機動武将まじかる☆呂布リン!(その11)


      「機動武将まじかる☆呂布リン!」
      第13話 『しばらくのさよなら(仮)』Aパート
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      シーン1 学校(朝の教室)
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      (教室、生徒達が始業前の時間を思い思いに過ごしている)
      (それぞれ自分の座席に座っている呂布と張遼)
      (呂布は後ろの座席の生徒と会話。張遼は机の周りの人垣と会話)

      生徒A:それでね、結構いい感じだったの
      呂布:・・・そうなんだ
      (呂布は横目でチラリと陳宮の席を見る)
      (陳宮はまだ登校していないらしく、座席は空いたまま)

      呂布:(おかしいな 陳宮クンがまだきてないなんて)
      (教室の時計を見る呂布。もうすぐ予鈴がなる時間)
      呂布:(いつもなら もうとっくにきてるのに)

      生徒A:ほーちゃん?
      呂布:・・・え?
      (生徒Aも呂布と同じように時計を見る)
      生徒A:時計がどうかした?
      (呂布、あたふたと答える)
      呂布:な、なんでもないよ とけいはどうもしないよ
      生徒A:時計じゃないとしたら・・・ああ、陳宮くんね
      (呂布、驚いて席から立ち上がる。同時に椅子がガタンと大きな音を出す)
      呂布:な、なんでわかったの!?
      (大声の呂布)

      (生徒Aは少し呆れたように言う)
      生徒A:・・・ほんとにそうだったのね
      呂布:ひっかけるなんて、ひどいよぅ
      生徒A:あのさ 皆、ほーちゃんの事を見てるわよ
      呂布:ふぇ?

      (周囲を見回す呂布。他の生徒達が何事かと呂布を見ている)

      呂布:あ
      (呂布、急に顔を赤くして椅子に座る。そのまま俯いてしまう)
      (呂布は頭を抱えて机に突っ伏す)
      呂布:ふぇ〜・・・はずかしい・・・
      (呂布をからかう生徒A)
      生徒A:ほーちゃんは解り易いわねぇ
      (呂布は上目遣いでうらめしそうに生徒Aを見る)
      呂布:うぅ〜
      生徒A:まあ、陳宮くんがまだ来てないっていうのも確かに珍しいわね
      呂布:きょうはおやすみかなぁ
      生徒A:さぁ そういうのはあたしよりほーちゃんの方が詳しいんじゃない?
      (呂布、また顔を赤くして言葉に詰まる)
      呂布:そ、それは・・・

      (人垣に囲まれている張遼)
      (他の生徒の話に相槌を打っている)
      張遼:へぇ そうなの・・・
      (張遼も同じように人垣の隙間からチラリと陳宮の席を見る)
      張遼:(陳宮くんはまだ学校には来てない?)
      生徒α:あれ? 張遼さん、何か気になるの?
      (張遼、小さな声で思わず答える)
      張遼:うん 陳宮くん・・・学校、来てないのかなって
      生徒β:あ、そう言えば
      生徒γ:何か用事でもあるの?
      張遼:え、それは・・・
      (張遼、慌てて強引に話題を変える)
      張遼:あ、えーと も、もうすぐ予鈴が鳴るわよ ホラ
      (張遼、教室の時計を指差す)
      (するとタイミング良く予鈴が鳴り始める)

      (キーンコーンカーンコーン・・・)

      生徒δ:あ、鳴っちゃった
      張遼:皆、そろそろ戻った方がいいわよ?
      (張遼が言い終わると同時にガラリと教室の引き戸が開き、教師が入ってくる)
      教師:はーい 皆、席についてー
      (教師は教卓の上に持ってきた出席簿を置いて開く)
      (右手にペンを持って教室を見渡す)
      教師:それじゃ出席を取ります えーと・・・だいたい皆、来てるかな?
      (教師が出席簿を読みながら生徒の名前を順番に呼んでいく)
      (やが陳宮の名前が呼ばれる)
      教師:陳宮公台は・・・本日欠席っと・・・
      (教師の言葉に呂布と張遼が身体をピクリと反応させる)
      呂布・張遼:(あれっ?)
      (教師はそのまま出欠の確認を続ける)

      (生徒の名前が一巡した直後、生徒1が教師に質問)
      生徒1:先生 陳宮は休みなんですか?
      教師:うん さっき「今日は休む」って連絡あってね・・・それじゃ皆、今日
   はそういう事でよろしく
      (教師はそう言い残すと教室を一旦出て行く)


       投稿者:   投稿日:2002/12/01(日)19時40分36秒

      (呂布は自分の机で頬杖をついてつまらなさそうな表情をする)
      呂布:(陳宮クン、どうしたのかな)
      (後ろの席から生徒Aが呂布の背中を人差し指でつつく)
      (呂布、生徒Aの方に振り返る)
      呂布:なに?
      生徒A:本当に休みだなんて、残念だったわね?
      呂布:うん・・・
      (呂布、小さく頷く)

      生徒A:あら、やけに素直ね
      (突如、ガタンと席を立ちあがる呂布)
      (生徒Aは驚いて身を引く)
      生徒A:わわっ ほーちゃん?
      呂布:そうだ きいてみよう
      生徒A:訊くって・・・誰に?
      呂布:張遼さん!
      生徒A:え? なんで
      呂布:ちょっと、いってくるね
      (呂布、そう言うなり張遼の席に向かって歩き出す)
      (取り残された生徒A、事情が解らず呆然と呂布の背中を見送る)

      (張遼が自分の席から立ち上がろうとしている)
      (そこへ丁度呂布がやってくる)

      (張遼が顔を上げると呂布と目が合う)
      呂布:あ・・・
      張遼:あ・・・
      (呂布と張遼は少し気まずそうに黙ってお互いの顔を見る)
      呂布:お、おはよう
      張遼:え、あ・・・おはよう
      呂布:きのうは どうもありがとうね
      張遼:う、うん どう致しまして

      (二人は同時に口を開く)
      張遼:ねぇ
      呂布:あの

      (呂布と張遼はまたお互いの顔を見合わせる)

      呂布:張遼さん、さきにどうぞ
      張遼:呂布さんこそ先に
      呂布:わたしはあとでいいから
      張遼:そう、解った・・・ 陳宮くんの事なんだけど、今日何で休んだか聞い
         てない?
      呂布:え!? じつはわたしもそれ、きこうとおもってた
      (張遼、意外そうな顔をして目を瞬かせる)
      張遼:そう、なの? 
      呂布:それじゃあ張遼さんもしらないんだ

      (しばしの沈黙の後、呂布から再び話し出す)
      呂布:ちょっときになるね
      張遼:そ、そうね
      (張遼は呂布から顔をそむけて小さく呟く)
      張遼:でも私は・・・ちょっとじゃなくて・・・とても気になる
      呂布:え? ・・・そ、そうだね

      (呂布と張遼、口を閉じる)
      張遼:・・・
      呂布:・・・

      (教室に予鈴が鳴り始める)
      (キーンコーンカーンコーン)

      呂布:それじゃわたし、せきにもどるね
      張遼:うん それじゃ
      (呂布は自分の座席へ引き返す)
      (呂布、歩きながら自分の胸に手を当てる)
      呂布:(なんだろう むねのあたりがざわざわする)


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      シーン2 放課後(昇降口)
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      (放課後の昇降口に張遼がいる)
      (張遼は浮かない表情で外履きに靴を履き替えようとしている)

      (張遼、下駄箱から外履きを取り出し、足元に置く)
      (張遼は小さくため息をつく)
      張遼:はぁ〜・・・
      張遼:(思わず呂布さんの前であんな事言っちゃったけど)

      (張遼は上履きを脱ぎ、外履きに足を差し込む)
      張遼:(呂布さん、あんまりいい気分しなかっただろうな)
      (張遼、つま先を軽く地面に叩きつけて靴をしっかりと履く)
      張遼:はぁ〜・・・
      (張遼は上履きを持って下駄箱に入れる)
      (トボトボと歩き出す張遼)
      張遼:(それにしても陳宮くん、今日は一体どうしたのかしら?)

      (張遼は昇降口を抜け、校舎の外に出る)
      (すると張遼の後ろから控えめな声がする)
      声:張遼さん・・・張遼さん・・・
      (張遼、声の方向を振り返る)
      (するとそこに校舎の陰に隠れるように立っている陳宮の姿がある)
      (陳宮、張遼に向かって手招きをする)

      (張遼は驚いて思わず声をあげる)
      張遼:あっ!
      (陳宮、小さな声で話し掛ける)
      陳宮:すいません ちょっとお付き合い願います
      (そう言うと陳宮は周囲をきょろきょろと見回す)
      (張遼、小走りに陳宮に駆け寄る)

      張遼:ちょっと、どうしたのよ!?
      (妙に緊張した表情の陳宮)
      陳宮:静かに 声を小さくして下さい
      (張遼も声を抑えて喋る)
      張遼:今日は休んだんじゃなかったの?
      陳宮:後で話します
      (陳宮、喋りながら何故か周囲を警戒している)
      張遼:どうしたのよ さっきから妙に周りを気にして・・・

      (陳宮、張遼の質問には答えずに逆に尋ね返す)
      陳宮:呂布さんはどうしましたか?
      張遼:呂布さんなら今日は日直の仕事で遅くなってるみたいだけど
      陳宮:そうですか・・・
      (陳宮、残念そうに言う)
      張遼:(呂布さんの事、気にしてるの?)
      (張遼、陳宮の顔を見て胸がチクリと痛む)

      (張遼は気を取り直して努めて普通に振舞おうとする)
      張遼:どうしたの? 何だったら来るまで待つ?
      陳宮:いえ、時間が余りありません
      張遼:時間がない?
      陳宮:場所を変えましょう ここは人目につきます
      (陳宮のただならぬ様子を察した張遼は素直に頷く)
      張遼:解ったわ 行きましょ


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      シーン3 放課後(体育館裏)
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      (体育館裏に立っている陳宮と張遼)
      (他に誰かが居る気配はない)
      (陳宮は先ほどと同様に強張った表情で周囲を警戒している)
      (張遼はそんな陳宮の様子をみて戸惑った顔をしている)

      張遼:陳宮くん 学校休んだりして・・・今日はどうしたの?
      陳宮:実はですね、今日はある会合に出席する為にやむを得ず休みました
      張遼:会合?
      陳宮:途中で抜けたかったのですが、なかなかうまく行かなくて・・・
      張遼:ねぇ、何だかやけに急いでいるみたいだけど、何かあったの?
      (陳宮はいつになく硬い表情)
      陳宮:いえ、違います これから起こるんです
      (張遼は陳宮の様子に戸惑う)
      張遼:これから? 起こる?
      (張遼、首を傾げる)
      張遼:あの、状況がよく解らないんだけど
      陳宮:今から話します 取り敢えず聞いて下さい

      (陳宮は張り詰めた表情で口を開く)
      陳宮:・・・実は昨日の晩、味方の拠点の一つが夜襲を受けました 襲った相
         手は単騎だったという事なのですが・・・
      (張遼、驚いて目を大きく開ける)
      張遼:単騎で!? 本当に!?
      (陳宮は頷いて話を続ける)
      陳宮:はい 今回襲って来たのは恆側の新兵器と思われます
      張遼:ちょっと待って 私、恆の所に居た時には新兵器の話なんて聞いた事
         ないわ

      (張遼の言葉を聞いて一人納得する陳宮)
      陳宮:やはりそうでしたか
      張遼:「やはり」って?
      陳宮:・・・董卓側でも知っている者はごく僅かだったと思われます あの屋
   敷の図面から地下に空間がある事が判明したので、恐らくそこで極秘に
   研究してたのでしょう

      張遼:でも新兵器があっても、あなたの所だってかなりの猛者が何人もいるで
         しょう? 単騎で夜襲なんて普通無理よ そんなの
      (張遼、腕を組んで考えるポーズ)
      張遼:そりゃまあ、呂布さん位の武力があれば話は別だけど・・・
      (張遼、そこまで喋って組んだ腕を解き息を呑む)
      張遼:まさか・・・
      (張遼の言葉にゆっくりと頷く陳宮)
      陳宮:はい 新兵器はそれ程の力を持っている、と言う訳です
      (張遼の顔に冷や汗が伝う)

      (言葉を続ける陳宮)
      陳宮:単騎で拠点攻撃を遂行できるなんて尋常な力じゃありません 恐らくは
         玉璽の力、若しくは力の断片を使っているのではないか・・・と僕は見
         ています
      張遼:そんな・・・もしかして恆が先に玉璽を見つけちゃった?
      陳宮:方天画戟は呂布さんの手元にあるので可能性は低いですが・・・完全に
         は否定できません

      張遼:なるほど、大体の事情は解ったわ・・・だから陳宮くんはそんなに焦っ
         ていのね?
      (陳宮、首を横に振る)
      陳宮:いえ、確かにそれも気になるんですが、僕が気にしているのはその事で
         ありません
      張遼:えっ? じゃあ何なの?

      陳宮:それは・・・
      (陳宮は少し躊躇った後に答える)
      陳宮:僕の所属する勢力が恆に大規模攻撃をする事が決定しました 早けれ
         ば今日、遅くとも明日までに攻め入ります
      張遼:何か急な話ね
      陳宮:はい 夜襲の事が決定打になり、今日の軍議で決まったんです 新兵器
         が投入された以上、反撃の機会は今しかない・・・という結論でした
      (張遼、先ほどの陳宮の言葉に思い当たる)
      張遼:あ さっき言ってた「会合」ってその軍議ね?
      (頷く陳宮)
      陳宮:はい 僕の主君が直接指揮を執るので本気で決着をつける気です
      張遼:そうなると・・・恆もいよいよ最期って事かしら
      遼はそんな陳宮の様子をみて戸惑った顔をしている)

      張遼:陳宮くん 学校休んだりして・・・今日はどうしたの?
      陳宮:実はですね、今日はある会合に出席する為にやむを得ず休みました
      張遼:会合?
      陳宮:途中で抜けたかったのですが、なかなかうまく行かなくて・・・
      張遼:ねぇ、何だかやけに急いでいるみたいだけど、何かあったの?
      (陳宮はいつになく硬い表情)
      陳宮:いえ、違います これから起こるんです
      (張遼は陳宮の様子に戸惑う)
      張遼:これから? 起こる?
      (張遼、首を傾げる)
      張遼:あの、状況がよく解らないんだけど
      陳宮:今から話します 取り敢えず聞いて下さい

      (陳宮は張り詰めた表情で口を開く)
      陳宮:・・・実は昨日の晩、味方の拠点の一つが夜襲を受けました 襲った相
         手は単騎だったという事なのですが・・・
      (張遼、驚いて目を大きく開ける)
      張遼:単騎で!? 本当に!?
      (陳宮は頷いて話を続ける)
      陳宮:はい 今回襲って来たのは恆側の新兵器と思われます
      張遼:ちょっと待って 私、恆の所に居た時には新兵器の話なんて聞いた事
         ないわ

      (張遼の言葉を聞いて一人納得する陳宮)
      陳宮:やはりそうでしたか
      張遼:「やはり」って?
      陳宮:・・・董卓側でも知っている者はごく僅かだったと思われます あの屋
         敷の図面から地下に空間がある事が判明したので、恐らくそこで極秘に
         研究してたのでしょう

      張遼:でも新兵器があっても、あなたの所だってかなりの猛者が何人もいるで
         しょう? 単騎で夜襲なんて普通無理よ そんなの
      (張遼、腕を組んで考えるポーズ)
      張遼:そりゃまあ、呂布さん位の武力があれば話は別だけど・・・
      (張遼、そこまで喋って組んだ腕を解き息を呑む)
      張遼:まさか・・・
      (張遼の言葉にゆっくりと頷く陳宮)
      陳宮:はい 新兵器はそれ程の力を持っている、と言う訳です
      (張遼の顔に冷や汗が伝う)

      (言葉を続ける陳宮)
      陳宮:単騎で拠点攻撃を遂行できるなんて尋常な力じゃありません 恐らくは
         玉璽の力、若しくは力の断片を使っているのではないか・・・と僕は見
         ています
      張遼:そんな・・・もしかして恆が先に玉璽を見つけちゃった?
      陳宮:方天画戟は呂布さんの手元にあるので可能性は低いですが・・・完全に
         は否定できません

      張遼:なるほど、大体の事情は解ったわ・・・だから陳宮くんはそんなに焦っ
         ていのね?
      (陳宮、首を横に振る)
      陳宮:いえ、確かにそれも気になるんですが、僕が気にしているのはその事で
         ありません
      張遼:えっ? じゃあ何なの?

      陳宮:それは・・・
      (陳宮は少し躊躇った後に答える)
      陳宮:僕の所属する勢力が恆に大規模攻撃をする事が決定しました 早けれ
         ば今日、遅くとも明日までに攻め入ります
      張遼:何か急な話ね
      陳宮:はい 夜襲の事が決定打になり、今日の軍議で決まったんです 新兵器
         が投入された以上、反撃の機会は今しかない・・・という結論でした
      (張遼、先ほどの陳宮の言葉に思い当たる)
      張遼:あ さっき言ってた「会合」ってその軍議ね?
      (頷く陳宮)
      陳宮:はい 僕の主君が直接指揮を執るので本気で決着をつける気です
      張遼:そうなると・・・恆もいよいよ最期って事かしら

      (陳宮、非常に浮かない顔で答える)
      陳宮:残念ですが、そう簡単には行かないと思います
      張遼:もしかして、勝算がないの? 向こうに強力な新兵器があるから?
      陳宮:それもありますが・・・兵力差を考えると最終的にはこちら側が勝つで
         しょう
      張遼:だったら問題はないような気がするけど・・・

      (陳宮、悲しそうな顔で喋る)
      陳宮:僕らの側と恆が正面からぶつかれば少なからず双方に被害が出るでし
         ょう・・・僕が単独で動いて来たのはそれを避けたかったからなんです
      張遼:陳宮くん・・・あなたはこれからどうするつもりなの?
      (陳宮は力強く言う)
      陳宮:本隊がやって来る前に僕が決着をつけます
      (陳宮、急に非常に申し訳なさそうな表情に変わる)
      陳宮:・・・張遼さんや呂布さんに火の粉が飛ばないとは限りません 騒動が
         収まるまで念の為どこかへ身を隠して下さい
      (陳宮、張遼に向かって深々と頭を下げる)
      陳宮:お願いします

      (張遼、怒気を含んだ声で話す)
      張遼:ちょっと待ってよ・・・「火の粉が飛ぶから隠れろ」だなんて、あなた
         一体何言ってるの?
      (陳宮、頭を下げたまま呟く)
      陳宮:大変ご迷惑な事だとは十分に承知しているつもりです 僕にもっと力が
         あれば、張遼さんにそんな事をして貰わなくても済んだのですが・・・
         すいません
      (張遼、半分涙声)
      張遼:陳宮くん・・・そんなの酷いよ! 勝手に決めるなんて!
      陳宮:すいません 他に方法が思いつかなくて・・・でも董卓の騒動はこれで
         終止符を打っておきたいんです

      (張遼、大声で陳宮を制す)
      張遼:違う! そうじゃないの!

      陳宮:えっ?
      (陳宮、驚いて顔を上げる)
      (陳宮の視界にそこには涙目になった張遼の顔が映る)
      張遼:私が言いたいのはそうじゃないの! 陳宮くんはなんで『一緒に来い』
         って言ってくれないの!?
      陳宮:張遼さん・・・
      (張遼は涙目で陳宮を睨みつける)
      張遼:私、そんなに頼りない? そりゃあ、呂布さんほど武力がある訳じゃ
         ないし、あなたほど知力も高くないけど それでも、私だって少しは
         役に立てるつもりよ?
      (張遼、一気に喋った後、肩で荒く息をする)
      張遼:前にも言ったでしょ 私、あなたの言う事は何でもするって もう忘
         れちゃったの? 
      (張遼は請うような目つきになる)
      張遼:だから私も・・・一緒に行く ううん、行かせて お願い
      (張遼は祈るように両手を組む)
      陳宮:・・・張遼さん

      (陳宮、もう一度張遼に向かって頭を下げる)
      陳宮:・・・ありがとうございます
      (陳宮、顔を上げる)
      陳宮:では改めてお願いします どうか、僕に協力をして下さい
      (張遼は指で自分の涙を拭いながら力強く頷く))
      張遼:うん もちろん
      (穏やかな表情で見つめ合う陳宮と張遼)

      (やがて陳宮が口を開く)
      陳宮:では、大事な事を話しておきますね 
      張遼:うん・・・
      陳宮:恆の正体が判明しました アレは人間ではありませんでした
      張遼:ええっ!? 正体って何!? ど、どういう事!?
      陳宮:それは・・・


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      シーン4 放課後(廊下→昇降口)
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      (引き戸のアップ。引き戸の上には「職員室」の札がかかっている)
      (ガラリと戸がスライドし、呂布の姿が現れる)

      (呂布、職員室の中に向かって一礼をする)
      呂布:しつれいしまーす
      (そう言って引き戸を閉じる)
      (呂布は背中の鞄を一回背負いなおして歩き出す)
      呂布:(さてと、かえろうかな・・・)

      (昇降口に向かって歩いていく呂布)
      呂布:(それにしても、きょうは陳宮クンやすみでつまらなかったな・・・)

      (呂布、頬に人差し指をあてて首を傾げる)
      呂布:(あれ? ほかのおともだちはきてたから、つまらなかったわけじゃな
         いよね?)
      (呂布は自分の右手を胸にあてがう)
      呂布:(みんなはいるのに陳宮くんだけいない・・・)
      (呂布は首を下に向け自分の胸を見る)
      呂布:(むねのあたりが、なんかへん・・・)

      (呂布はポツリと呟く)
      呂布:陳宮クンに あいたいな・・・

      (元気の無い足取りで昇降口にやって来る呂布)
      (呂布は下駄箱の前で靴を履き替える)

      (呂布、昇降口の玄関を抜け外に出る)
      (呂布はそのまま校門に向かおうとするとするが、途中で呼び止められる)
      声:呂布さんっ! 待って、呂布さんっ!
      呂布:え?
      (立ち止まって声のした方を振り返る)
      (そこには張遼がよろけるように呂布に向かって駆け寄ってくる姿が見える)

      呂布:張遼さんっ?
      張遼:呂布さん! た、大変な事に! 
      (張遼、呂布のところまで辿り着くと、呂布にすがりつく)
      張遼:たいへ、大変なことに、な、なって! それで!
      (泣きそうな顔をして、酷く動揺している張遼)
      (呂布、張遼の様子を見て異変を感じ取る)

      (呂布は一旦、張遼を引き剥がす)
      (呂布、張遼の左右の肩を両手で抑えながら声をかける)
      呂布:おちついて、張遼さん
      (張遼をなだめる呂布)
      呂布:いちどこきゅうをととのえて、それからはなして
      張遼:え、ええ わ、解ったわ

      (張遼、一度大きく息を吸い、吐く)

      呂布:それで、どうしたの?
      張遼:陳宮くんが、さらわれたの! それで急いで報せようと思って!
      (呂布の顔に不安の色が浮ぶ)
      呂布:さらわれたって・・・ど、どういうこと?
      張遼:陳宮くんと恆をどうやって戦うか話をしていたら、突然恆の新兵器
         が現れて、そいつに陳宮くんは捕まって・・・
      呂布:張遼さん それ、くわしくおしえて
      張遼:う、うん 実はさっき・・・


      ------------------------------------------
      シーン5 張遼の回想
      ------------------------------------------
      (先ほどの体育館の裏)
      陳宮:では、大事な事を話しておきますね 
      張遼:うん・・・
      陳宮:恆の正体が判明しました アレは人間ではありませんでした
      張遼:ええっ!? 正体って何!? ど、どういう事!?
      陳宮:それは・・・

      (陳宮の背後に突如黒い影が出現する)
      (張遼、影に気付く)
      張遼:陳宮くん! 後ろ! 何かいる!
      陳宮:え?
      (振り返る陳宮)
      (そこには全身が黒く彩られた不気味な姿がある)
        ※↑デザイン未定
      (黒い姿は息づくように身体をゆっくりと上下に揺らしている)

      陳宮:張遼さん、これが先ほどの話に出た新兵器・・・「貂蝉」です
      張遼:ええっ!? これがそうなの!?
      (陳宮、貂蝉を睨みながら張遼に話し掛ける)
      貂蝉:ギギギ・・・
      (貂蝉は低く唸りながら口元から涎を垂らす)

      (ジリジリと二人に近づく貂蝉)

      (陳宮は後ずさりしながら張遼に呼びかける)
      陳宮:張遼さん、下手に攻撃を仕掛けても通用しません! ここは僕に任せて
         退いて下さい!
      張遼:そんな! あなたどうする気!?
      陳宮:僕の事はいいです! それより呂布さんにもこの事を報せてください!
      張遼:私だけ逃げるなんて出来ない!

      (陳宮は貂蝉に向かって語りかける)
      陳宮:今度の目的は何ですか?
      貂蝉:・・・
      (貂蝉の目がギロリと張遼を見る)
      張遼:あ・・・
      (そこへ陳宮が貂蝉の視界を塞ぐように立ちはだかる)
      陳宮:何か用事があるなら僕が承りますよ?

      (陳宮、一際大きな声で張遼を怒鳴りつける)
      陳宮:早く行きなさい! まだ間に合います!
      (その声にビクリと震える張遼)
      張遼:陳宮くん・・・
      (張遼、一度きつく目を閉じる)
      張遼:解った・・・ごめんなさい、陳宮くん
      (張遼、その場から走り出す)
      陳宮:では、頼みます

      (一目散に走る張遼。その背後から地面を蹴る音がする)
      張遼:えっ?
      (張遼、走りながら振り返る)
      (貂蝉が陳宮を小脇に抱えて跳躍する姿が見える)
      (思わず叫ぶ張遼)
      張遼:陳宮くん!!

      (あっという間に貂蝉の姿は遠くなり、見えなくなる)

      (張遼、泣きそうな顔になるが、歯を食いしばってその場から再び走り出す)
      張遼:(陳宮くん、必ず、助けに行くから!)


      ------------------------------------------
      シーン6 昇降口(回想後)
      ------------------------------------------
      (張遼、話し終えてガックリとその場に膝を落とす)
      張遼:私、何も出来なかった・・・
      呂布:そんなことないよ! それに張遼さんがぶじで、よかった
      張遼:でも、陳宮くんが
      呂布:だいじょうぶ 陳宮クンならきっとかんがえがあるよ ね?
      (呂布はにっこりと張遼に微笑みかける)

      張遼:そんな呑気な事・・・
      (張遼はそう言いかけるが、呂布の手が微妙に震えている事に気付く)
      張遼(あら?)

      呂布:そうだ! とりあえず、赤兎ちゃんを呼ぼう うん、そうしよう!
      (呂布はポケットに手を突っ込み呼び笛を取り出そうとする)
      (手をポケットから出した所で呂布は笛を落としてしまう)
      呂布:あ、あれー? やーねぇ もぉ あはは
      (呂布、地面に落ちた笛を拾おうとするが手が震えて笛が取れない)
      張遼:呂布さん・・・
      呂布:あ、あれ うまく、とれないよ? ど、どうしたのかな
      (よく見ると呂布の笑顔は強張っている)

      張遼:(呂布さんだって心配しているのに私ったら・・・)
      (張遼、横から呂布の笛を拾い上げ、手渡す)
      呂布:あ、どうもありがとう
      張遼:呂布さん・・・ごめん、私だけ取り乱しちゃって
      (張遼は立ち上がって言う)
      張遼:うん こういう時こそ冷静にならなくちゃいけないわね
      呂布:そ、そうそう そうでなくっちゃ張遼さんらしくないよ
      張遼:取り敢えず、赤兎馬も呼びましょ? 頭数は多い方がいいわ
      呂布:うん
      (呂布は大きく息を吸い込み、笛を咥えて吹き込む)
      呂布:・・・!!
      (呼び笛からは聞こえない音が鳴り響く)

      呂布:これでよし すぐに赤兎ちゃんがくるわ それで陳宮クンとどんなおは
         なしをしたの?
      張遼:うん、今からちゃんと話すわ あのね、まず陳宮くんは今日学校を休ん
         だけど、それは陳宮の勢力の会議に出席したからで・・・

      (張遼が呂布に説明をしている所に赤兎がやって来る)

      赤兎:ほーちゃん、呼んだ・・・あ!
      (赤兎、慌てて脇に生えている木の陰に隠れる)
      赤兎:(まずいわ! ほーちゃんの他にも人がいる!)
      (しかし木の陰から赤兎の尾がはみ出している)
      呂布:あれ? いま赤兎ちゃんがよんだような
      張遼:え? そうなの?
      (二人で周囲を見回す)

      張遼:まだ来てないみたいだけど
      呂布:うーん そうなのかな?
      (呂布、見回す内に尻尾を見つける)
      呂布:あ! あれは・・・

      (木の陰に回り込む呂布)
      呂布:赤兎ちゃん、こんなところにいないでこっちきて!
      赤兎:ちょっと、ほーちゃん! 人がいるでしょ!
      呂布:だいじょうぶ あのこは張遼さんっていうの 赤兎ちゃんのことはもう
         はなしってるから
      赤兎:え? あの子が前に言ってた張遼さん?
      呂布:くわしいはなしはあとで! いまは張遼さんのせつめいをきいて!
      (呂布、赤兎を木の陰から引きずり出す)
      赤兎:ちょっと待って! ほーちゃん! ほーちゃんってば!
      呂布:いまはひじょうじたいなの!

      (呂布と赤兎のやり取りを見て、張遼が話し掛ける)
      張遼:あなたが赤兎馬ね
      赤兎:あなた、あたしの事、知ってるのね?
      張遼:ええ でも直接会うのは初めてかしら 私、張遼文遠 よろしく
      呂布:そういうわけで、だいじょうぶだから
      (困惑する赤兎)
      赤兎:どういう訳かよく解らないけど・・・ああもう! こうなったら仕方が
   無いわね それで?
      呂布:じゃ、張遼さん 続きをお願い
      張遼:ええ まず赤兎馬にこれまでのいきさつを簡単に話すわね
      呂布:そんなことないよ! それに張遼さんがぶじで、よかった
      張遼:でも、陳宮くんが
      呂布:だいじょうぶ 陳宮クンならきっとかんがえがあるよ ね?
      (呂布はにっこりと張遼に微笑みかける)

      張遼:そんな呑気な事・・・
      (張遼はそう言いかけるが、呂布の手が微妙に震えている事に気付く)
      張遼(あら?)

      呂布:そうだ! とりあえず、赤兎ちゃんを呼ぼう うん、そうしよう!
      (呂布はポケットに手を突っ込み呼び笛を取り出そうとする)
      (手をポケットから出した所で呂布は笛を落としてしまう)
      呂布:あ、あれー? やーねぇ もぉ あはは
      (呂布、地面に落ちた笛を拾おうとするが手が震えて笛が取れない)
      張遼:呂布さん・・・
      呂布:あ、あれ うまく、とれないよ? ど、どうしたのかな
      (よく見ると呂布の笑顔は強張っている)

      張遼:(呂布さんだって心配しているのに私ったら・・・)
      (張遼、横から呂布の笛を拾い上げ、手渡す)
      呂布:あ、どうもありがとう
      張遼:呂布さん・・・ごめん、私だけ取り乱しちゃって
      (張遼は立ち上がって言う)
      張遼:うん こういう時こそ冷静にならなくちゃいけないわね
      呂布:そ、そうそう そうでなくっちゃ張遼さんらしくないよ
      張遼:取り敢えず、赤兎馬も呼びましょ? 頭数は多い方がいいわ
      呂布:うん
      (呂布は大きく息を吸い込み、笛を咥えて吹き込む)
      呂布:・・・!!
      (呼び笛からは聞こえない音が鳴り響く)

      呂布:これでよし すぐに赤兎ちゃんがくるわ それで陳宮クンとどんなおは
         なしをしたの?
      張遼:うん、今からちゃんと話すわ あのね、まず陳宮くんは今日学校を休ん
         だけど、それは陳宮の勢力の会議に出席したからで・・・

      (張遼が呂布に説明をしている所に赤兎がやって来る)

      赤兎:ほーちゃん、呼んだ・・・あ!
      (赤兎、慌てて脇に生えている木の陰に隠れる)
      赤兎:(まずいわ! ほーちゃんの他にも人がいる!)
      (しかし木の陰から赤兎の尾がはみ出している)
      呂布:あれ? いま赤兎ちゃんがよんだような
      張遼:え? そうなの?
      (二人で周囲を見回す)

      張遼:まだ来てないみたいだけど
      呂布:うーん そうなのかな?
      (呂布、見回す内に尻尾を見つける)
      呂布:あ! あれは・・・

      (木の陰に回り込む呂布)
      呂布:赤兎ちゃん、こんなところにいないでこっちきて!
      赤兎:ちょっと、ほーちゃん! 人がいるでしょ!
      呂布:だいじょうぶ あのこは張遼さんっていうの 赤兎ちゃんのことはもう
         はなしってるから
      赤兎:え? あの子が前に言ってた張遼さん?
      呂布:くわしいはなしはあとで! いまは張遼さんのせつめいをきいて!
      (呂布、赤兎を木の陰から引きずり出す)
      赤兎:ちょっと待って! ほーちゃん! ほーちゃんってば!
      呂布:いまはひじょうじたいなの!

      (呂布と赤兎のやり取りを見て、張遼が話し掛ける)
      張遼:あなたが赤兎馬ね
      赤兎:あなた、あたしの事、知ってるのね?
      張遼:ええ でも直接会うのは初めてかしら 私、張遼文遠 よろしく
      呂布:そういうわけで、だいじょうぶだから
      (困惑する赤兎)
      赤兎:どういう訳かよく解らないけど・・・ああもう! こうなったら仕方が
         無いわね それで?
      呂布:じゃ、張遼さん 続きをお願い
      張遼:ええ まず赤兎馬にこれまでのいきさつを簡単に話すわね


      ------------------------------------------
      シーン7 恆の根城(謁見の間)
      ------------------------------------------
      (薄暗い部屋の中で恆が仰々しい椅子に座っている)
      (椅子の上で頬杖を付いている恆)
      (恆の脇に控えている李儒)

      (扉が開き李儒が入ってくる)
      李儒:殿! 貂蝉が戻ってまいりました
      恆:おお して首尾はどうだ?
      李儒:もちろん成功でございます
      恆:よし すぐにここに連れて来い
      (恆に向かって頭を下げる李儒)
      李儒:御意

      (李儒は扉の方に体を向けると手を叩く)
      李儒:これ、その者を召し出せ

      (すると扉の向こう側から貂蝉が現れる)
      (続いて貂蝉に引っ張られるように陳宮が入って来る)
      (陳宮は後ろ手に縛られており、余り自由に身動きが取れない)

      恆:ふむ こやつがそうか
      李儒:よく来たな
      陳宮:・・・
      (陳宮、無言で恆と李儒を睨む)
      ------------------------------------------
      アイキャッチ
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番外編

 武将名:   投稿日:2003/11/25(火)23時18分54秒  ■  ★  

      2003 @呂布年間ブックランキング(りょぬのブックセンター調べ)

      1位 呂布の壁 呂布奉先:著
      2位 漢字の読めない君主、空気の読めない軍師 呂布奉先:著
      3位 君主が「馬鹿」とならねば、部下は動かず 呂布奉先:著
      4位 りょぬのに学ぶ裏切り術 呂布奉先:著
      5位 チーズは誰が食べた? 呂布奉先:著


>AKIHIRO  武将名:   投稿日:2001/03/26(月)12時11分17秒  ■  ★  ◆ 

      > 呂布に関することわざを教えてください。

      呂布にも赤兎馬
      呂布に貂蝉
      二度ある裏切り三度ある
      三辺まわって呂布
      呂布ッてハニー

      などが代表的なものとして知られています


>AKIHIRO  武将名:   投稿日:2001/03/26(月)12時15分43秒  ■  ★ 

      >呂布に関することわざを教えてください。

      呂布に陳宮
      −価値のわからない者に高価なものを与えても無駄であることのたとえ。

      呂布の手も借りたい
      −板の運営にとても忙しい時のたとえ。

      呂布を倒せば七代誉れ
      −武力109の呂布を倒せば子孫七代まで続く名誉である事のたとえ。

      呂布に馬券、陳宮にも馬券
      −大好物のたとえ。また相手の機嫌をとるのに一番効果のあるもののたとえ。 

      呂布の子を貰うよう 
      −縁組などが手軽・無造作に行われるさま。



>   投稿者:宇多田レイパー  投稿日:2002/06/13(木)05時58分26秒 

      > > モンゴル帝国は熱いと思うが、漏れは三国志の方が好きだヽ(´ー`)ノ
      > > 毛沢東も三国志の故事をよく引用して人民を励ましていたというし、
      > > 我々が熱狂するくらいだから向こうの人はもっと共鳴するんじゃないのかね。
      > > 神様が生まれてしまったりヽ(´ー`)ノ
      > 昔は好きだったが最近は三国志は嘘八百並べているように見えて全然面白くなくなったな。
      > ただ、渡邉義浩の名士が三国志という時代を作り上げたという話は面白かった。

       渡邉義浩でググルしたら、面白そうな本や論文を書いてそうだ。
      http://www5d.biglobe.ne.jp/~ryuzen/ronbun.html
      この辺は難しいんだろうけど、演義だけじゃなく史実や研究の文献も読んでみたいと
      思うようになったのは蒼天航路がいつも休載しているからに違いない


>   投稿者:宇多田レイパー  投稿日:2002/06/13(木)06時20分05秒 

      > >  呂布は本当に馬鹿だったんですか?
      > 渡邉義浩によれば呂布の敗退は政策の失敗というよりも名士の
      > 取り込みに失敗したからだということになってる。
      > 当時、名士と呼ばれた階層は社会的にも政治的にも大きな影響力・ネットワークを
      > もっていて、曹操は中原の名士(例えばジュンイク)をいち早く取り込むことによって
      > 権力の中枢に入りこみ、劉備は名士(例えば徐州の陳登)を取り込むことが出来なかったので、
      > 諸侯の間を転々とし、諸葛亮という荊州名士を取り込むことによって初めて定着できた
      > ということらしい。

       名士の話面白いな、そう考えると三顧の礼のエピソードが納得できる気がする。
      光栄や演義の知識だけだと軍師がいないと戦場で火がかけられないから困ると思ってしまうな・・・


>   投稿者:宇多田レイパー  投稿日:2002/06/13(木)07時47分32秒 

      > > 久しぶりに@呂布を見たらちょっと質が落ちてるような気がした
      > 先ほどの話の結論からすると人間関係に悩まされているようだからな

       自分は馬鹿だと思っていたらそうでもなさそうだと沈黙萌えに言われて調子に乗って
      「よーし、俺が新しい三国志演義を書いてみるか(⌒∇⌒ゞ)
       なにせ本人が書くんだからこれ以上の史実はないよな」

       と、いざ書こうとしたら、自分の名前はちゃんとアザナまで漢字で書けるんだけど
      劉備も曹操も漢字がわからなくて、陳宮に「まるで子どもの作文ですなヽ(´ー`)ノ」
      と煽られたらしいですぜ。

      @呂布ひさしぶりに見た・・・


>字多田Jイパー  投稿者:宇多田レイパー  投稿日:2002/06/13(木)07時56分24秒 

      > > 劉備も曹操も漢字がわからなくて、陳宮に「まるで子どもの作文ですなヽ(´ー`)ノ」
      > > と煽られたらしいですぜ。
      > 中国に漢字以外の文字ってあるのか?象形文字でも書いたのか?笑い

       たぶん翻訳するとこんな感じだな。

      「僧早と上州でたたかった。なかなか九せんした。
       おれは火けいがにが手なのだ。竜びはわるいやつだとおもう」


曹操 〜魏の曹一族  投稿者:某S  投稿日:2002/06/27(木)11時03分48秒 

       寒い。温度計を柱にかけていなくとも(子どもの頃は家に必ずかかっていた、
      気温差の激しい地だったからか)猫が二匹寄り添って眠っているのを見ると、
      かなり寒いことがわかる。お互いの体温で温めあっているのだ。

       最近、趣味で、歴史小説や文献を読むことが多い。昨日は陳舜臣の「曹操 
      〜魏の曹一族(上・下、中公文庫)」をようやく上巻まで読み終えた。上巻は
      曹操及び曹家が如何にして成り上がっていったか、なぜ人が曹操に期待を寄せ
      ていったかが、たんたんと綴られていくという感じ。地名や官職などの用語も
      作中で丁寧に解説されているので読みやすく、物語もだいたい史実や後世の解
      釈に沿っているようだ。

       ほんとうは政治的な人間関係や、文学者や施政者としての曹操のありかたを、
      歴史という舞台を通して読んでみたいのだが、それはまた別の文献になるのだ
      ろう。



>(´-`)  投稿者:   投稿日:2001/07/14(土)12時35分08秒 

      > ごはんたべにいくよヽ(´ー`)ノ~~~

      あぷろだ生きてるの見あたらないから貼るよ(;´Д`)

      あやしいわーるど@if 偽番外

      @呂布 陥落

      それは突然に訪れた。
      70億の住民を有し、ぁ界に厳然たる影響力を持つ、そして最強の武力を誇る呂布を
      総帥とする@呂布・・・それが大火災によって、あっけなく落城したのである。
      「地震雷火事親父にはかなわんな 義理の親父は殺したけどな (⌒∇⌒ゞ)」
      「何者かの火計かも知れませぬな。我が君は馬鹿ですから、引っかかるのは当然
       ですがヽ(´ー`)ノ」

      @呂布軍は、さしあたって@みらいに身を寄せることになった。@みらいはぁ界を
      代表する大国の一つでありながら、旗揚時より@呂布を盟主と認め、常に朝貢を欠
      かすことのない国である。
      受け入れは全く問題なく完了した。領内での移動と何ら変わらぬ手際であった。

      亡命政府を確立した@呂布は、さっそく新たな本拠地となるべき場所を探した。
      呂布は妖精が催す連日の宴に酔った。
      陳宮は競馬に興じた。
      陳登は鮮卑たん♪の妨害を受けるもあっさり駆逐し、徐州に築城した。
      妖精は荊州に築城し、呂布に献上した。
      そして張遼はエン州に築城、これが新たな@呂布本陣となった。
      兵は神速を尊ぶと言うが、まさしくこの築城劇は神速と呼ぶほかない。

      裏切りの人生を送る呂布。その呂布に、かくも忠誠を誓う臣が多いとは、なんたる
      皮肉なりや。



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あやしいわーるど@呂布司隷 & 暫定 からの転載をまとめたものです。


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