おもひでぽろぽろ


おもひでぽろぽろ 投稿者:laxative  投稿日:11月07日(土)02時03分23秒

      中学生の時、親友と好きな子を告白しあってた時のこと。
      そいつが先にいったんだけどおれとかぶってたんだよね。そいつがあんまり
      熱心に告白するもんだから気後れしたおれはその女の子とつるんでる別な子が
      好きだということにしておいた。しばらく後、なぜかおれはその子から告白されてしまい
      あまり好きでもないのにしばらくつきあった。…そうして学期が変わり席替えがあった。
      おれは本当に好きだった方の子と前後に並ぶことになりうれしかった。その子も基本的に
      仲はよかったのでよく振り向いてしゃべったりしてくれた。おれは、なんであのときあんな
      こといってしまったのかと思いながらその時を楽しく過ごしていた。つきあっている子の方は
      どうでもよくなっていった。そしてある日、その本当に好きな子に対し授業中小さな手紙を
      渡した。
      「今度のお休みにどこか遊びに行かないか?」
      その子はしばらくして振り返るとうれしそうな顔をして紙を渡してくれて、またすぐに振り返った。
      「いいよ」
      おれの渡した紙のうらにそうひとことだけ書いてあった。


おもひでぽろぽろ 投稿者:laxative@thedorm.com  投稿日:11月07日(土)02時19分41秒

      日曜日は、生憎のくもり。それでも今の自分には十分だった。
      待ち合わせの駅に早く行くつもりがいろいろ手間取ってしまい少し時間が
      過ぎてしまった。怒ってたらどうしようという思いと、早く会いたいという
      思いが交錯していた。改札だと知り合いに会いそうな気がしてちょっと離れた
      電話ボックスの前にちょうど10分遅れで到着すると彼女はいなかった。
      帰ってしまったのかまだなのかわからずにとりあえずそこにしばらく立つ。
      まわりをキョロキョロとしながら5分が過ぎた。ふと後ろから声がかかる。
      「ごめんね。ちょっと時間かかっちゃった。おまたせ」
      おれは声もなにもでなかった。ただ笑顔でうなづいてキップ売場に向かった。

      #遅れました。今書いているのですみません。
      #ちなみにこれは脚色ありません。実話です。
      #うざかったらやめます。


おもひでぽろぽろ#3 投稿者:laxative  投稿日:11月07日(土)02時43分37秒

      目的の駅は、やはり混雑していた。日曜日は前から好きじゃなかった。大体、
      どこにいっても人が多いし学校の友達にも会えない。でも今日は違って見えた。
      となりには彼女がいる。それだけなのに、いやそれだからなのはわかってる。
      でも、あたりさわりない話しかできない。やっぱり映画でも行くべきかと思い
      始めると、彼女の方から声をかけてきた。
      「混んでるね。坂の上の公園にでもいかない?」
      おれは何か見透かされたような気持ちになってちょっと照れてしまった。
      「そうだね。もしかすると晴れてくるかもしれないしね。ほら」
      そういいながら見上げた空は雲がほのかにきれかかっていた。
      彼女のほうもどうしようかとまどったような顔でおれのほうをみていたが、
      おれの返事を聞くと、元気良く歩き出した。それにつられたように、おれも
      彼女の歩き方のマネをして歩き出した。

      #ごめんなさい。ウブなおれは中学生のときは話だけしかエッチなことは
      #知りませんでしたのでエッチシーンはありません。あと自分の文章構成力
      #のなさに限界を感じました。今日は締め出される前にやめておきます。


おもひでぽろぽろ#4 投稿者:laxative  投稿日:11月09日(月)01時11分18秒

      初めて彼女に出会ったのは、2年のクラス替えで一緒になったときだ。正確には
      気が付いていなかったというべきか。クラスが離れているとフロアが違ってしま
      い案外そういうものだった。今のクラスになって小学校からの親友2人が一緒に
      なりへらへらと浮かれていた。実際男だけで遊んでいるのも楽しかった。ある日、
      その親友の一人であるC夫が、
      「アニキがサザンの新しいLP買ったんだ。録ってやるからうちに来ないか?」
      と誘ってきた。新しいカセットテープを持って喜び勇んでそいつを訪ねた。今考え
      るとそれが間違いだったのかもしれない。ダビングも半ばになり出されたおやつに
      も飽きた頃、ふとそいつがつぶやいた。
      「おまえ、好きな子いるのか?」
      「えぇ!ま、まあな。いちおうはさ…。」
      「おれはさぁ、A子が好きなんだよ。入学した頃からな。」
      「おいおい、初耳だぜ。そんなこといってたか?」
      「まだ、誰にもいってないさ。おまえが最初だよ。おまえだから言うんだ。」
      そういわれてしまうと、もうおれの口から何をいうこともできなかった。
      ただただそいつの話にうなづくばかりでとても自分もそうだとは言い出せなかった。
      聞き返された時にもとっさに思いついた別な子の名前をあげるのが精一杯だった。
      その時はこれっぽっちもこんなことになるとは思わなかった。

      #LPというのが時代を感じさせますが本当です。
      #あと最初と文体が段々変わってきてますね、長くなってきちゃいましたし。
      #いつのまにやらマニエラ。


おもひでぽろぽろ#5 投稿者:laxative  投稿日:11月09日(月)01時21分48秒

      公園につくと、空の色も大分明るくなってきたようだった。まだ午前中のこともあり、
      人も少ない。おれたちは芝生の上のカップルを横目にしてしばらく遊歩道を歩いた。
      彼女がたわいもない事を話しかけてきて、おれはいちいちそれに真面目に答えていた。
      学校のこと、好きな音楽のこと、家族のこと。ひとしきり答えると今度は逆に彼女に
      質問をし始めた。彼女もそれに丁寧に答えてくれた。その公園を半周もしたところで
      ベンチに座って、そのまま話を続けた。普段学校で話すときは、前に座る彼女が後ろ
      に振り向くというかたちだったからよくわからなかった。今はすぐとなり、肩に触れ
      るか触れないか微妙な間隔で座っている。思わず腕をすくめてしまい、そのたびにあ
      たりを見回してしまう。彼女がそのことに気がついたのか話をするのを止めた。
      「どうしたの?なんかへんよ?」
      「いや、なんでもないんだ。ちょっとね。」
      そういいながら間近にある彼女の顔をみると思わず抱きしめそうになった。でもとて
      もそんな勇気はなかった。あきらめたようにため息をつくといくらか楽になった気が
      してクスクスと笑ってしまった。
      「もう。なんなのよー。」
      彼女はちょっとすねたようにそういったがくずれたおれの顔をみて一緒に笑った。

      #いきなり途中からで前回みてなかった人にはわけわからないですね。
      #それに期待して下さった方がいらしたようで昨日来なくてすみません。


おもひでぽろぽろ#6 投稿者:laxative  投稿日:11月10日(火)01時13分35秒

      時計をみると既に1時をまわっていた。そのころには最初の緊張感も大分ほぐれてき
      ていて学校にいるときのように自然に話ができるようになっていた。
      「お腹すいたな。ごはん食べに行こうか」
      素直にそういえるのがうれしかった。彼女もこくりとうなづいて朝来た道をまた戻っ
      て行くことにした。この辺で食事をするなんてあまりないし、第一お金もない。急に
      現実的になった気分がして少しあせりながらもそのまま歩き進んだ。公園を抜けて行
      き再び町並みが始まったところでピザショップが目に付いた。
      「あそこなんかはどう?きらい?」
      「うん、いいよ。わたしピザ大好き」
      大好きっていわれてちょっとどきどきした。われながら情けないと思いながら、店の
      ドアを開けて中に入っていった。まだ昼時の混雑は終わっていないのか店内は満席に
      近い状態で騒がしい。彼女を座らせてカウンターに注文しに向かうことにした。
      「何のむ?おれはジンジャーエールにしようかな。」
      「そうね。じゃあ同じのでいいわ。」
      おれは親指をたててOKサインを出し精一杯おどけてみせた。別にかっこうつけたわけ
      じゃない。そうでもしないと、どうにかなりそうなくらい彼女のことが好きな自分を
      隠せないような気がしたからだった。


おもひでぽろぽろ#7 投稿者:laxative  投稿日:11月11日(水)01時30分32秒

      1時間ほどで食事をすまして店をでた。彼女の方はお店等もよくしっているようだ。
      裏路地にある小さな雑貨屋に案内された。よくわからないまま3軒目に入った店で、
      どこかの国のアクセサリーらしいが、革ひもの先に丸い玉がいくつか通してあるよう
      なやつを見つけた。なぜだか惹かれたおれは彼女にはわからないようにこっそりとそ
      れを買った。そうして時間は過ぎていき、暗くなる前に家に帰るため駅への道を急い
      だ。さすがに歩き疲れたのか帰りの電車は言葉も少なげだったが、明らかに行きの時
      とは雰囲気が違っていた。空白の時間も別に辛くはないように思えた。地元の駅から
      彼女の家はおれの家とは反対方向にある。家まで送るというおれに対し、彼女は遠慮
      して断ったが強引に付いていくことにした。彼女もそれ以上嫌がることもなかった。
      薄暗い道をとぼとぼと歩いていると、彼女がいった。
      「BくんってT子のことが好きなんじゃないの?つき合ってるんでしょ?」
      「それは、つき合ってるっていうか…えーと…。」
      「でも、いいの。さそってくれてうれしかった。」
      「A子、これ。」
      「ん?何?」
      「あげるよ。似合うかと思ったんだけど…ま、安いやつだよ。」
      「えっ…、ありがとう、大切にする。でも学校にはしていけないかな。」
      そう言ったところで彼女の家の前についた。じゃあ、またね。とだけ言葉を残して足
      早にドアの中へと消えてしまった。


えーと 投稿者:laxative  投稿日:11月11日(水)02時02分21秒

      続きできたのでのせようと思ったらやっぱりウザがられてますねー
      今日はやめときます。一応今週中には終わる予定ですがダメかな。

      あと木之元さんとは別人ですよ。


おもひでぽろぽろ#8 投稿者:laxative  投稿日:11月12日(木)00時37分55秒

      次の朝、教室に入るのは少しだけ緊張した。彼女に対してどんな顔をすればいいのか
      よくわからなかったし、なにより誰かに見られていたらどうしようという焦りがあっ
      たからだ。しかし幸いというべきか。挨拶がてら顔色を伺ってみても、誰一人として
      昨日のことを聞くやつはいないようだった。彼女の姿が見え、おれのほうを向いて、
      いつものようにおはようと言ってきた。おれもそっけなく返事をするとそのまま席に
      ついた。始業のチャイムがなり何の役に立つのかもよくわからない授業がはじまった。
      すぐ前には彼女の背中。公園でのことを思い出したりしていると彼女のカバンが目に
      入った。キャンバス地の白いトートバッグなのだが肩に掛ける部分に見覚えのあるも
      のが結んである。おれはとっさに声がでそうになるのを押さえて机につっぷした。
      「おい、B。寝てるんじゃない」
      教師にそうたしなめられてクラスのみんなからも笑い声が起こった。
      「すみません」
      バツが悪くて立ち上がって謝った。彼女もいつものように振り返ってくすくすと笑い
      どうしたのという感じで顔を見上げた。おれは座り直したところで、ざわつく教室に
      まぎれ彼女に指で示した。彼女はそれに気が付くとぷいと前を向いてしまった。そし
      て教師が授業を再開するまでの一瞬の間にノートのはしで手紙をよこした。
      「また、遊びにいこうね」
      おれにはもう気持ちの後戻りはできなかった。


おもひでぽろぽろ#9 投稿者:laxative  投稿日:11月12日(木)01時04分44秒

      ある日、親友のC夫と放課後の教室に残ってくだらない話をしていた。そのうちに例
      によって女の子の話になった。
      「Bさあ。おまえA子と仲いいよな。」
      「まあ、席が近いしね。バカだから話やすいんじゃないのかな?」
      「なんていうかさあ…、おまえ本当はあいつのこと好きなんじゃないのか?」
      「少なくともA子はおまえのことが好きなような気がするんだ。」
      「そうかあー?そんなのわかんないけど。ちょっと仲がいいだけだってば。」
      おれにはそんな風にして誤魔化すのが精一杯だった。でもそう思っていたのはC夫だ
      けではなかったのだ。
      「Bくん。ちょっといい?」
      D子は、おれがA子と遊びにいったりするようになったためほったらかしになっていた。
      当然そのことは知られていないはずだが、ちょっと不安に思っていたのも事実だった。
      「これ、ケーキ作ったの。誕生日でしょ明日。明日は家の用事があって…ごめんね。」
      おれは予想外の出来事にとまどった。A子とのことを咎められるのだとばかり思ってい
      たのだ。でもすぐに把握できた。彼女は涙をためていた。震える手でケーキの入った
      箱をおれに差し出すと、そのまま走っていってしまった。おれはただ呆然としながら
      もその箱を開けてみた。
      『Happy Birthday!-Bくん-』
      そう書いてあるらしい文字は彼女の表情をうつすかのようにぐしゃぐしゃに崩れていた。


おもひでぽろぽろ#10 投稿者:laxative  投稿日:11月13日(金)02時09分36秒

      あんなことがあって以来、D子はおれに話しかけなくなった。おれのほうもやはり話し
      かけづらくなりよそよそしいまま過ごしていた。A子とD子の共通の友達にE子がいる。
      E子はクラスは違うのだがおれとC夫らのように彼女たちとは小学校からの仲だ。その
      E子がおれに声を掛けてきた。話があるから放課後残っていて欲しいとだけいうと、
      そのまま自分のクラスに戻っていった。嫌な予感がした。こういう感はよく当たる。
      「D子になんてことしたのよ。よりにもよってA子なんて!」
      「えっ!なんで?」
      「とぼけても全部わかってるの。両方から聞いてるのよ」
      「A子はなんていったんだ?」
      「あなたのことが好きだって。あなたもそうなんでしょ?」
      「ああ…、好きだよ。A子のことが。」
      いってしまった。C夫にもいえなかった事をいってしまった。でも、もう限界だった。
      しかしそれは反面終わりを意味していた。ほんの3日もすると、そのことはC夫の耳に
      も入ったようだった。殴られるのも覚悟したが彼は怒らなかった。
      「別にお前は悪くないさ、彼女の気持ちは自由だしな。」
      それだけいうと、もう話にものぼらなかった。おれにはそれからもA子とうまくやって
      いけるだけの自信はなかった。

      #朝方転載してた人>
      #もちろんわたしは構いませんので気にしないで。(´ー`)


おもひでぽろぽろ#11 投稿者:laxative  投稿日:11月14日(土)02時12分58秒

      そうして、おれは3年生になった。あんなことがあったのを神様もみていたのか知ら
      ないが、いままで仲がよかっただれとも同じクラスにならなかった。おれは新しいク
      ラスにうまくなじめず隣のクラスによく顔をだしていた。そこには相変わらずのC夫
      たちがいた。A子もそのクラスだった。しかしたまに目線を合わすだけでA子と話した
      りするようなことは既になくなっていた。いつのまにか季節は過ぎ去っていき、高校
      受験が迫ってきていたのだった。成績がいまいちなおれは勉強に追われて段々とその
      ことを忘れていった。12月になったばかりのころ、おれは突然A子に呼ばれた。
      何事かと思っているおれに彼女はいった。
      「わたし、引っ越すの。もう向こうの高校に行くことも決めてるし。」
      おれはびっくりしたが、それを飲み込んで答えた。
      「それじゃ、もう会えないだろうね。」
      「うん…。」
      彼女はそう答えたあとさよならと短くいって去っていった。

      あれから何年もたっていて、いまさらどうするつもりもない。
      彼女の住んでいた家には相変わらず知らない名字の表札がかかっている。
      ただそれだけの話だ。

      ----------------------------------------------------------------------

      #おつきあいいただき有り難うございました。今回でこの話はお終いです。
      #しかしちっともあやしくなかったですね。ぺこり。



おまけ

ひまな人向け 投稿者:laxative  投稿日:11月12日(木)02時03分59秒

      昨日の夜の部からPerlDuke部分削除してみました。
      攻撃の形跡も多少はあったほうがいいと思ったので通常発言の前後
      にもひとつづつそのまま残しています。なので結構あるかもしれま
      せんが削除前よりかは読みやすくなってると思います。

      容量は2MBオーバーから1.4MBくらいになったのをzip圧縮してます。
      あと、もしかしたら一行レスが間違えて消されてるかもしれませんが
      それはご容赦ください。

      http://w2.a-cube.com/~mushoku/cgi-bin/image/028.zip


>正解ダイアローグ 投稿者:laxative  投稿日:11月14日(土)02時27分42秒

      > 「じゃ、あたらしい住所が決まったら教えてよ。おいらからも電話するし」
      > 「たまにはあおうや」
      > 「うん」
      > 見詰め合ってしばしの沈黙のあと接吻

      あーあの時それができてればどんなによかったか…
      ほんとうに正解ですね。学校の廊下だったのでちょっと難しいですけれど。


なんとかかんとか 投稿者:laxative  投稿日:12月01日(火)13時08分52秒

      先日ひょんなことから、初恋の人に会いました。
      小学校以来会っていなかったので共通の話題も少なく最初は苦労しましたが、
      話すうちにいろいろ思い出してきて面白かったっす。それを聞いた友人は、
      おれも会おうとかいいだして一人追跡調査に没頭しています。相手に連絡が
      つけば今週末につき合わされることになっています。彼はほとんどストーカー
      になって逆引き検索してるようです。


>  投稿者:laxative  投稿日:10月15日(金)20時00分01秒

      > おもひでぽろぽろの続きは?

      あぁぁ,遅レスすいません。
      つくってはいるんですけど,なかなか出せませんね(;´Д`)
      帰りますです。はい。


なにやら 投稿者:laxative  投稿日:12月03日(金)18時59分05秒

      しょぼいのができました。
      もしかするとたまーに役に立つことがあるやもしれません。

      http://members.tripod.co.jp/laxa/


***自分の中では重要なお知らせ*** Name:laxa Date:2003/06/09(Mon) 06:06 

      ということでURL変わりました

      http://pushd.org/

      現状コンテンツ置き場所自体はまだtripodのまま変更なしなので,
      リダイレクトが一瞬だと何が変わったのかよくわかりません。
      今後は変わる可能性もありますのでこちらのURLをご利用下さい。


Re: Name:laxa Date:2003/08/19(Tue) 02:28 

      >らくさのひとはけっこんしたの?

      http://member.nifty.ne.jp/tierra/wedding/kekkonsiki1.JPG
      式の写真です


>小熊のミーシャ 投稿者:laxative  投稿日:12月31日(金)23時22分45秒

      > あと1時間くらいあるかと思ってゆったり構えていたら終わってた(;´Д`)

      昼の部乗り遅れて書き込みのがす 福岡・博多

       31日午後11時頃,昼の部@本店掲示板において書き込みをし損じたことがあき
      らかになった。書き込みを失敗したのは福岡県在住の会社員・小熊のミーシャさん
      (年齢不詳)。ミーシャさんは,年末でテレビ放送に夢中になっていたため午後11
      時になると掲示板が利用できなくなってしまうことに気が付かなかったものとみられ
      る。
      この影響を受けてか,引き続き利用が開始される夜の部@本店でその悔しさをはらす
      ことが予想され,当局は重大な関心をよせている。
      ミーシャさんは以前は「ぁE」というハンドルネーム(掲示板での呼称)で活躍して
      おり,その書き込み内容の達者さから掲示板の住人には非常に人気の存在であった。(11:15)



番外編

おもひでぽろぽろで 投稿者:  投稿日:11月15日(日)23時50分01秒

      一躍名を名を上げたlaxativeは柏原崇似の美形。
      グレート・犬死を超えた感有り。


>   投稿者:   投稿日:2001/01/02(火)04時11分29秒 

      > んでさ、なんか年越しの固定暴露ネタとかなかったの?
      > ねぇねぇ

            ┌―─────―──────────┐
            │                 │
            │  ziziとlaxativeが同棲      │
            │                 │
            └―――───────―──────┘
                   ∩     ∩
                   //      ||
                  //      ||
                  ||     //
                 || ∧ ∧  //
                 ||(´ー`)_//
                 \     /
                  |     /
                  |   / 
                 /    /  
                 |   /  
                 | ω |   
                 | ||| 
                  | / || 
                 //  || 
                 //   || 
                //    || 
                 U    U 


告 投稿者:グレート・犬死  投稿日:11月07日(日)03時18分51秒

      作画募集

      laxative氏原作「おもひでぽろぽろ」デジタルノベルス化決定。
      イラストレーターを募集します。

      条件:あやしい系住人であり、引き篭もりであること。
      待遇:無給

      作品をどこかにアップしてメール連絡をするか、
      100kb以内に圧縮の上メールに添付して下してください。
      作品のフォーマットはjpg/gif/ai/psdのみ。

      http://inugami.hypermart.net/omo/index.html



木曜日は雨

 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/21(水)17時33分03秒 

      月曜日、火曜日、木曜日は、雨が降って欲しい。体育の授業があるからだ。
      俺は太っている。身長は、百七十a、体重六十五`。筋肉も、無いに等しい。
      そしてなにより、人見知りが激しい。故に、暗い人と認識され、友達も出来にくい。
      体育の授業では、常に笑われ、ウザがられ、罵倒される。つらい。特に木曜日は野
      球だ。普通のフライが、取れない。ウザがられる。三振。笑われる。交代、ウザが
      られる。つらい。つらい。つらい。雨が降れば、野球をしなくても済む。嬉しい。

      木曜日は、ずっと、雨が降ればいいのに。


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/21(水)17時48分49秒 

      今日は水曜日。何もない、平穏な一日のはずだった。体育もなく、一日、誰とも会
      話せず平穏に終わるはずだった。もはや、わざと聞こえるように、囁く、俺への悪
      口など、気にもならなかった。

      六限目、ロングホームルーム。内容は、文化祭でのクラスの取り組み。俺は何も発
      言せず、ただ、無難な案に挙手すれば良いと思っていた。
      自作ビデオが最有力候補らしい。しかし、そこでM、俺の事をからかって喜ぶ連中
      の中心的存在なのだが、そのMが言った。

      「そんなのやっても、誰も役をやりたがらないって。主役なんて、絶対に決まらないって」
      「まあ、王子なら別だけどね」(教室、大爆笑)

      王子。どうも俺はそう呼ばれているらしい。本名とは何一つ絡んでいないのだが俺
      は王子らしい。先生は、王子って誰?と問う。○○の事だよ、と誰かが答える。俺
      がからかわれているのが公になった。しかし先生は、これが友達同士の馴れ合いだ
      と思って止まない。仲の良いクラスだとしか思っていないらしい。俺はみんなの笑
      い声の中、初めて真剣に、人を殺してやりたいと思った。

      結局、自作ビデオではなく、ドミノに決定したようだった。


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/21(水)17時53分45秒 

      俺の文章力の無さを恨む。この苦しさを、正確に伝えられないことが激しく疎まし
      い。いや、伝わる必要なんて無い。俺はただここで鬱憤をはらしたいだけなのだか
      ら。

      激しい憎しみはなかなか消えなかった。俺は生まれて初めて、反撃に出た。勇気の
      無い俺は、自殺だの、殴り合いだの、机を九の字に並べることなんて出来ない。
      とりあえず、Mの教科書を盗んだ。ゴミのポイ捨てにさえ罪悪感を抱いていた俺の
      初めての盗みだ。そして、近所のコンビニエンスストアで百円ライターを買い、燃
      やした。教科書はなかなか燃えない。しかも人通りが激しいため、一気に燃やす事
      はできない。今夜、燃やそう。


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/21(水)17時56分01秒 

      (゚ー゚)アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/22(木)00時16分36秒 

      俺の唯一の武器。百円ライター。使い物にならねえ。教科書すら燃やせねえ。
      どっかのゴミ箱にでも突っ込んでおこうと思った。(゚ー゚)アハハハハハハハハハハハハハハ
      まだまだ雨は降りそうにも無い。ここ数週間、天気予報、当たらない。


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/22(木)01時01分06秒 

      今日の労働
      腹筋:三十回
      腕立て伏せ」十回
      教科書燃やし:二時間


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/22(木)18時10分27秒 

      今日の天気予報:雨のち曇り

      今日の天気
      登校時 小雨
      一時間目〜三時間目 曇り
      四時間目『体育』 唐突に気温が上昇し隠れていた太陽も顔を出し、朗らかな陽気に。
      五時間目〜六時間目 再び曇り
      下校時 雨

      神様なんていない。


 投稿者:木曜日は雨  投稿日:2000/06/22(木)22時22分36秒 

      「早く振って三振しろよ」
      「これでワンアウト」
      「とっとと回せ。どうせ打てないんだから」
      「バントしろ、バント」
      「知らないんじゃないの?バント」
      「そりゃそうだ。ギコハハハハハ」

      知ってるよ。それくらい…。(;´Д`)



番外編

 投稿者:辞意  投稿日:2001/07/31(火)23時08分57秒 

       引き篭もりでチャンコロのリストカッターに会ってきたけれど、
       やはりそれ系の雰囲気を漂わせていた(;´Д`)
       しかし可愛い子なので何か引き篭もる原因があったのだろうな(;´Д`)
       向こうからほとんどしゃべらないので無理して話のネタを作ろうとしても
       ぁぅぁぅなってしまったよ
       分かれた後「楽しかった」ってメールがきたけど、
       漏れは全然楽しくなかった(;´Д`)疲れた
       あと、別れ際に手首のあたりを目でチェックしてみたけれど、
       やはり傷があった(;´Д`)畏れ


  投稿者:なついろ  投稿日:2001/07/31(火)22時39分06秒 

      ドキュンが絡んでそうな女には触らんほうがいいって
      漏れが元クラスメイdの女の子に話し掛けて、んで男友達に
      「昨日久々にあって話したよ、茶髪にしたのからかわれたよ〜」
      とかその子と話したことを話したら急に真剣な顔になって
      「〜〜ちゃんに話し掛けるのだけはやめとけ」っていわれたのね
      何でも、その子の彼氏(ドキュン)がかなりイカれた野郎らしくて、彼女と
      男が親しそうに話してるだけで気に入らなくて殴ったりするらしくて
      漏れの後輩とか元クラスメイdも顔にいくつもあざ作られたり大便器に
      顔突っ込まれたりしたって(;´Д`)キチガってるよな
      連中の考え方は理不尽もいいところだっつの
      だからドキュンが絡んでそうな女には触らんほうがいいって



>   投稿者:   投稿日:2001/09/01(土)22時45分20秒  ■  ◆ 

      > ジャックが生きていてタイタニック2が制作されるという話は嘘だったんですか?

      タイタニック2

      時は1930年代。前作でディカプリオを失った傷心のヒロインは、しがらみの少ない
      上海で一人、心を癒していた。
      一方海底に沈み、死んだと思われていたディカプリオ。実は悪の秘密結社によって
      引き上げられ、バイオクリーチャーとして蘇っていたのだ! 

      記憶を消され、列強の陰謀渦巻く上海で、関東軍や中国軍閥の要人を暗殺しまくって
      いたディカプリオ。しかしひょんなことからヒロインと再会、これをきっかけに人の心、
      やさしい気持ちを取り戻していく。消されたはずの記憶が断片的にフラッシュバックし、
      苦悩するディカプリオ。そんな中、彼の体に微妙な変化が…。

      (15分休憩)

      ディカプリオの体の変化は、心境の変化と葛藤に伴う細胞分裂だった。はじめは
      アゴの先だけだった分割線が、眉間や鼻の先にも見られるようになり、やがてそれらが
      つながっていく。とうとう全身に分割線が走り、左右に分裂してしまうディカプリオ。
      彼はヒロインに再会したことで記憶を取り戻し、善のディカプリオと悪のディカプリオに
      分かれてしまったのだ!

      ヒロインの命を賭けて、壮絶な死闘を繰り広げる善のディカプリオと悪のディカプリオ
      (デンゼル・ワシントン)。全身から8本の攻撃触手を繰り出す善のディカプリオを、
      二挺拳銃で追いつめていく悪のディカプリオ。まさに危機一髪! 
      というところでヒロインの愛の力を借り、善のディカプリオは見事、悪のディカプリオを倒す。

      しかし洗脳されていたとは言え、暗殺という罪を犯してしまった善のディカプリオ。
      もはや過去には戻れない。バイオクリーチャーと人間という「身分違いの恋」が実ることは
      なく、善のディカプリオは静かにヒロインの前から姿を消すのであった。
                                                                       (3時間08分)



ぁゃιぃリレー小説

 投稿者:   投稿日:2000/07/20(木)04時17分41秒 

      オッス!オラ悟空!


>   投稿者:   投稿日:2000/07/20(木)09時53分39秒 

      > オッス!オラ悟空!

      ・・・もう少しましな初め方は無かったのだろうか・・・

      いつもと同じ黒板色の板を見つめながら、言い様の無い失望感を覚える。
      こんな事なら見なければ良かった。
      しかし見てしまったものは仕方がない。過去に戻る事は出来ない。
      過ぎた美しい思い出や、二次元の女性に執着する空しさを男は誰よりも知っていた。
      深く長い溜息の後、男は思った。そうだ。チャンスなんだと。
      惰性以外の何者でも無くなった、この板の呪縛から逃れる好機。
      男はおもむろに全てのブックマークを削除し、全ての得ろ画像を消去し、
      モニターの電源を落とした。この夏から第二の人生を始めるのだ。
      数週間振りにカーテンを開き窓を開ける。茹だるような熱気と蝉の声と
      初夏の匂いがたちまち部屋中に起ちこめる。
      早くも挫けそうになる決意。胸の奥から込み上がる嗚咽のような不安。
      膝が震え、額や手のひらに嫌な汗が吹き出てくる。
      それらを必死で堪えつつ、ともかく男は部屋を出た。


>   投稿者:   投稿日:2000/07/20(木)18時17分27秒 

       しばらくぶりに中央センターへと辿り着いたヤムチャは、プーアル茶
      をすすりヒゲをさすっていた。カイゼル髭が逆立ちマンコ達に向かって一斉
      発射されたが、そんなものは物の数に入らなかった。マンコの数は宇宙だ。

       次第にヤムチャを気遣う若人達も集まり始めてきたが、然し見て見ぬ振り
      をするだけだった。「なして、こげなことするっぺ」と、戦闘力5の農民が
      クワを抱えてやってきたが、悩みの渦に沈み込んでいるヤムチャの耳には
      それすらも入らなかった。若し、このヤムチャの苦悩を分かる者が居れば、
      その人を、人は神様と崇めるであろう。ヤムチャの右手の先に付着している
      数センチの棒状のスライムが光りだした。出かけなくては、とヤムチャが
      呟き、その場を静かに歩き退室していった。そして、ヤムチャが出て行くと、
      室内に残っている一人が、カイゼル髭の一本を拾い上げ、そっとポケットに
      しまった。その若人は、残念ながら一週間後に死ぬ事になるのだが・・・


>   投稿者:   投稿日:2000/07/20(木)21時23分46秒 

       さて、虚ろなる3Dなりきりチャットの世界でヤムチャと呼ばれていた男は、
      身に着けていたヘッドマウントディスプレイとセンサーをゆっくりと
      ごみための如き机の上に置いた。
      「怠惰な鏡が奴を苛み、憂鬱な光が奴を虐げ、復讐の卵はその刹那目玉焼きに」
      男は自らの存在を確かめるかの様に吐き捨てると、部屋の隅で蠢く
      蛆だけがその身をくねらせ男の独白に静かに呼応した。

       男はまっすぐ部屋に戻り軽い食事を摂ると、いつもの様に裸になりベッドに
      身を横たえる。男の分泌物によって人の形に薄汚れたベッドシーツは
      耶蘇教のカリスマの聖骸布の様でもあり、このままシーツにあらゆる物が
      染み込んでいきベッドシーツそれ自体が男という存在に成り代わるのではないか
      と言う疑念がふと男の脳梁を三度往復した。

       蛍光灯の明滅と同じ速さで瞬きしようと試みる事で男が得た物は
      眼球表面の急激な乾燥と心地よい夢見であったが、僅かに谷啓の姿が瞼の裏に
      浮かんだ後、頭の中ではそもそも中央センターにカウンセリングを受けに行かねば
      ならなくなった理由が幾度と無く反芻されていた。


 投稿者:   投稿日:2000/07/21(金)00時47分31秒 

      AD2036/07/20

       ああ、君だからこうやってメールで話せるのだがね、ぼくはもう駄目だ。
      絶望してしまったんだよ。結局誰も彼も曖昧な境界線の上でフワフワと漂っ
      ていたいだけなんだ。今日という今日は、そんな奴等に対して全て絶望して
      しまった。もう我慢ならないんだ。親愛なる君にも、一刻も早い決断を要求
      するよ。僕らは一個の個体として存在している事が出来るのだが…それは間
      違いようの無い事実なんだが…、然し、結局そんなものもまやかしだった
      んだ。ぼくのような、帰属意識の高い…純粋な者が…大多数の馬鹿な、
      そう、大馬鹿な奴等に蔑まれ、優越感さえ持たれているのだ。

       ぼくらは同時に、変数の上に居るわけなんだし、仕様が無い事なのかもし
      れないが…ともあれ、結局居場所は無かったということだ。ここから先は単
      なる愚痴になるだけだから、これくらいにしておくよ。

       近々、恐竜でも見に、数週間1人で旅行に行こうと思ってる。彼等には、
      君の方から何か言っておいてくれ。ぼくの心配はいらないとね。


 投稿者:   投稿日:2000/07/21(金)03時15分06秒 

      scene007:

      ノイズ1 「白…い がガが…ース ガガの子がつきま…んだ …彼女 がガガが幽霊…」

      ノイズ2 「えりあB-144ガがウイルス…しました……住がガがh速やガに…避してい」


 投稿者:   投稿日:2000/07/21(金)03時31分42秒 

      さてその間にも谷啓は、リノリウムが鈍く光る小部屋で叫び続ける。
      「わいは猿や!プロゴルファー猿や!」と。

      看護婦の耳には入らない。


 投稿者:   投稿日:2000/07/27(木)14時20分57秒 

      そして突然後ろから中学生に
      バタフライナイフで刺された


 投稿者:   投稿日:2000/07/27(木)18時45分59秒 

      その中学生も突然後ろから来たザイール兵に
      蚊で刺された、、、
      マラリアになり死んだ、、、
      享年十三歳


 投稿者:   投稿日:2000/07/28(金)08時13分21秒 

      時は変わって元禄12年


 投稿者:   投稿日:2000/07/29(土)08時28分30秒 

      我らと相対するは、英爺星軍。刹那の時の遅れも許されまじ我が陣営。
      「信長様ーッ、敵軍がやって参りました!」
      「うぬがアニオタ、如何にして成敗してくれよう。」
      その時であった、信長の元に光り輝く芝雅之と書かれた金印。
      「戦乱の世の只ならぬ妖気に纏われし悪のアニオタを退治すべきは天地の願い。
      この大戦(おおいくさ)、主に任せようぞ。」

      時は流れ、二回目の朝日を見る頃。
      信長は穏やかな顔をしていた。
      しかし手に持つのは敵軍総大将英爺星の首。


 投稿者:   投稿日:2000/08/04(金)20時56分55秒 

      明智光秀は思った。織田のやつを殺そう。ぶっ殺そうと。
      そのころメルボルン郊外で一服していた花子さんは補導員に
      捕まってしまいました。彼女は言った


>   投稿者:   投稿日:2000/08/04(金)21時00分48秒 

      > 捕まってしまいました。彼女は言った

      やくざばかりがが男じゃねぇ


 投稿者:   投稿日:2000/08/04(金)21時06分11秒 

      「そうか…そうだよな」補導員は言った。
      夜が明けていた。


 投稿者:   投稿日:2000/08/04(金)23時31分52秒 

      補導員は花子さんを自宅に連れ込み、
      目をつぶし、両手両足を切り取り、
      麻薬漬けにして性具としてもてあそんだ。


 投稿者:   投稿日:2000/08/05(土)16時00分36秒 

      えなりに連れられ警察署にいった花子。
      そこで8人の男を見せられる。
      「この中に数日前お前の補導された周辺で強盗殺人をした者がいる。
       お前何か見てないか。」
      そう言われて一通り男達を見まわす。と、花子の目が止まった。
      低い身長。  禿げ上がった頭。  欠けた小指。
      「……お父さん…!」


 投稿者:   投稿日:2000/08/05(土)23時43分00秒 

      指導員は言った。
      「はぁ?お父さん?あなたの目は潰されてとうに見えなくなっていますが何かぁ?
       でたらめ言うんじゃねえ!このダルマ!」
      そう言って指導員は花子を蹴とばした。
      手足の無い花子は無抵抗に転がっていき、何故か空いていた穴の中に落ちた。
      そこに居たのは、人間ほどの大きさのネズミだった。
      「おむすびころりんころ…って、人間じゃないですか!なんなんですかあなたは!
       おむすびはどうしたんですか!おむすびを出しなさい!さあ!さあ!さあ!」


 投稿者:   投稿日:2000/08/18(金)16時12分25秒 

      花子は困惑した、おむすびなんて持ってねーよ、なんだよこのネズミUZEEEEと思った。
      ネズミは言った。
      「はぁ?おむすび持ってないと言うのですかぁ?どういうことですかぁ?」
      このネズミは人の心を読むテレパシー能力をもっているようだった。
      それを聞いて花子は寒気がした。さらに花子は産気づいた。ハァハァ
      そのとき、さらに何かが穴の中へ転がり落ちてきた。それは全裸の乙武だった。
      ハァハァ・・花子は萌えた。


 投稿者:   投稿日:2000/08/19(土)08時14分10秒 

      乙武は勃起→萎えを繰り返し近づいてきた
      それを見た花子は爆笑した


 投稿者:   投稿日:2000/08/19(土)23時40分38秒 

      一方そのころ帝都東京の片隅に住む孤独な青年座間徹は大宇宙をすべる神
      ばもいどうき神からの電波を受信していた。
      世界を浄化せよ...
      世界を浄化せよ..


>   投稿者:   投稿日:2000/08/20(日)10時35分56秒 

      その電波は世界中に降り注いでいた。勿論穴の中の花子とその穴の中の乙武にも。
      電波は微弱ではあったが、しかし確実に全ての人類の前頭葉に浸透した。
      だがその症状が発動するのは65億5千万年後だった為、全ての人類は
      感染した事に気付く事も無く死に絶えた。
      穴の中では首と背筋だけで何とか後ずさろうとする花子と、それを自慢の腕力で
      がっちりと阻止しながら振り子の様に動き続ける乙武と、そんな事には我関せずに
      ただひたすらおにぎりを待ち続けるねずみだけが在った。


 投稿者:   投稿日:2000/08/20(日)21時45分15秒 

       そう、意識という悲しい分割を生きざるをえない存在者である人間は、決して存在
      そのものに合一することはできないのだ。座間は思った、
      「人間なんて、人間なんて、にんげんなんてララーラーらららラーラー...
      しばし呆けていた座間の目に、乙武の腰の動きがあるヒントを与えた。
      「ユリイカ!デバイス無しで生きれば良いのだゴルア一!!
      そんなわけで座間は煮えたぎる三宅山の火口へと向かった。
      ばもいどうきの天声が8000メートルの高所へと立ち昇った噴煙と共に降り注ぐ中、
      怒張した一物をしごきながら殉教の地へと向かう座間の姿は美しかった。
      聖なるかな
      聖なるかな


 投稿者:   投稿日:2000/08/20(日)23時32分35秒 

      その頃、夏の甲子園では優勝校が決まり、閉会が間近になっていた。
      だが、そのとき突然甲子園球場は轟音と共に激しく動き、そして、巨大な
      宇宙船になった。
      そしてスピーカーから四方八方に向けて大音声が響き渡る。
      「みなさん、よくここまで勝ち残りました。実にすばらしい・・・・・。
       あなたたちこそ私の追い求めた者達だ。いまから君達はこの船で大宇宙
       に向け旅立ち、野球のすばらしさを伝えるのです。大丈夫・・・恐れる
       ことはありません・・・・・」
      メッセージが終わるか否かというところで甲子園球場は飛び立ち、地上を
      離れた。そして地球を離れ冥王星を過ぎ去り、やがて銀河系を見渡すまで
      飛びつづけた。
      いつまで続く旅かわからない、だが自分たちには使命があるということを
      いつも心に留めて置くと球児たちは、地球を見つめながら誓いを立てた。


 投稿者:   投稿日:2000/08/21(月)00時09分58秒 

       えいえんを探す旅に終わりはない。
      そんなわけでネズミ人間は今夜もシュールでダダな要求をするのであります。
      「君い、現象というものはあらかじめ意識の志向性に囚われているのだよ。
      おにぎりという存在者の存在そのものをどうやって証だてるのかね?
      ここに1個のおにぎりがある。君は僕の飢えを満たすためにそのものの存在の根拠を
      証さねばならんのだよ。」
       座間は思った。激しく一物をこすりながら。
      「存在論的差異を感じるのは、ばもいどうきへの信心がいまだたりないからだ。
      花子は一塊の肉になることによって自意識の罠を超克した。俺様はどうすればよいのか?」
       一方その頃外宇宙に放り出された甲子園球児達の純真な瞳にはえいえんが映じていた。
      補欠も含めて24の瞳が監督の号令のもと一斉に一物をこすり始める。
      さあ遥か光年の彼方の地球にデバイス無しで仕込むんだよコラ
      少子高齢化でやばい地球の運命は君の一物にかかってるんだよコラ

      そんなわけで狭い船内に濃密な命の香り、栗の花が咲きました。
                                    歓



おまけ

 投稿者:   投稿日:2001/06/08(金)01時54分08秒 

      今日は何曜日だろう。
      情報を得る手段は全てコンピュータとテレビに頼っており、カーテンさえ締め切っている
      この部屋は、時間の流れすら止まってしまったいた。働きもせず、学びもせず、日々を流
      されるままに生きている。いや、死んでいるのも同然なのかもしれない。

      外の世界からは既に忘れ去られてしまっている。私はそう感じていた。霞むような自己の
      存在を確める唯一の手段は、「あやしいわーるど」と呼ばれる空間に身を置く事だ。其処
      が世界の全てであるとともに、私自身のアイデンティティを確立することの出来る場所だ
      った。

      日中騒がしかった窓の外も暗くなり、人の気配がしなくなったのを確かめ、私はやむなく
      外へ出た。煙草が切れたのだ。近所にあるたばこやの自販機まで小走りに進む。軽く息を
      切らしながら硬貨を冷たい機械のスリットに埋め込み、ハイライトのボタンをぎゅっと押
      す。音もたてずに見慣れたパッケージが排出される。それを手にとり、再び小走りに駆け
      出した。

      マンションの入り口まで来た私はふと郵便受けに目をやった。

      !?

      郵便受けの白い物体と目が合った。耳の長いそれは言葉を発した。
      「寒かったの・・・」
      黙って見つめる。ようやくその物体はうさぎであることを認識できた。しかし、なぜポス
      トにうさぎが?長い不健全な生活が精神に影響を与えたのか・・・私は軽い眩暈を覚えた。
      うさぎは言葉を続けた。
      「寒かったの・・・ポストに入ったら暖かかったの・・・」

      気付くと私は部屋の中にいた。右手にはうさぎのみみを握っていた。うさぎは何もいわず
      こちらを見た。ハイライトを唇に咥え、何もいわない彼をまな板にのせた。彼は云う。
      「ありがとう・・・。ゴールできるんだね・・・ぼく・・・」
      私はただ、「うさぎって喋るんだなぁ・・・」と考えていた。

      第一部 fin


>   投稿者:   投稿日:2001/06/08(金)01時58分44秒 

      > ちゃんと第2部も書いてください。

      その日も久しぶりに外に出た。冬が迫ったとはいえ、まだほのかに暖かい陽射しが私を照
      らしつけ心に陰を作り出す。2ヶ月ぶりに郵便受けを見た。以前食べたうさぎは美味しか
      ったなという思いが再び脳にエンドルフィンを放出する。その郵便受けを見て、私は目を
      疑った。
      またうさぎが入っている。それを見て全身が引き締まった。同じ光景なのだ2ヶ月前と。
      「兄さんからここに入ってたら暖かかったという手紙が来たの。でも最近便りが無くて探
      しに来たの」と私に話し掛けた。どうやらあのうさぎの妹らしい。私は耳をつかんで引っ
      張り出し部屋に連れ帰った。電子レンジの扉を閉めようとするとうさぎはこっちを見て「
      これも運命なの?」と言った。あたため2分にセットしながら思ったのは、「うさぎでも
      家族と言う概念があるのだなぁ」と言う事だった。



     メル友60000 寂しい君 はきだめ 書き殴り おねいさん


電機メーカー本店 & Remix からの転載をまとめたものです。


コンテンツ:びでメール エロゲ 森の妖精 ルーザー 湖畔論 スワティ 替え歌 (゚Д゚)ハァ?

   gsの野望 AGSの野望 クエスト まったり 文学系 ぴかちう 油日記 ぶり読み ミーシャ


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