機動武将まじかる☆呂布リン!(その10)


      陳宮:裏山以外でも恆は手出しをして来ました 何回かは防ぐ事が出来たの
          ですが・・・それでも僕が至らないばかりに呂布さんに直接被害が及ん
          でしまう事がありました
      呂布:ちょくせつ・・・?
      陳宮:史跡公園の時や関羽さん、張飛さんの攻撃、そして恆の屋敷の件や前
          回の建設予定跡地での事です

      (呂布は陳宮の言葉を遮る)
      呂布:ちょっとまって それじゃあ、ほかにもなにかあったっていうこと? 
          わたしがしらないだけで恆はなんかいもこうげきをしかけてたの?
      陳宮:・・・はい

      (驚く呂布)
      呂布:張遼さんはそんなこと、いってなかったけど・・・
      陳宮:それは・・・単純に張遼さんも知らなかったからだと思います 張遼さ
          んが呂布さんと関わるようになったのはほんのつい最近の事ですから、
          全部を把握してる訳ではないのでしょう
      呂布(あ・・・そういえば)
      (呂布、張遼の言葉を思い出す)
      張遼:『・・・少なくとも今言った事は間違いなく彼がやった筈よ 他にもま
          だ、私達が知らないだけで何かあると思うし・・・』

      陳宮:・・・恆の手下はわざわざ失敗した事を主君に対し事細かに報告する
          とは思えません 下手に報告をすれば逆に責任を取らされる恐れがあり
          ますから、都合の悪い報告はなるべく揉み消していたのでしょう
      (陳宮は肩をすくめる)
      呂布:(じゃあ、しらないあいだに陳宮クンがわたしをまもってくれてたって
          こと・・・?)
      (呂布の胸がドキリと高鳴る)

      陳宮:先ほどの事についても僕にもっと知力と武力があれば、呂布さんが恆
          の手下と直接勝負しなくて済んだんです
      (陳宮は悔しそうに言う)
      陳宮:僕の知力が足りないばかりに呂布さんの武力に頼ってしまう計略ばかり
          でした 僕のせいで何度も迷惑をかけてしまいました

      (呂布、大きく首を振る)
      呂布:ううん、そんなことない! わたしが恆のてしたにかてたのは、まち
          がいなく陳宮クンのおかげだよ! 陳宮クンのたすけてくれたから、わ
          たし、かてたんだよ!

      (陳宮は真剣な表情で呂布に言う)
      陳宮:しかし、呂布さん 本来あなたは玉璽の騒動とは無関係でした 赤兎馬
          の事があるとは言え、やはり関わり合いになるのは良くありません
      (呂布は落ち着いた表情で話す)
      呂布:・・・わたしね、まえにもせきとちゃんにおなじようなこといわれたの
      陳宮:(やはり、赤兎馬は止めたのですか)
      呂布:そのときもわたし、かかわるのをやめないっていうことをいったの
      陳宮:何故ですか?

      (呂布は後ろで手を組んで歩き出す)
      (陳宮、その場から動かずにロ呂布の姿を見守る)
      (呂布、歩きながら話し出す)
      呂布:赤兎ちゃんのがんばりをむだにしたくはないし
      (呂布が街灯の下を通ると街灯の光がスポットライトの様に呂布の姿を照らす)
      呂布:それにわたし、ぎょくじのことはもうしってるから、このまましらんぷ
          りはできない
      (呂布、立ち止まって身体を回転させ陳宮を振り返る)

      (呂布は可愛らしく小首を傾げて言う)
      呂布:いまも、それはかわらないよ?
      陳宮:・・・
      呂布:わたし、きめたんだ ぎょくじのあらそいにけっちゃくがつくまで、や
          めないって

      (数メートルの距離を置いて向かい合う呂布と陳宮)
      (呂布と陳宮の間には街灯の光が丸く地面を照らしている)
      呂布:・・・
      陳宮:・・・

      (呂布は陳宮を穏やかな目で見つめる)
      (陳宮も呂布を落ち着いた目つきで見返す)

      陳宮:呂布さん、どうやら本気のようですね
      呂布:うん そうだよ
      陳宮:・・・一つ、訊いてもいいですか?
      呂布:なぁに?

      (陳宮は一呼吸置いた後、尋ねる)
      陳宮:呂布さん あなたがもし、玉璽を手に入れたらどうするつもりですか?
      呂布:うーん・・・それは
      (呂布は眉根を寄せて考える)
      陳宮:(答えによっては、僕は呂布さんと敵になってしまいます・・・!)
      (陳宮は呂布の答えを息を呑んで待つ)

      呂布:・・・たぶん、なにもしないよ
      (呂布、考えた割にはあっさり答える)
      陳宮:え それは何故ですか?
      呂布:わたし、ぎょくじにはきょうみがないから ただ、このそうどうがおわ
          ってくれればそれでいいの
      (安堵して胸を撫で下ろす陳宮)
      陳宮:それなら良かったです・・・

      (逆に呂布はきょとんとして問い掛ける)
      呂布:あれ、わたしにぎょくじをとられちゃうかもしれないのに「よかった」
          なんていっていいの?
      陳宮:あ、そうですね 確かに・・・
      (陳宮、そこである事に気付く)
      陳宮:(しまった! 今度は呂布さんに僕が玉璽を手に入れた時の使い道を訊
          かれるかも知れません!)

      (陳宮は慌てて呂布に声を掛ける)
      陳宮:いつまでもここで立ち話もなんですから、行きませんか?
      呂布:あ、うん そうね
      陳宮:(今はまだ、誰にも僕が玉璽をどう扱うかを聞かれる訳には行きません)

      (再び並んで歩き始める呂布と陳宮)


      ------------------------------------------
      シーン2 帰路(その2・呂布の自宅周辺)
      ------------------------------------------
      (お互いの顔を見ながら歩いている呂布と陳宮)

      (陳宮、歩きながら呂布に諭す様に話す)
      陳宮:とにかく、今後は一人で何かしようとするのは余り得策とは言えません
          呂布さんは引き続き赤兎馬と協力して下さい それと、呂布さんにも味
          方がいた方が良いのですが、あまり大人数だと目立ち過ぎます できれ
          ば少数精鋭にした方が良いでしょう
      呂布:うん・・・でも、だれかみかたになってくれるようなひとがいるかしら
      (陳宮は腕を組んで考える)
      陳宮:問題はそこなんですよね 他の人を巻き込むような事はしたくないんで、
          既に玉璽の話を知っていて、その上で協力してくれそうな人がいればい
          いのですが・・・果たして居るかどうか・・・
      呂布:・・・
      (黙り込む呂布)
      陳宮:呂布さん?
      (呂布、陳宮の顔を見ながら何かを考えている)

      呂布:(・・・いちばんだいじなこと、きかなくちゃ・・・)
      呂布:陳宮クン
      (呂布、一旦息を吸い込んで気持を落ち着かせる)
      呂布:陳宮クンがいままで、わたしにだまっていたのはなんで?
      陳宮:・・・僕は呂布さんに可能な限り平穏無事な生活を送って貰いたいん
          です もし話せば今まで以上に迷惑をかけてしまいます
      呂布:めいわくだなんて、そんなことないよ
      陳宮:しかし呂布さんには危険に遭って欲しくありません
      呂布:・・・
      陳宮:さっきも呂布さんは争奪戦に参加を続ける事を言ってましたが・・・僕
          は正直、素直に賛成できません もし呂布さんの身に何かあったら・・・

      (陳宮の言葉を聞いて呂布は再び立ち止まる)
      呂布:あ・・・!
      陳宮:どうかしました?
      (陳宮も呂布に合わせて再び立ち止まる)

      呂布:(やっとわかった 陳宮クンがいままでないしょにしてたのは、わたし
          のことをしんぱいしてくれてたから・・・いつもわたしのことをかんが
          えてくれてたんだ・・・)
      (陳宮の名前を噛み締めるように呟く呂布)
      呂布:陳宮クン・・・

      (きゅっ)

      呂布:(なんか、むねがくるしい・・・)

      (呂布は潤んだ目で陳宮を見る)
      (呂布、頬を染めながら喋る)
      呂布:わたしのこと、そこまでかんがえてくれてたんだね わたし、ぜんぜん
          きがつかなった・・・
      (呂布、一旦言葉を区切る)
      呂布:陳宮クン・・・ありがとう
      (艶っぽい目で陳宮を見る)

      陳宮:(う・・・)
      (照れた陳宮は少し動揺する)
      陳宮:そ、そんな お礼なんていいですよ

      (呂布は恥ずかしそうに)
      呂布:それから さっきはわたし、とつぜんにげだりして・・・ごめんなさい
          わたし、陳宮クンのことぜんぜんわかってなかった
      (陳宮に向かって頭を下げる)

      (更に慌てふためく陳宮)
      陳宮:だ、黙っていた僕が悪いんです 呂布さんが謝る事はありません 本来
          なら呂布さんに話しておくべき事なのに・・・本当にすみませんでした
      (陳宮も頭を下げる)

      (お辞儀をしたままの二人)
      (両者とも腰を曲げた姿勢のまま同時に顔だけを上げる)
      (呂布と陳宮の視線が合う)

      呂布:(あっ 陳宮クンとめがあっちゃた)
      陳宮:(呂布さんと目が合ってしまいました)

      (そのままの姿勢でぼんやりと見詰め合う呂布と陳宮)
      (二人とも無言)
      呂布:・・・
      陳宮:・・・

      (しばらくして我に返る陳宮)
      陳宮:(あっ・・・いけません こんな所で道草を食ってると呂布さんの帰り
          が遅くなってしまいます)

      (陳宮は曲げた腰を元に戻し、話しかける)
      陳宮:えーと、それじゃあお互い様という事で・・・これでどうです?
      呂布:うん・・・陳宮クンがそれでいいなら、わたしもいいよ

      (呂布も陳宮も緊張の色が抜け、リラックスした表情)
      陳宮:今度こそ、参りましょうか?
      呂布:うんっ
      (笑顔で返事をする呂布)


      ------------------------------------------
      シーン3 帰路(その3・呂布の自宅前)
      ------------------------------------------
      (並んで歩いている呂布と陳宮)
      (先ほどとは違ってギクシャクした様子がない)
      (よく見ると、呂布は陳宮に寄り添うように歩いている)

      (呂布は歩きながら時折陳宮の顔を上目遣いで見ている)
      (陳宮はそんな呂布の様子には気付かずに前方を見ながら普通に歩いている)

      陳宮:呂布さんに嫌な思いをさせてしまいまましたね・・・
      呂布:あの そのことはぜんぜんきにしてないっていうと、うそになっちゃう
          んだけど・・・
      (呂布は俯いてしみじみと話す)
      呂布:・・・でもね、それよりも陳宮クンとおはなしができてよかった ほん
          とうに
      (穏やかで満足そうな笑みを浮かべる呂布)

      呂布:そういえば
      (呂布は何かを思い出したように顔を上げる)
      呂布:ところで陳宮クン、なんでわたしが張遼さんのおうちにいること しっ
          てたの?
      陳宮:あ、それは・・・その
      (陳宮は人差し指で自分の頬を掻きながら恥ずかしそうに話す))
      陳宮:実はあなたの家の方に電話で聞いたんです

      (手をポンと叩いて納得した様子の呂布)
      呂布:あー、そっか! なーんだ いがいとかんたんなことだったのね!
      (呂布は頷きながら喋る)
      呂布:うんうん でもさすが陳宮クンね そういうことにすぐきがつくなんて
      陳宮:いえ、気が付いたわけじゃなくて・・・他に思いつかなかっただけです

      (陳宮は照れ臭そうに話す)
      陳宮:あの時は、その、無我夢中だったというか お手数ですが、後で家の方
          に「ご迷惑をおかけしてすいませんでした」とお伝え下さいませんか?
      (呂布は両手を後ろ手に組む)
      呂布:ううん だいじょうぶ! きっときにしてないから
      (陳宮、微笑む)
      陳宮:そうだとありがたいですね
      (呂布も陳宮を見ながら微笑を返す)
      呂布:(もしかしてむちゅうだったのは、わたしのこときにしてくれてたから
          なの? もしそうだったらうれしい・・・)

      (陳宮、歩きながら周囲を見渡す)
      陳宮:えーと、この辺りじゃないですか? 呂布さんの家って
      呂布:そう・・・かな?
      (呂布はキョロキョロと周囲を見渡す)
      (呂布の視界に見覚えのある家が映る)
      呂布:あ ほんとだ
      (呂布は残念そうに小さな声で呟く)
      呂布:もうついちゃったんだ・・・

      (呂布の声には気が付かない陳宮)
      陳宮:どの家ですか?
      (一見の家を指差す呂布)
      呂布:うん・・・わたしのおうち、そこなの
      陳宮:解りました

      (呂布と陳宮、道路に面したある一軒の家の鉄柵に近づく)
      (鉄柵に手をかける呂布)

      陳宮:呂布さん これ、お返ししますね
      (陳宮は呂布の傘を差し出す)
      (呂布は力なく受け取る)
      呂布:ありがとう・・・

      (陳宮、呂布の様子に気付く)
      陳宮:急に元気がなくなったみたいですがどうかしました?
      (呂布は小さく首を振って答える)
      呂布:あ、ううん なんでもないの
      (呂布は陳宮に聞こえない程小さな声で呟く)
      呂布:でも、ほんとうはあるかも・・・

      (陳宮は呂布の呟きには気付かない)
      陳宮:それじゃ、お休みなさい 呂布さん
      呂布:うん・・・ おやすみなさい・・・

      (呂布は鉄柵を開いて一歩、自宅敷地内に入る)
      (呂布は振り返って陳宮を見る)
      (そこにはにこやかに呂布を見守る陳宮立っている)
      (陳宮、呂布に向かって軽く手を振る)

      (呂布は急に赤面してしまい急いで鉄柵を閉め、自宅玄関の扉を開く)
      (一旦家の中に入るが、すぐに扉の端に手をかけ、玄関から頭だけ覗かせる)
      (扉越しに陳宮を見つめる呂布)

      (陳宮、呂布の振る舞いに戸惑う)
      陳宮:どうしたんですか?
      (照れ笑いをする呂布)
      呂布:えへへ・・・
      (そのまま上目遣いに陳宮を見る)
      呂布:なんか、このままおうちのなかにはいっちゃうのが もったいないよう
          なきがして・・・

      (陳宮、首を傾げる)
      陳宮:何が勿体無いんですか?
      呂布:えっと・・・それは
      (呂布は陳宮の視線から顔を逸らしそっぽを向く)
      呂布:な、ないしょだよ
      (呂布は横目で陳宮に視線を送る)

      陳宮:は、はあ
      陳宮:(よく解りませんが・・・無事に送ったから、まあ良しとしましょう)
      陳宮:では僕はそろそろ行きます
      呂布:うん
      (その場を立ち去ろうとする陳宮)
      (呂布がまだ見ている事に気付く)

      陳宮:あの、呂布さん 中に入って下さって結構ですよ
      (呂布、首を左右に振る)
      呂布:ううん いいの みおくらせて
      陳宮:そうですか?

      (呂布は少しさびそうな顔をする)
      呂布:それじゃ、おやすみなさい 陳宮クン
      (呂布は陳宮に向かって小さく手を振る)
      陳宮:では失礼します
      (陳宮、軽く一礼してその場を辞去)
      (呂布を送って来た道を歩いていく陳宮)
      (陳宮は時々後ろを振り返りながら呂布の自宅前から去って行く)

      (呂布、陳宮の姿が視界から見えなくなるまで見送っている)
      (陳宮の姿が見えなくなると、途端に寂しそうな顔になる)

      呂布:(陳宮クンとはなれるのはつらいよ・・・わたし、いつも陳宮クンの側
          にいたい・・・)

      (呂布は玄関の扉を端をぎゅっと握り閉める)


      ------------------------------------------
      シーン4 張遼の自宅
      ------------------------------------------
      (張遼、玄関で膝を抱えうずくまって座っている)
      (顔を膝に埋めている)
      (張遼の身体が時折震え、嗚咽が漏れ聞こえる)
      張遼:えぐっ・・・ひっく
      (腕の隙間から張遼の横顔が見える)
      (張遼はきつく目を閉じていて、目尻からはポロポロと涙がこぼれる)

      (集合住宅の廊下を歩く足音が徐々に近づいてくる)
      (そのまま足音は張遼の自宅前で停止する)

      (ピンポーン)

      (呼び鈴が鳴る)
      (だが張遼は音には気付かず、反応しない)
      張遼:うっ う・・・

      (少し間が空いて再び呼び鈴が鳴る)
      (ピンポーン)

      張遼:(あれ・・・鳴ってる?)
      (今度は気付く張遼。膝に埋めていた顔を上げる)
      張遼:(もぉ、誰なのよ こんな時に・・・)
      (張遼は渋々立ち上がり、扉に取り付けられた広角レンズを覗き込む)
      (レンズの中に陳宮の姿が映っている)
      張遼:(あっ・・・! 陳宮くん!?)

      (張遼、慌てて服の袖で目を擦り、もう一度レンズを覗く))
      (やはり扉の前に立っている陳宮が見える)
      張遼:(うそ! なんで!?)
      (張遼は慌てて扉越しに返事をする)
      張遼:は、はーい!
      (陳宮も鉄扉越しに控えめに声を出す)
      陳宮:御免下さい あの、陳宮です

      張遼:ちょっと待って!
      (張遼はレンズから顔を離しノブに手をかける)
      (しかし扉を開けようとして思いとどまる)
      (張遼、ノブから手を離し、両手で自分の頬や目の周りを触ってみる)
      張遼:(ヤダ・・・私、今たぶん すっごく酷い顔してるわ)

      (張遼、鉄扉の向こう側に向かって話し掛ける)
      張遼:ごめん・・・私、今酷い格好してるの 直接会うのはちょっと勘弁して
          貰える?
      陳宮:あ、はい 夜分、度々お騒がせしてすいません・・・お邪魔なら今日は
          引き上げますが

      (張遼、少し間が空いてから答える)
      張遼:ううん、大丈夫 それよりどうしたの? 呂布さんと一緒に帰ったんじ
          ゃなかったの?
      陳宮:呂布さんならちゃんと自宅まで送りました
      張遼:え・・・? それじゃあ、まだ何か御用?
      (陳宮、ちょっと照れ臭そうに言う)
      陳宮:その、お礼を言いたくて
      張遼:お礼?
      陳宮:呂布さんと話す機会を作ってくれて・・・ありがとうございます

      張遼:(私が陳宮くんと呂布さんの仲を取り持った様に思われてるの?)
      (張遼の胸に強い痛みが走り、張遼の目にまた涙が滲む)
      (張遼は扉に背中をもたれさせて寄りかかる)

      (張遼、小さく深呼吸して気持を落ち着けようとする)
      張遼:そんな、お礼なんてやめて 私・・・そんな言われるような事してない
      (張遼は右手で自分の胸を抑えてその痛みを堪える)
      張遼:私が勝手にやった事だし、あなたには借りがあるし・・・それだけ
      (張遼、再び小さく深呼吸して指で目元を拭う)
      張遼:だ、だから き、気にしないで・・・ね?

      陳宮:それなら僕も同じです 僕が張遼さんに感謝するのだって僕の勝手です
      張遼:陳宮くんの勝手?
      (張遼、思わず目を瞬かせる)
      張遼:(ふふっ 変な理屈)
      (張遼、思わず苦笑)
      張遼:(やっぱり私、陳宮くんには敵わないのかも)
      (張遼は天井を向いて大きく息を吐いて肩をすくめる)
      張遼:はぁー・・・あーあ・・・
      張遼:(ダメで元々なんだからこの際思い切ってみよう)

      (張遼は目元を拭いながら話し掛ける)
      張遼:・・・ねぇ、陳宮くん 変な事訊いていいかな
      陳宮:何ですか?
      張遼:(さあ私、覚悟を決めなさい)

      (ちょっと間が空く)
      張遼:・・・プレハブ小屋でも訊いたけど、陳宮くんは呂布さんをどう思って
          るの? 「武力が強い」とか評価の意味じゃなくて、陳宮くん自身がど
          う思うのか・・・教えて
      張遼:(答えは解ってるのに・・・何で訊くの? 私ってバカね・・・)
      陳宮:そうですね・・・最初は指令を遂行する為の対象者に過ぎませんでした
      張遼:それで 今は?
      陳宮:今、ですか

      (陳宮、腕を組みちょっと考えてから口を開く)

      陳宮:今は以前とは違いますね
      (張遼は恐る恐る尋ねる)
      張遼:ど う違う・・・の?
      (張遼はきつく目を閉じて覚悟する)

      陳宮:一緒に過ごす内に、段々と・・・その、情が移った・・・と言いましょ
          うか
      張遼:(思った通りになっちゃった・・・ううん、これでいいのよ これで)
      (張遼は口をへの字に曲げ左右の手で拳を作り、強く握り締める)
      (陳宮はそのまま言葉を続ける)
      陳宮:僕には呂布さんと・・・良い友達となれればいいな、と思ってます
      (張遼、驚いて顔を上げる)
      張遼:・・・えっ?

      張遼:ど、どういう事?
      (陳宮は照れたように話す)
      陳宮:変な風に思われるかもしれませんが・・・何というか、利害関係で結び
          つく・・・とかじゃなくて、普通の友達として付き合って行きたいです
      張遼:お友達・・・? じゃあ私の事はどう思ってるの?
      (張遼、言ってから両手で慌てて口を塞ぐ)
      張遼:(ちょっとヤダ! 私何言ってんの!?)

      (陳宮は張遼の様子を知る由も無く、普通に答える)
      陳宮:張遼さんは・・・出会った経緯は余り良くなかったかも知れませんが、
          でも今は違います
      (陳宮、一旦言葉を区切って少し恥ずかしそうな顔をする)
      陳宮:その、前よりもっと仲良くなりたいと思っています
      張遼:え・・・それって・・・?
      陳宮:我ながら妙な物言いですね はは は・・・
      (陳宮、力なく笑う)
      (陳宮はすぐに真面目な表情になる)
      陳宮:僕が言えるような立場じゃないのは重々承知していますが、呂布さんも
          張遼さんも玉璽の騒動に巻き込まれてしまった、言わば被害者です

      陳宮:こんな言い方は何ですが、せめて張遼さん、呂布さんには平穏無事な生
          活を送って貰いたいんです
      張遼:えっ!?
      (張遼、扉に預けていた背中を離し、扉に向き直る)
      (陳宮、寂しそうに言う)
      陳宮:・・・僕にはそう言う生活はどうも簡単では無さそうなので・・・だか
          ら僕は「普通に仲良くなりたい」なんて事、考えてしまったりするんです
      張遼:(陳宮くん・・・そんな風に思ってたんだ・・・)

      (陳宮、苦笑い)
      陳宮:どうも自分勝手で妙な理屈になってしまいますね ご迷惑かも知れませ
          んが・・・
      (張遼は陳宮の言葉を遮る)
      張遼:そ、そんな事ないわ!
      (張遼は扉にすがり付くようにして、そのまま一気に言葉を喋る)
      張遼:私だって、も、もっとあなたと仲良くなりたい! 私、もう誰の家来で
          もないし、そんなの関係なく、もっと仲良くしていきたいの!
      (張遼、喋った後、肩で荒く息をする)

      (陳宮は驚いたように問い掛ける)
      陳宮:僕でも 良いんでしょうか?
      張遼:私 陳宮くんとなら、ううん 陳宮くんじゃないと嫌なの・・・だから
          これからも一緒にいようよ そんな悲しくなるような事、言わないで
      陳宮:・・・ありがとう、ございます
      (陳宮、扉に向かって深く頭を下げる)

      (少し立ってから陳宮は頭を上げる)き上げます お手間をおかけしました
      張遼:ううん・・・いいの こちらこそ、中にも上げないで、ごめんね
      陳宮:いえ、急に押しかけて来たのは僕ですから ・・・ではお休みなさい
      張遼:うん ・・・気を付けて帰ってね?
      陳宮:はい
      (陳宮、扉の前から歩き出す。陳宮の足音が聞こえる)
      (徐々に陳宮の足音が遠くなり、やがて聞こえなくなる)

      張遼:(陳宮くん、あんな風に考えていたなんて)
      (張遼は扉に額をくっつけ、目を閉じる)
      張遼:(陳宮くんが呂布さんをどう思っていたとしても・・・ううん そんな
          事関係ない!)
      (張遼、首を大きく横に振る)
      張遼:(私は・・・やっぱり私は陳宮くんの側にいたい)

      ------------------------------------------
      第12話終了
      ------------------------------------------



おまけ

>   投稿者:   投稿日:2002/12/22(日)23時19分01秒  ■  ◆  ∇  

      > (*'Д')ノマダァ?

      [次回予告]

      あのねっ、私の名前は呂布っ☆
      司隷の武将小学校に通う4年生よ!てへっ!

      たいへん! 陳宮クンがさらわれちゃった!赤兎ちゃん、張遼さん! こうな
      ったらわたしたちで陳宮クンをたすけにいこう!でも董卓のやしきへとつにゅ
      うしたわたしたちをまっていたのは・・・
      次回、機動武将まじかる☆呂布リン! 第13話『しばらくのさよなら(仮)』

      貴方の心に裏切りパワーが炸裂よっ(*'-')


  投稿者:   投稿日:2002/12/22(日)23時34分25秒  ■  

      お騒がせしております。呂布リン貼り付けてた空白です。

      今回も遅れております。すいません。
      現在は話が膨らみ13話からはみ出す事態になってしまったので何とかまとめ
      ようとしております。
      ↑濮陽での空白さんの書き込みが見事的中

      待って頂いてる方、申し訳ありません。(;´Д`)



油陳宮

>   投稿者:油陳宮  投稿日:2001/12/22(土)11時58分17秒 

      > > これは珍しい名前を見たものだ・・・
      > > 2年ぶりぐらいかな
      > いいかげんやってたワレサイトの名前教えてくれんかね

      今日の日記。
      八時三十五分登城。
      クラスに入ると女官がザワザワする。一部笑い声も聞こえる。
      どうやら僕の体型を笑っているようだ。
      内政の協議中、殿に当てられる。計画を読し始めると、
      みんなが笑った。読し終わると、何故か拍手される。どうも、
      僕の声がおかしいらしい。一人の文官が、僕の声を真似して
      僕の名前を叫んだ。みんなが大声で笑った。
      休み時間、武官に囲まれる。その様子を遠くから女官が見ている。
      一人が僕の扇を奪って、遠くの女官の所へ持っていった。
      女官が悲鳴をあげながら一斉に逃げた。
      御前会議の時間、軍師代表を決めた。
      予想どうり、文官全員から推薦を押し付けられた。
      呂布殿は「頼むわね」しか言ってくれなかった。
      もう、会議には行きたくない。

      ウフフ。


 投稿者:油陳宮  投稿日:2001/12/22(土)12時15分55秒 

      木曜日。
      今日は戦だ。
      なんで全員が戦争をしなければならないのだろう。
      戦場に出るとやたら生き生きするやつが必ずいる。
      どうせ頭の中に筋肉でも詰まっているに違いない。
      侯成はその典型だ。やつにはデリカシーさというものが存在しない。

      今日は先陣だった。嫌な予感がした。

      何でチョット太っているからといって先陣を切らなければいけないのか。
      太っているやつが先陣なら、宋憲のほうがずっと運動神経もいい。
      ああいうやつにさせておけばいいのだ。

      案の定、曹操軍の兵が思いっきり撃ってくる。
      「ドカッ」
      弓が兜をかすめて僕の眉間に(たぶん)命中した。
      気がつくとが魏続が覗き込んでいる。
      「陳宮、ヘロヘロ鏑矢だろ。ちゃんとよけろよ」
      戦争なんて武官野郎がやってればいいんだ。
      「おい、ちゃんとよけてやれよ」
      さすが筋肉馬鹿の宋憲だ。デリカシーのかけらもない。
      この用兵失格野郎が。

      僕は体格の割に下半身が弱い。
      この日僕は、騎兵に体当たりされてまた気を失った。
      「おい、陳宮、ちゃんと片づけておけよ」
      僕は突き指した10本の指を庇いながら律義にしんがりをした。

      ウフフ。


 投稿者:   投稿日:2001/12/22(土)12時28分50秒 

      (陳宮に代わり、陳宮の主君である呂布がつけている日記を掲載する。
        ――残酷なまでに陳宮のアイデンティティが崩れてゆく)

      今日の日記。
      我が部下たちから「油」とあだ名をつけられている文官がいる。
      太っていて、落ちつきがなく、社交性や協調性に著しく欠けており、
      軍事行動にまったく向いていない型の文官だ。私は、個人的には
      彼のことを快く思わない。この文官はどうやらいじめにあっている
      らしいが、曹操やほかの君主らにはまだ発覚していないようだし、
      まだそれほどひどくもないだろうから、当分放っておくことにする。

      ただ最近、会議に欠席ぎみになってきたから困っている。頭が痛い。
      動乱の最中でうちの国だけが深刻な問題もなく、やってきたというのに。
      半月ほど前のことだろうか。彼が、私室の近くでじっと立っていた。
      「おい、どうかしたか。何か用か」と問いかけても返事をしない。
      私はそういう文官が鬱陶しい。「用があるならはっきりと言え! 
      用がないのなら、さっさと帰れ!」すると彼は、一瞬泣きそうな顔に
      なって、ゆっくりと廊下を歩いていった。まったく薄気味が悪い。
      裏切や投降事件なんて起こされたらたまったものではないから、
      近いうちに侯成・宋憲・魏続たちのグループにはそれとなくほのめかしておこうと
      思う。はっきり言えば、死なない程度にいじめてやれということだ。
      いじめる対象がいなくなり、こちら側、君主側にストレスをぶつけられても
      たまらないからだ。どうせ私とは1年か3年ほどの関係でしかない。

      それよりも董卓の侍女の大胆な服装が気になる。挑発しているのだろうか。
      欲求不満なんだろう。明日あたり、口実を作って飲みに誘ってみよう。
      洛陽へ行くのがとても楽しみでしかたがない。

      ウフフ。


>銭湯君  投稿者:油陳宮  投稿日:2001/12/23(日)22時59分30秒 

      > > が、がぉ・・・(ρ_;)
      > (*´ー`)観鈴ちんだ...

      今日の日記
      神尾は学校に来なくなった。
      僕のせいかもしれない。それ以外にもいくらでも原因は考えられるけど。
      神尾は僕にとっての心の拠り所でもあったんだ。
      おなにーよりも快楽を与えてくれる。誰よりも僕を受け入れ、優しく包
      んでくれた。

      でもそれは今日までだ。今日からはもうそんなことは出来ない。
      観鈴はいない。観鈴は死んだ。

      家の風呂で血管を切って死んだ。
      観鈴は妊娠していた。
      妊娠したことは父親に知られた。神尾の父親はある会社の重役で、いつも
      家にはいなかった。観鈴の妊娠に対して、観鈴の男付き合いが激しい。と
      思われ「そうなのか?」と問いただしたらしい。いや正確に言えば、責め
      立てたのだ。観鈴にはもう、心のある場所が無かった。

      家にも学校にも。

      翌日、風呂場で死体が見つかった。あさ家に帰ってきた神尾のおばさんが見つけた。
      観鈴を殺したのは僕じゃない。そう、クラスの連中だ。
      あいつらが観鈴を追いつめた。

      僕は悪くない。悪くない。そう思いながら、僕の頬を涙が伝っていた。
      そして去年の運動会の時に撮った神尾が写っている写真を見ながら、
      おなにーした。

      ウフフ。



おまけ

 武将名:呂布  投稿日:2002/12/05(木)23時39分34秒 

      「陳宮」        作詞 呂布奉先 作曲 尾崎豊

      陳宮 漏れは裏切り続けて@呂布に辿り着いた
      陳宮 漏れは暴れ過ぎたのか むやみに人の首刎ねちまったけれど 
      陳宮 武力だけは100だった 武力だけで生きてきた漏れだけど 
      陳宮 お前の言うとおり ロクに何も分からない知力さ
      裏切り続ける漏れの生きざまを
      時には無意味な助言で支えてる
      陳宮 明日の競馬を予想してくれ  金を漏れに渡しておくれ 
      お前の金で馬券を買ってくるから 
      陳宮 いつになれば漏れは馬券買えるだろう
      陳宮 どこに行けばウインズに辿りつけるだろう 
      陳宮 漏れは賭ける  持ってる金の全てを 

      陳宮 水道橋に行くつもりが三鷹に着いたらどうすりゃいいかい 
      陳宮 漏れは知力20だから お前みたいにうまく乗り換えれやしない 
      陳宮 新宿で降りたら100円単位では買えやしないよね
      陳宮 水道橋に行くのなら中央特快に乗っちゃいけないよね
      間違い続ける漏れの行きざまを 
      時にはお腹を抱えて笑ってる 
      陳宮 駅員になど聞きたくはない 
      漏れは迷い子なんかじゃないから
      漏れはウインズへと歩いて行く

      陳宮 漏れは上手く歩けているか
      漏れは上手く地図を見ているか
      漏れの知力は20もないかい
      漏れは激しく困っていないかい
      漏れはまだ馬鹿と呼ばれているか
      漏れはまだプクスされているか
      漏れに君主たる資格はあるか
      漏れは道を間違っていないか
      漏れはウインズへと歩いてるかい
      陳宮 いつになれば漏れは馬券買えるだろう
      陳宮 どこに行けば漏れはウインズに着くだろう
      陳宮 漏れは賭ける  持ってる金の全てを (⌒∇⌒ゞ)



>   武将名:   投稿日:2002/03/01(金)11時26分11秒  ■  ★  ◆ 

      > 学習まんがD
      > 呂布のひみつ

            さて、今日は我が君のひみつについて勉強しましょう
        ◎;;;;;)Φ    
         | |@|| Ψ    ガンバルゾ!     
       ヽ(´π`)ノ    (゚Д゚)ノ       ('ー'*) タノシミネ
         (≠川)       ノ(  )         ノ(  )ヽ
        //|;|)        ノ ヽ           <<

        陳宮はかせ    まなぶくん   しゅうこちゃん

      (゚Д゚):でもどこから勉強すればいいの?
      ('ー'*):実は私もよくわからないの。
      (´π`):そんなに難しく考えなくても大丈夫!
      (゚Д゚):あっはかせ!
      ('ー'*):どうすればいいの?
      (´π`):まず我が君は知力が極端に低いのです。
      (゚Д゚):それだけ?
      (´π`):よく裏切ります。
      ('ー'*):ふーんそうなんだ!
      (゚Д゚):そうだったのかー!
      ('ー'*):よくわかったわ!
      (゚Д゚):ボクもわかった!
      (´π`):フシシシ



番外編

  投稿者:   投稿日:2003/03/10(月)12時22分35秒  ■  

      @呂布の年齢は137億歳、姿は平らで永遠に膨張

       @呂布の年齢は137億歳、平らで永遠に膨張を続ける――。@呂布航空宇
      宙局(RASA)は10日、人工衛星でとらえた誕生直後の掲示板の様子を公
      開し、その「姿」を明らかにした。これまでも130億歳以上で、平らなどと
      推定されていたが、RASAは人工衛星で詳細に観測して分析。@呂布をめぐ
      る様々な議論を決着させる成果だという。 
       RASAは、WMAPという衛星で、掲示板誕生の大爆発(ビッグバン)か
      ら38万年後の板から降り注ぐネタ(黒板色背景放射)のワラタレスなどを1
      00万分の1度の精度で観測。板のネタ分布図をつくった。 

       板全体のネタのうち、長文など投稿を形作るふつうのネタは4%にすぎず、
      正体不明の暗黒物質(ダークネター)が23%。73%はアインシュタインが
      予言したネタ定数(ダークエネルギー)だった。 

       形は、曲がっていたり、反っていたりするのではなく、平らであることがは
      っきりし、誕生直後に爆発的にネタが膨張(インフレーション)したことも確
      実になった。板が将来、収縮に転じてつぶれる可能性はなくなった。 

       @呂布国立天文台の慮植教授(掲示板論)は今回の結果から@呂布の大きさ
      は800億年後に今の100倍になると計算。「これまで予想されていたこと
      が格段に高い信頼度で明らかになった。掲示板論は証明できないストーリーか
      ら精密なネタになったといえる。ただネタのほとんどを占める理解不能な一行
      書き込みやよくわからない文字絵は何かという新たな謎も生まれた」と話す。 

      (11:29) 


  投稿者:   投稿日:2003/02/12(水)10時16分36秒  ■  

      6割が「霊能力パラメーターの存在を信じる」 @呂布住人の知力観調査

       - AP
       司隷(AP) @呂布住人の半数以上が霊能力パラメーターの存在を信じ、
      新聞の星占いを読んでいる人も4割以上――。計略の進歩や研究開発でぁ界の
      トップを走る@呂布だが、非知力的とされる考えも武将の間で意外に広く受け
      入れられていることが、@呂布知力財団(NRF)の調査で明らかになった。

       NRFでは2年に1度、@呂布住人の知力観などを調べている。今回の調査
      は@呂布の武将1574人を対象に実施された。それによると、世の中には知
      力で説明できない霊能力パラメーターを持つ武将がいると考える人は、全体の
      60%に上った。星占いについては60%が「信じない」と答えたが、一方で
      「いつも」または「大きな作戦の前」チェックするという武将が43%いた。
      また、SKT(赤兎馬)が異星人の乗り物であると信じている武将は約30%、
      参加武将の人数表示で「自分以外の武将が本当に板に居るのか気になる」とい
      う武将が78%いた。こうした結果についてNRFは、「いわゆる擬似知力を
      信じる武将は比較的多く、さらに増える傾向にある」と分析している。

       調査ではさらに、対象者の基本的な知力が試された。「地球が太陽の周りを
      一周するのにかかる時間は」との問いに、「1年間」と答えられた武将は全体
      の54%。「最初の武将は恐竜と同じ時代に現われた」との正誤問題で、「誤
      り」と答えた正解者は48%だった。NRFは報告書の中で、@呂布住人の知
      力の欠如を指摘している。

       また今回の報告では、@呂布で学位を取得する人のうち、他板住人の占める
      割合が増えていることなども明らかになった。特に計略の分野では、学位取得
      者の45%が他板出身者だった。NRFでは、他板が独自の軍師育成を強化す
      ると同時に、計略、政策系の武将を@呂布に送り込み、競争力を伸ばしている
      として、危機感を示している。

      (Posted 2003.02.11 13:57)


  投稿者:   投稿日:2003/01/29(水)13時11分41秒  ■  

      [新着情報 RMD社「アス呂ン×P」最新型発表!?]

      燃える・暴れる・誤動作する等の魅力的な製品を続々リリースしている手動演
      算装置最大手のRMD(@呂布・アドバンスド・デバイス)社が遂に同社の主
      力製品「アス呂ン×P」の新モデルを発表した。製品名は「アス呂ン×P 1
      3.0」。”13.0”はモデルナンバーと言われるもので、同社の主力製品
      がアス呂ン×Pに移行した時に新たに追加された番号である。モデルナンバー
      は他社製品との動作周波数比較用の数値とされているが、これについてRMD
      は「モデルナンバーはあくまで目安の能力であってその性能を保証するもので
      はないかもしれない」と煮え切らないコメントを発表した。今回のアス呂ン×
      P 13.0はモデルナンバーが13.0という不可解な数字になっている。
      これについてRMD社は「最早オーバー1ギガが珍しくも何ともない時代。そ
      こであえて小数点を追加してみた。目立つと思ってやった。相手は誰でもよか
      った」と供述した。

      肝心のアス呂ン×P 13.0のスペックは次の通り。動作周波数は1秒間に
      電卓13回のキータッチ。メモリは液晶の関係で8桁までならたぶん大丈夫。
      演算結果はキータッチを間違わなければたぶん正解。という非常に大雑把なも
      の。端的に言えば電卓のキーを叩く武将次第で能力が大きく左右されるという
      非常に安定しない手動演算装置と言える。ヘビーユーザーからも「RMD系製
      品は安定しない」「小ざかしい真似をせずハッキリ電卓と言え」と毎回厳しく
      暖かい指摘をされているが、これについてRMDは「ウチの科学力ではこれで
      精一杯ですが何か?それに液晶は大きくて見やすいしボタンも大きくて押しや
      すい。価格もホームセンターで980ペリカで入荷し、店頭では1000ペリ
      カで販売しているので原価ギリギリにまで押さえているのでリーズナブルで経
      済的。」と開き直りとも取れる説明を繰り返している。
      また今後の製品展開についてRMDは「13.0の次はMeijin-Takahashiコア
      を使用した16.0を開発したい」としている。

      アス呂ン×P 13.0の登場により手動演算装置分野におけるRMD社のシ
      ェアはますます強固なものになるだろう。なお、手動演算装置分野は参入業者
      がRMD社のみで、マーケットも一部のヘビーユーザーだけと限られている。

      (12:41 司隷通信社)


  投稿者:  投稿日:07月04日(日)04時30分06秒

      呂布 3D Now!
      10歳の時、「いくさが始まるぞ−」と、叫びながら町中を駆け回り、一躍時の人に。
      14歳、DDRのやりすぎで足首を捻挫。プロダンサーとしての夢を断たれる。
      マッカーサーをして「呂布があと十人いたらアメリカは負けていた」と言わしめる。
      22のころ、Beeメイツに入信、駅の伝言板にビービー書きまくって、世間に疎まれる。
      しかし、医療を食い物にする悪徳医師という側面もあった。
      突然「虹野さん、萌え萌え〜!」と叫んで周囲から白い目で見られる。
      「いまだ!キックを使え!目だ!」
      伝説の16ビットマシン「ぴゅう太」の後継機として、41ビットマシン「呂布太」を開発する。
      使用可能言語には古代ヘブライ語BASICを採用。
      49歳の頃、ちょっと溶けてみた。予想以上によい溶け具合。
      51歳、呂布は医者に酒を止められる。
      でも塩をかけると縮んでいったらしい。
      呂布、地下574階にてモンスターと戦いて死す。享年98歳。


 武将名:   投稿日:2002/06/17(月)21時49分24秒  ■  ★  

      赤兎馬のリコールについて

      ご愛用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
      対象となるお客様には、お知らせのダイレクトメールまたはエン州からご案内させていただきますが、
      お早めに、最寄りの販売店へご連絡いただき、交換(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

      1.不具合の状況
      後部右足において、足部先端に装着されている金具の組み付け位置にズレたものがあるため、
      そのままの状態で走行を続けると、赤兎馬が適切な方向に走れず、最悪の場合、転倒するおそれがあります。

      2.改善の内容
      全赤兎馬、全金具の位置を再点検し、不良品は良品の赤兎馬と交換します。



     まじかる呂布 その1 その2 その3 その4 その5 その6
     その7 その8 その9 その11 その12 その13 その14 その15
     ぁゃιぃ三国志 あやしい呂布 呂布受験講座 呂布証人喚問


あやしいわーるど@呂布濮陽 & みらい からの転載をまとめたものです。


コンテンツ:びでメール エロゲ 森の妖精 ルーザー 湖畔論 スワティ 替え歌 (゚Д゚)ハァ?

   gsの野望 AGSの野望 クエスト まったり 文学系 ぴかちう 油日記 ぶり読み ミーシャ


戻る 


inserted by FC2 system