんさくらちゃん一号』
      ですわ。」
      「わ、わたしの名前使わなくても・・・。」
      「うふふ。じゃあやってみましょうか。」
      「うん!」
      流しそうめん機はゴウンゴウン音を立てながら
      プールの水をかきまぜていく。
      「さぁ、おそうめん入れますわね。」
      「知世ちゃんはやくはやく〜」
      知世はそうめんをプールにいれた。
      「さぁ、水着に着替えてプールにはいって
      おそうめんを食べましょう。」
      「す、すごい発想だね。でも、おそうめんプールが広いから
      水面に散らばっちゃってるよ。」
      「まぁ!」
      「ど、どうしよう知世ちゃん」
      「どうしましょう・・・。」


      次回予告

      さくらにインターネットの恐怖が襲う!
      次回「妊娠」お楽しみに。


 投稿者:   投稿日:2000/02/25(金)21時48分17秒  ■  ★ 

      〜前回までのあらすじ〜
      さくらも今流行りのインターネットをしたいので
      くずは姉さんのところで教えてもらうことにした。

      「じゃあ、教えるね。これがマウス。わかる?」
      「はい。」
      「ここをこうして接続すると、ほら、ヤフーっていうHPにつくの。」
      「すごーい。」
      「ここは何でも検索できるから好きな言葉入れてみな。」
      「ええっと、ええっと・・・。じゃあ『さくら』、と。あっ出た。」
      「さくらは4126件だって。」
      「そんなにあるの?ほえ〜」
      「他の言葉も入れてみな。わかってきたでしょ?」
      「うん。じゃあ『あ・い・す・く・りーむ』、と。」
      「あいすくりーむは4649件だって。」
      「ほえ〜そんなに多いの〜?あっそうだ。お姉さんのページも見せて。」
      「えっ?私の?」
      「うん。お姉さんの見たい。」
      「しょうがないなぁ。ほれ。」
      「うわっ、字ばっかり〜。あやしいわーるど?ていうの?」
      「こういうのは掲示板ていうの。人と人がおしゃべりするところ。」
      「私も書いていい?」
      「どうぞ。どうぞ。」
      「じゃあ、『は・じ・め・ま・し・て。さ・く・ら・で・す。』と。」
      「ふふ。どんなレス帰ってくるかな?」
      「あっ、『こちらこそはじめまして。』だって!やった!」
      「よかったね、さくら。」
      「インターネットって楽しいね、お姉さん!」
      「そうだね。ふふふ。」


      次回予告

      インターネットという名の螺旋地獄に
      はまっていくさくら。
      次回「助けて!お楽しみに。



 投稿者:   投稿日:2000/02/25(金)22時07分49秒  ■  ★ 

      20年後の同窓会の巻

      「友枝小学校4年2組の同窓会をはじめまーす。」
      山崎の音頭でそれははじまった。
      「さくらちゃん、ひさしぶりー」
      「あっ千春ちゃん。」
      「さくらちゃん今なにやってるの?」
      「私?大和證券練馬駅支店で働いているの。」
      「そうなんだー。私はね、今ホステス、ってゆーの?
      いちおー銀座でお店買って貰ってさ、やってるよ。」
      「へえーえらいねー。」
      「そうそう、知世ちゃん知ってる?あの子ガンなんだって!」
      「ええっそうなの?」
      「もう末期で手もつけられないんだって。かわいそうに。」
      「へー・・・。利佳ちゃんは?」
      「あの子、聞いたでしょ?寺田先生の話・・・。寺田先生
      捕まっちゃってから毎日拘置所とかに差し入れしていたらしいよ。
      なんか健気だけどかわいそうだよね・・・。」
      「うん・・・。今もそうしてるのかな?」
      「わかんない。聞いたところによると高校もいかなかったって。」
      「あ、そうそう。オカルト好きな奈緒子ちゃんは?」
      「奈緒子は元気だよ。『ハート・ウォーキング』っていう
      セミナー団体に入っててすごい活動熱心みたい。私にも
      入らないかって誘ってきたよ。すっごく別人みたいだった。」
      「ふーん。あ、李君」
      「やぁ、木之本」
      「きゃははははっ李君髪の毛うすくなったねー。」
      「う、うるさい。お前こそ少し太ったじゃないか。」
      「李君、今なにしてるの?」
      「自然食品の訪問販売員してる。小さい会社だけどやりがいあるよ。」
      「そうなんだー。あ、山崎君だ。」
      「木之本さん、久しぶり。」
      「山崎君は今なにしてるの?」
      「僕?僕は『有害な塩ビを拒否する会』っていう団体の事務員を
      してるよ。この前はねソウルまで行ってデモをしてきたんだ。」
      「へー。よくわかんないけどすごいねー。」
      「あ、柊沢くんだ。」
      「やぁ、みんな・・・。かわってないね・・・。」
      「柊沢くんは大変だね。柊沢君の銀行のことニュースで聞いたよ。」
      「ああ・・・僕もリストラされちゃって・・・。今日も
      職業安定所に行ってきたんだ。だから山崎君、会費は・・・。」
      「わかってるって。安心して。」
      「ありがとう・・・。」

      20年経っても、みんなは仲間だ。
      またあおう4年2組のみんな!



放課後の秘密 投稿者:木之本桜  投稿日:09月02日(水)10時03分55秒

      ともよちゃんとがっこうのかえり、
      えっちなほんをかわらでひろいました・・・

      なっなに・・・このひとたち
      「おおきいですわね、このとのがた」

      これって、みさいるみたいだね。
      「ふふふさくらちゃんてじょうだんおじょうずですわ」

      ともよちゃん・・・こういうことしてみたいとおもう・・・?
      「おもいませんわ。わたくしはとのがたきらいですもの」

      ともよちゃん・・・

      「さくらちゃんとならいいですわよ・・・」

      えっ


      ともよちゃんはわたしのほっぺをなでて、

      きすをしてきた・・・

      =================
      つづきはエロエロです。

      でもほのぼの。

      書きますがいいですね?
      (確認しないとあやしいのひとたちこわいんだもの)



ちょっとだけ 投稿者:木之本桜  投稿日:10月23日(金)01時02分38秒

      「さ・さくらちゃん・・・いいかい・・・みても・・・」
      ほっほぇぇぇ
      だっだめぇっ・・・みないで・・ゆきとさん・・・
      ゆきとさんはわたしのゆかたのすそを
      ひらいて、わたしのぱんつをみている・・・
      「しろだね・・・」
      い・いゃ・・・
      「いいかい・・・?」
      はぅっだっだめぇ・・・

      ↑こういうのじゃなければ受けない時代なんですかね。
      またがんばります。



さくらちゃん休載のお知らせ 投稿者:木之本桜  投稿日:09月18日(金)20時27分07秒

                          お詫び

      本日の「さくらちゃん小説」の連載は著者・木之本桜の
      容体が悪いため、休載させていただきます。
      木之本の健康が回復次第、再開させていただきます。
      勝手ながらまことに申し訳ありません。


さくらちゃん休載 投稿者:木之本桜  投稿日:09月21日(月)00時54分25秒

                                お詫び

      19日に一応、復活したつもりで連載を再開した
      「さくらちゃん」ですが、作者・木之本桜の風邪が
      まだ治っていないので(悪化)、20日は休載しました。
      本当に申し訳ありません。
      18日と、20日の穴埋め分はFAQなどで書き込んでおきます。
      誠に申し訳ありません。



さくらちゃん【ボツ】小説 投稿者:木之本桜  投稿日:09月23日(水)01時22分44秒

      以前ボツにしたものなのですが、
      なんか勿体無いので書き込んでおきます。
      =======================

      【さくらちゃんと中日どらごんず】

      きょうは、ともよちゃんといっしょに、
      とうきょうドームにやきゅうをみにいった。

      わたしは中日のだいふぁん。そのなかでも山本せんしゅ
      がだいすき。きょうはせんぱつなんだって?。

      しあいがはじまった。

      「さくらちゃん、やまもとせんしゅですわよ」
      わ〜からだ、おっきい・・・。
      やまもとさーんがんばって?

      にこっ

      や・やまもとせんしゅがわらった・・・
      う・うれしい・・・

      しあいははくねつしていた。
      わたしたちのせきは、どらごんずがわの
      ベンチにちかかったから、せんしゅたちのいろんなかおが
      みえてうれしかった。

      でも、ほしのかんとくってすごいこわい・・・
      まけてるからかな・・・

      しあいはどらごんずのまけだった・・・

      やまもとせんしゅくやしそう・・・

      ともよちゃん、かえろうか・・・
      「そうですわね・・・」

      そのときだった。
      おとこのひとがこえをかけてきた。

      「ちょっとおじょうちゃんたち、
      やまもとせんしゅがきみたちにあいたいって
      いってるんだが、ロッカールームまで
      きてくれないか」

      ほえっ・・・どうしょうともよちゃん
      「いきましょう、さくらちゃん」

      ロッカールームにきた。

      あ・あの・・・・
      「こんにちわですわ」

      「やあよくきてくれたね。こんにちはやまもとです」

      ほっほえ・・・ぱんつはいてないよ?

      「あっごめんごめん、シャワーあびたばっかりだったんで・・・」

      やまもとせんしゅのおちんちんみちゃった・・・

      やまもとさんはぱんつをはいた。

      ほえ?ほんもののやまもとせんしゅが
      こんなまぢかにみれるなんて・・・

      「きみたち、しあいのまえにぼくにこえかけてれたよね
      うれしかったよ。おかげでげんきがでたよ」

      ほえ・・・なんかてれちゃうな・・
      「なんでわたしたちをよんだのですか」

      「うん、じつは・・・ぼくはスランプで・・・
      なげてもなげてもだめなんだ・・・」

      「まあそうなんですか・・・」
      ほえ・・・

      「だから、きみたちみたいなかわいいこに
      はげましてもらいたくてさ・・・」

      ほえ・・
      「まあ・・・」

      「ぼくをはげましてくれるかい?」

      も・もちろんです!
      「ええ」

      「じゃあまずこれからはげましてもらおうか」
      ペロン

      ほぇぇぇぇ
      「きゃぁぁぁぁ」

      「どうしたんだい?はげましてくれるっていったじゃないか」

      だって・・それ・・・

      「うん?だめかい?」

      ほぇぇぇぇ
      「きゃあああ」

      「ええぃおとなしくしろ!このくそがきどもめ」

      いやぁぁやめてっ
      「さくらちゃん!」

      「うへへへ・・・このところたまっていたんだよ・・・」

      ううう〜

      「ヘーイヤマモトサーン、ボクモナカマニイレテクダサイヨー」
      「いれてくれよ」

      「ゴメス、宣・・・・よし、おまえらもこいっ」
      「うひょほ〜」
      「ヤラセテモライマース」

      な・なんの・・これ・・・?

      「うひょ〜クリゲのおじょうちゃんは
      毛はえてないね〜おっぶるまはいてるんだぁ
      くんくん」

      ほぇ・・・・や・やめて・・

      「うひょ〜黒い髪のおじょうちゃんは
      まっしろなぱんつにフリルがついてるね?」

      「や・やめてください・・だれかたすけて!」

      「サケンデモムダデース」
      「むぐ」
      ともよちゃんがくちをおさえられた!

      「さあ・・・ディナーのはじまりだぜ・・」

      ==========================
      これは以前、書いてて発展性もなく、面白くなかったから
      ボツにしました。
      ちなみにわたしは星野信者。
      でもアンチ巨人じゃないです。



鈴木あみ伝説

  投稿者:  投稿日:07月29日(木)23時55分42秒

      鈴木あみ伝説U 第5話 はげまし

      あみにとって初のライブツアーは夏休みに行われた。
      「私にライブなんてできるのかな・・・。」
      たった一人で戦う・・・。そういうプレッシャーが
      あみに襲い掛かっていた。しかし、それをおしのけて
      ツアーは遂に最終日、8/26日本武道館当日になった。
      「小室さん、いるかな・・・。」
      あみは移動中のバスの中から師匠・小室に電話をした。
      最近のあみは小室の声を毎日聞かなければ精神が不安定
      になってしまうのだ。
      「トルルル・・・はい、小室です。」
      「あっ先生!あみです。」
      「おっどうしたの?」
      「あの・・・明日、武道館なんです・・・。」
      「そうか・・・不安なんだね。僕も武道館は緊張したよ。」
      「そ、そうなんですか?」
      「ああ。僕なんか武道館の前は夜も眠れなくて何度もトイレに
      行ったものだよ。ははは。」
      「ぷっ・・・」
      「あっ笑ったなあみ。ははは。」
      「ははは・・・あ、もう出かけるんだ。がんばってねライブ。」
      「は、はい。ありがとうございました。」
      あみは小室の声を聞いている時だけが一番のしあわせだった。
      小室の声を聞くとなぜか胸があったかくなるのだ。
      「先生・・・私、がんばります。」
      ほほをあからめて、あみは武道館へ向った。

      次回予告

      武道館のステージに立つあみ。
      一万人の観衆を前に・・・。


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時02分17秒

      第6話 「あみ、爆発」

      「おっし、がんばるぞ!」
      小室のはげましを受けた後のあみは緊張もとけ、
      軽やかだった。
      「スタンバイおねがいしまーす。」
      「はい!」
      遂にあみの初の武道館ライブが幕を開けた。
      「ビーツギャザ〜」
      初っ端からあみは全開で飛ばしまくった。
      武道館特有の観衆の熱気とぶつかるように。
      そして、最後の曲になった・・・。
      「今日はみんな来てくれてありがとう。うれしかったよー」
      「あみちゃーん」
      「アミーゴー」
      観衆があみをよびかける。
      「最後の曲です・・・。」
      あみは「サイレントストリーム」を歌った。
      あみの初の武道館は終わった・・・。
      ライブを終えて楽屋に戻るとマネージャーが
      あみにあわてて駆け寄った。
      「あ、あみちゃん、こ、小室さんが・・・」
      「小室さんが!?」

      次回予告

      小室の安否は??


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時07分25秒

      第7話 「小室さん・・・」

      あみは急いで車で小室の元へ向った。
      なんと小室は突然倒れて病院に運ばれたらしい。
      「こ、小室さん・・・。」
      あみは祈った。もしも小室になにかあったら
      もう生きていけない。それはアーティストとしてではなく、
      一人の人間として・・・。
      病院に着くと報道陣が待ち構えていた。
      それを振り払うようにあみは中に入った。
      病室につくと、吉田麻美やケイコがいた。
      「こ、小室さんは??」
      「今、集中治療室に・・・。」
      あみはもうなにがなんだかわからなかった。
      昼間あんなに元気だった小室さんが・・・。
      あみはその場にへたりこんでしまった。

      次回予告

      一人の天才作曲家が・・・。


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時15分21秒

      第8話 「さようなら・・・小室さん」

      あみの体を必死にだきとめるケイコ。
      「あみちゃん、大丈夫だよ。先生は死なないよ・・・。」
      「うっう・・・。」
      あみは泣きじゃくる。
      その時、医師が出てきた。
      「ご家族と、同僚の方はお入りください・・・。」
      「小室さんは??」
      「残念ですが・・・手後れです・・・。最後のお別れをお願いします。」
      「そんなぁぁっ」
      あみは叫んだ。
      あみたちは治療室に入った。
      「小室さん・・・」
      ケイコが小室に話しかける。
      「あ・・・う・・・。」
      小室がなにか言いたそうだった。
      「あみちゃんにお話ですか?小室さん。」
      どうやらそうらしい。
      「こ、小室さぁん・・・ひっく・・ひっく・・・。」
      「あみちゃん、泣いちゃだめ。」
      ケイコが言う。
      「あ・・・み・・・」
      「先生、やだよっ。おわかれなんてやだよっ。死んじゃやだぁぁ・・・。」
      「あみちゃん、先生の話をよく聞いて!」
      「あ・・・み・・・」
      「せんせい・・・」
      「は・・しれ・・・はし・・・るんだ・・・」
      「先生!」
      「が・・・んば・・・れ・・・。」
      「先生!!いやぁぁぁぁぁっっっ」
      ガクッ
      「やだよぉぉぉっせんせいぃぃぃっ」

      次回予告

      小室の葬儀が行われる。


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時21分45秒

      第9話 「わかれうた」

      小室の葬儀は身内と同僚だけで行われた。
      あみは寺の縁側でぽつんと座っていた。
      「せんせい・・・死んじゃった・・・。」
      あみは目をつぶると小室の笑顔を思い出す。
      あんなにやさしかった小室。親切だった小室。
      「せんせい・・・あいたいよ・・・。」
      あみの目には涙がにじんでいた。
      その時、ケイコがやって来た。
      「おっす」
      「ケイコさん・・・。」
      「こんなとこで隠れてないでさ・・・。」
      「ほっといてください。」
      「・・・元気だしなよ。あみちゃん。」
      「・・・ぐすっ・・・。」
      「強くならなきゃ。先生、最後に言ってたよね。
      はしれ・・・って。」
      「ひぐ・・・。」
      「あみちゃんにはしってもらいたいんだよ。先生は。」
      「・・・はしる?」
      「うん。これからも走らなきゃ。天国の先生に叱られるよ。」
      「はい・・・。」

      次回予告

      あみ、急展開


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時29分45秒

      第10話 「天国と地獄」

      あみはその日、事務所に呼ばれた。
      「なんだろ?今日はオフなのに・・・。」
      事務所に着くとマネージャーがいた。
      「あ、あみちゃん。実はね・・・。」
      「ええっ」
      なんとあみは今日付けでSMEを解雇されたのだ。
      「な、なんで??」
      「小室さんが死んだから・・・あみちゃんはもう
      芸能界にいられないんだよ・・・。」
      「そ、そんな・・・。」
      「僕らは失業者だ。あみちゃんは明日から学校、がんばってね。
      じゃあさようなら。」
      「ま、待って!」
      しかしマネージャーは行ってしまった。
      「こ、こんなことって・・・。」
      あみは呆然となってしまった。

      次回予告

      残酷。


  投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時35分49秒

      第11話 「絶望」

      あみが学校に行くとあみの机には
      落書きがされていた。
      「小室が死んで無職あみ」
      「小室死んでざまーみろ」
      あみはいたたまれなくなって学校を飛び出した。
      「もうやだぁぁぁっ」
      あみは泣きじゃくってバスに乗った。
      すると、乗客が噂しはじめた。
      「ほら、鈴木あみよ。」
      「ああ鈴木あみ。小室の威光もなくなったものね。」
      「くすくす。」
      あみは顔面蒼白になった。
      街にも学校にもいられない・・・。
      あみはすぐのバス停で降りて走った。
      「SME!」
      SMEのある市ヶ谷まであみは走った。
      「はぁはぁ、鈴木あみ担当の柳をお願いします。」
      受付嬢にあみがそう言うと、
      「柳は昨日付けで退社しました。」
      「えええっ」
      あみはその場にへたりこんでしまった。

      次回予告

      芸能界で誰も助けてくれなくなった
      あみは・・・。


> 投稿者:  投稿日:07月30日(金)00時39分30秒

      > 鈴木あみ伝説 もうどうでもいいや 完 おやすみ

      木之元のあきっぽさは異常(;´Д`)



鈴木あみ受難

 投稿者:   投稿日:2000/03/27(月)23時02分02秒 

      さくら「亜美ちゃんっていうんだ。よろしくね。」
      あみ「う、うん。さくらちゃん…でいいかな?よろしく。」
      ともよ「三人で帰りましょ。」
      あみ「うん。」

      帰り道。

      さくら「わたしね、将来宝くじ屋さんになるの」
      あみ「なんで?」
      さくら「だってあたるやつわかるじゃん。」
      あみ「あはははー。あははははー。」
      ともよ「あみちゃんはなにになりたいんですの?」
      あみ「わたしね、わたしはー歌手になりたいっ!」
      さくら「キャハハハハハハ!!か、歌手?プププゥ〜、か、歌手?
         亜美ちゃん歌手?ぎゃはははは!ほ、保存、保存してくださぁ〜い」
      あみ「な、なんでそんなに笑うの??ひどいよ!!」
      さくら「だってぇ〜だってぇ〜あみちゃんじゃ無理だよぉぉ〜ギャハハハ」
      あみ「ひっく・・・ひっく・・・。」

      その日からあみは人前で夢を語ることはやめた。
      しかし・・・。


 投稿者:   投稿日:2000/03/27(月)23時08分23秒 

      あみが翌朝、教室に入ると黒板いっぱいに何かが書かれていた。

      さくら「あ、あみちゃんが来たよ!」
      生徒A「うたえよー鈴木ィー!!」
      生徒B「歌ってみろよー歌手になるんだろー!!ゲハハハ」
      ともよ「さぁ、このマイクで歌ってくださいな。」
      あみ「な、なんのこと?」
      さくら「昨日、あんた歌手になるって言ってたジャン。
          だからそこの教壇で歌ってみてよ。キャハハハハハ」
      あみ「い、いやだよ!」
      さくら「はぁ?みんな待ってるよ。早く歌ってよ。」
      ともよ「歌いなさいよ。早く。」
      生徒C「そうだそうだ!歌えよ!」
      生徒全員「うたーえーうーたーえー」

      あみはどうすることもできずにその場に立ち尽くしてしまった。


 投稿者:   投稿日:2000/03/27(月)23時16分36秒 

      さくら「オイ鈴木!歌えよ!」

      さくらによって教壇の上に無理矢理にたたされたあみは
      クラスメートの前で歌を歌うことになってしまった。

      生徒A「いいぞー歌えー歌えー」
      生徒B「脱げー脱げー」
      生徒C「早く歌えよービビってんじゃねーよー」
      あみ「じゃ、じゃあ、YMOを歌います…。」
      さくら「早く歌え!」
      あみ「トキオ…。トキオ…。」
      さくら「なめてんのかよ!!オラァ!!」
      あみ「ヒィィィ!」
      ともよ「歌じゃありませんわ。それは。」
      あみ「じゃ、じゃあ、何を歌えばいいの?」
      さくら「X歌え!!」
      生徒全員「ヒョー!!いいぞいいぞ!」
      あみ「う、歌えないよ!」
      ともよ「歌いなさいよ!あんたのためにさくらちゃんがわざわざ
         ステージをセットしたのよ!?」
      あみ「じゃ、じゃあエンドレス…」
      さくら「紅ダァー!!」



     木之本桜作品集 その1 その2 その3 その4 番外編
     菜の花の詩 くずは小説 暴言君 読み物君 さくら入社


あやしいわーるどREQUIEM(閉鎖) & @アゴナシ からの転載をまとめたものです。


コンテンツ:びでメール エロゲ 森の妖精 ルーザー 湖畔論 スワティ 替え歌 (゚Д゚)ハァ?

   gsの野望 AGSの野望 クエスト まったり 文学系 ぴかちう 油日記 ぶり読み ミーシャ


戻る 


inserted by FC2 system