かつてチンポ測定委員会だった男(その6)


 投稿者:t  投稿日:2000/12/16(土)08時10分36秒  ■  ★  

      今週は暇なはずだったのに暇とは言い難いモノがあり、それを思い
      出すと相変わらず気分が悪い。だが、気分が悪いのはいつものこと
      だし、そこら中馬鹿ばかりなのだから仕方のないことなのかもね。
      しかし、それを加味しても木曜日なんて日はくそったれな一日で、
      しかも帰宅は午前様だ。それならばと、金曜日は徹底的に無意味に
      過ごしてやることにした。

      無意味な一日。

      考えてみると、これがなかなかに難しい。

      最初に頭に浮かんだのが、日がな一日寝て過ごすということ。だが、
      それはそれでいささか健康的に過ぎるし、目を覚ますと元気いっぱ
      いでアクティブになってしまいそうだ。却下。

      次に浮かんだのが、日がな一日ボーっとしているということ。やは
      り、それはそれでいろいろなことを考えこんでしまい、いささか哲
      学的に過ぎる。却下。

      次に浮かんだのが、日がな一日山手線に乗っているということ。や
      っぱり、それはそれでいろいろな景色が巡り、「こいつは発見だ
      ぁ」とディスカバリっちまいそうだ。却下。

      と、延々やっていたら夕方になった。どうやら知らず知らずのうち
      に無意味な一日を過ごすことに成功したらしい。

      非常に満足だ。

      何かをやり遂げた後は喫煙がしたくなり、喉が乾く。それがたとえ
      無意味であっても同じこと。故に外の自販まで散歩した。大学生風
      のキャピキャピナオンとすれ違ったから、「生まれた街はここより
      も西か?」と呟きながらの千円札投入。ところが缶が出てこない。

      糞ファッキンだ、死ねよ、おい。

      頭に来たから自販機に数回蹴りを食らわしたら、ピリピリと音が鳴
      り出したので、「トラブルの時は以下の番号まで」と書かれた紙に
      記してある管理会社らしきものに電話した。「あのー、○○区○丁
      目の自販機で千円札入れてボタン押したんですけど、お釣りだけが
      出てきて商品が出てこないんで、頭に来たから蹴ったらピリピリ言
      い出したんですが?」と言うと、ナオンの声で「ではお客様のお名
      前とご住所を教えていただけますか?確認してから、後日、料金の
      ほうを郵送させていただきます」ときやがッたので、仕方なしに、
      俺のマンションの隣の部屋の番号を言っておいた。きっと隣人さん
      には素敵なクリスマスプレゼントとなることだろう。

      よかったね。

      夜になって、買ったCD-RWを弄くった。CD-RW、それはきわめてハイ
      テク。かなり感動したので、そこらにあるCDを片っ端から焼いてみ
      た。オーディオにぶち込んで再生してみると、聞こえる聞こえる。
      一音たりとも違わないCDの複写だ。「すげぇー、ハイテクゥー」な
      どと感極まって二十枚ぐらい焼いただろうか。

      軽い痴呆感を覚えた。

      持ってるCDのコピーを意味もなく作ること、それはきわめて無意味
      な行為です。死にます。

      全体的に無意味な一日でした。


 投稿者:t  投稿日:2000/12/18(月)07時18分23秒  ■  ★  

      最近は更新頻度がちんたらしてるけど、相変わらずこんな僻地でキ
      コキコやってます。そして相変わらずカウンタも申し訳なさそうに
      回っております。何でこんなところを見てる人が居るのか非常に疑
      問であります。控えめに言っても面白くないと思うし、僕が君なら
      きっとこんなとこは見ない。

      まあ、いいや。

      そんなこと、僕には興味ないし、君には関係ないことだからね。

      そんな訳で日記スタート。

      今日なんて日も全体的に無意味な一日だった。眠かったのでほとん
      ど寝て過ごした。その後、スタジオに予約入れてあったのでギター
      片手にとことこお出かけ。音出した。懐古的にもガンズをやりたく
      なったから皆を無理やり付き合わせて一曲やった。ナイトレインや
      った。イジーのソロが終わったら次はスラッシュ的ギターが炸裂し
      ちゃうよこのやろう的瞬間、おりゃーと首をフリフリしてたらゴキ
      リと鈍い音がして鞭打ち悪化、最悪。今も首が左に十度ぐらい傾い
      ている気がする。死ぬか。

      帰宅後はナオンと喧嘩。ナオンはどっかに出ていった。こういうの
      は最悪だね。あまりにも哀しくなったから、刃を手首に押しつけて
      みたけど、どうにもならない。しばらくしてからそれを洗面台のへ
      りの上に置いて、泣いた。死のう。

      「これはパーフェクトな愛で、永遠に続くんだよ」
      「本当に?」
      「誓う、永遠に」
      「その言葉好き」

      映画だったらこんな感じで抱き合って仲直りするのかもしれないけ
      ど、控えめに言ってもそんなことは起こりえないよな、マイフレン
      ド。いいかい、許し合いに身を委るってのは、ためらいがさよなら
      を殺してるってことなんだよ。いささか宇宙的にすぎるってモノだ
      ぜ、笑えよ。

      と、上記のようなダウソな空想的会話を思いついた自分の頭のイか
      れ具合に驚きながら、いつもより多めにギコった。日が変わった当
      たりで煙草が切れ、ヤニ切れ注意報が発令されたから近所のコソビ
      ニまで買いに行った。

      今日はため息まじりの日曜日。

      あまりにも多くのため息を吐いたため、ため息が星空を染めた気が
      する。それが明日の、師走の雲になったら素敵なことだなあと思っ
      た。終わり。

      追伸

      勿論、明日早速土下座して謝罪しますが何か?


 投稿者:t  投稿日:2000/12/20(水)05時37分37秒  ■  ★  

      今日なんて日は言うまでもなく憂鬱です。

      エヘラエヘラと社会的生活を営んで帰宅すると、しとり。飯を食う
      のもしとり、ベッドの中でもしとり、話し相手も居ないしとり。

      ちょっとだけ寂しい、ホントにちょっとだけな。

      久米宏の下品なべしゃくりには相変わらずムカムカさせられたけど、
      筑紫哲哉の「もう日本は駄目なんだよ。そりゃあ私だって何とかし
      たいと思ってますよ。でも駄目なもんは駄目なんです。もう死ぬし
      かない。ああもう嫌だ夢も希望もない。死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬよ。
      以上、多事争論でした」的べしゃくりが鬱だ死ぬよ気分にさせてく
      れた原因は、やっぱり、しとり、なのだろう。

      咳をしてもしとり。

      別れるならそれはそれで仕方ない。足かけ四年付き合ってきたけど、
      さよならは裏切りじゃないからな。長年そこにあったモノが無くな
      るってのは哀しいことではあるけど、引きずるのはとても危険なこ
      とだ。ファッキングにまずいことになる。後悔は人生を毒するよ、
      マイフレンド。俺はそのことを良く知っている。

      とかなんとか考えながら、「まあ俺は寛大な心の持ち主だからな、
      感謝しろ」と、風呂上がりに携帯鳴らしてみた。

      「元気か?もしそうなら、それで大丈夫。すべてはオーケーさ。細
      かいことをとやかく云々する必要なんて無いんだよ。確かに、世の
      中に間違いというモノはある。だけど、それを解決するために僕ら
      は知性をもっているんだ。大丈夫だって、マイフレンド。答えは吹
      く風の中さ」

      頭の中では、このように自分のことを棚に上げちゃったいささか好
      人物的すぎる台詞のシュミレーションと、「何がマイフレンドだ
      よ」的ツッコミが展開していたのだけど、歴史的真実的に現実はい
      つも最悪だ。呼び出し音の向こう、聞こえてきた声は・・・

      「この電話を、留守番電話サービスセンターに接続します」

      鬱だ、死ぬよ。

      段々しゃれにならない方向に話がローリングストーンし始めている。
      問題は「善悪を何処で判断するか?」ということなのだと思うが、
      偽善者の良識に振り回される事態だけは避けたいモノだ。

      と、ここまで書いていたらくしゃみが止まらなくなった。どうやら
      風邪を引いたらしい。鼻水をカミカミしていたらティッシュの箱が
      空になった。新しいティッシュの箱を探したが、それは何処にも見
      つからない。

      必要なモノはいつも無い。

      やっぱり、明日こそ土下座しようと思う二十三歳の冬でした。


 投稿者:t  投稿日:2000/12/20(水)06時17分36秒  ■  ★  

      愛などというたわけたモノも何処にもありません。ですが、田中康
      夫的横文字を使って言うならば、世の中の婦女子はそれをリアライ
      ズされることを望んでいるのでしょう。くそったれです。

      そう考えると大事なことはただ一つ。

      『愛が実在しているみたいにセックスをする』

      ということ。

      だが、ラブがリアルである必要なんてあるのでしょうか?そんなこ
      とはくだらないことです。もっと他に何かあるんじゃないかと、俺
      なんかは思います。そもそも、リアルなセックスとはきわめて本能
      的で、ラブの欠片も無いモノですよ。

      おしまい。


 投稿者:t  投稿日:2000/12/26(火)07時24分01秒  ■  ★  

      本当のことを伝えるというのはひどく難しい。そうしようとすれば
      するほど真実からは遠く離れ、言葉は空回りして風になる。

      イブの日の午後、彼女は戻って来る。

      十二月十七日から二十五日までの一週と一日、合計で十回の性交を
      した。そのうち二回は二十四日の午後で三回はその翌日、残りの五
      回はそれ以前。

      十七日から二十日までの間、僕はまともだった。

      性交は特別好きじゃない、だけど複数の女性と性交をする。人は時
      として悩みもするけど、大部分の人は人生を全うする。全てはそう
      いうことだ。放っておいても飯は食う。

      二十一日は新宿に居た。もちろん一人じゃない。女性と二人で買い
      物をした。ご飯を食べた。二回、性交をした。

      「誰だって一人は寂しいよ」。彼女の口癖。

      二十二日のことはよく覚えていない。確かカレンダーを購入したん
      だと思う。一年分の未来が一枚に収められている不愉快な紙、誕生
      日に×印を付けてから壁に貼った。

      「みんな想像力が欠如してるのよ」
      「目に写るモノ、聞こえるモノ、おしまい」

      二十三日の朝、ひどく気分が悪かった。都心へ近づくにつれてまず
      いことに機嫌も悪くなり、大手町を過ぎたあたりでは冷や汗が止ま
      らなくなった。目の前のリーマソをぶん殴りたい衝動に駆られるが、
      目的地で下車する頃にはエヘラエヘラと衣装掛けのような笑顔を浮
      かべていましたとさ。めでたしめでたし。

      「今年も残り僅かです。皆さん頑張りましょう」と誰かが言った。
      本当はそんなこと、誰も言ってなかったのかもしれない。

      初めて会った女と性交した。変な声を出された。嫌な気分になった。

      不幸に取り憑かれた気がする。愚かな幸福と同様に不幸は何処にで
      も在る。だけどトンネルの向こうに光が見えているのとそうでない
      のとでは、その質が全然違う。僕はそのことをよく知っている。も
      ちろん僕は前者だ、笑えよ。

      世の中には本当の不幸がある。僕も君もそれとは無縁だ。

      ハッピークリスマス。今になって聴くと、ジョン・レノン&オノ・
      ヨーコ(プラスティックオノバンド)は案外に素晴らしい。

      とうの昔に戦争は終わった、相変わらず平和は来ない。

      その日の午前、一度だけ性交をした。後、女性は彼氏に会いに行く。

      イブの日の午後、すれ違いざまに彼女が戻った。

      「本当のことを話して」
      「嘘は言わないよ。それに真実はひどく難解だ」
      「私達の時は終わり、全ては色褪せた」
      「愛は死んだ?」
      「死んだんじゃない、消えたのよ。収束・拡散・消滅。分かる?」

      二回性交をした。それはひどく充実していて、僕を困らせた。

      「私は受け入れてしまう」
      「裏切られても、まだ、尽くしてる」
      「でも、あなたのことは救えない」

      前近代的だ、キてやがる。

      翌日。

      「月曜日は最悪だって言うけれど」
      「おまけに今日はクリスマスだぜ?」

      彼女が作ったローストビーフをつまみながら、昼からワインを飲ん
      だ。サンテミリオンとかいう安ワイン。酔いが回るたびに性交した。

      深夜零時、彼女は寝た。

      僕は時間を割いた。ディオニソス的な馬鹿の屁理屈、くだらない駄
      文。本当のことを伝えるというのはひどく難しい。

      ニルヴァーナ。オール・アポロジーズとホエア・ディド・ユー・ス
      リープ・ラスト・ナイト。この状況で真夜中にこれは効く。後者は
      レッドベリーだったはずだけど、よく覚えてはいない。

      少し泣いた。

      こんな風にして不幸な物語は終わり、また退屈な日常が始まる。

      終わりの始まり。

      そして一方通行。


 投稿者:t  投稿日:2000/12/26(火)07時39分04秒  ■  ★  

      批評家の舌は乾く暇がない。コマーシャルに過ぎる。


radio #1  投稿者:t  投稿日:2000/12/28(木)04時19分36秒  ■  ★  

      「あやしい・ファッキン・ワールドのみなさん、こんばんは」

      「元気かい?僕は最高に元気だよ。さあ待ちに待ったキチガイレイ
      ディオの時間だ。文字通り電波さ、笑えよ。くだらないテンプレは
      やめにして、イかした曲から吐き気のする曲まで、どんどんリクエ
      ストしてくれな。尻の穴を頭の上にのっけて腰を振っている場合じ
      ゃないぜ。もちろん、リクエストになんざビタ一応じないがな」

      「そんなわけで小一時間ヨロシク。DJは僕で、僕はキチガイだ」

      「それにしてもアレだね、右も左も馬鹿ばかりだね。脳味噌がいい
      具合に進化して、僕のような無力な馬鹿にはまったく理解しかねち
      ゃう。ここは一つその進化した頭脳の力で、君のレーゾン・デート
      ルとやらを教えてもらいたいね」

      「いけない。折角のレイディオ一回目だってのに、いささか話が横
      にそれた。くだらない与太話は世界の向こうに放っておいて、まず
      は記念すべき歌を、僕と君との出会いを祝福するようなやつをかけ
      るべきだな。」

      「じゃあ最初の歌だ。君の大好きなラルク何とかだ。・・・しまっ
      た、僕はそんなの知らないや。こいつは困ったな。仕方ない、お前
      の自慢のコレクションとやらの中からラルクでもグレイでも好きな
      のを選んで勝手に聴け。五分間黙っててやる」

      五分経過

      「素晴らしい歌だね。君が何を聴こうが僕には全然関係のないこと
      だから、どうでもいいよ。僕?ああ、もちろん愛してるよ。ラルク
      最高。最高にクールでファンクだ。まさに、ロンドンのど真ん中に
      あるタワーの一番てっぺんのラジオ局連中が気に入りそうな歌だ」

      「さて、ここで問題だ。次に僕が何というか分かるかな?」

      「分からない?」

      「痴呆か?馬鹿か?くそったれのマザーファッカーか?連中が嫌う
      働いている人たちが思わず手を止めるような歌、すなわちキャピタ
      ル・レイディオ・ワンだ。クラッシュだ。次はこれをいっちゃうよ。
      でもやっぱり君が何を聴こうがどうでもいいから、おまえはドラゴ
      ン何とかでも勝手に聴いとけな。もちろん、五分間黙っててやる」

      五分経過

      「一言で言えば、これは猿回しの歌だな。失礼。悪気はないよ。僕
      なりの誉め言葉さ。ドラゴン何とか最高。愛してる。クールなキッ
      ズ達もクレバーな真似なんか止めて進んでドラゴン何とかを聴くべ
      きだ。そうすればきっと上手くいく。自分の意見を持つことはとて
      も危険なことだからね。悲しいことに馬鹿の数は天文学的だ」

      「クラッシュは良いけれど、リスペクトしすぎる馬鹿がそれを駄目
      にする。全てはそういうこと」

      -----

      続く


radio #2  投稿者:t  投稿日:2000/12/28(木)05時06分03秒  ■  ★  

      「次はお待ちかね、お便りコーナー」

      「最初の質問はこれだ」
      『チン測はいつ死にますか?』
      「良い質問だね、ベイベー。君が僕を殺してくれ」
      『チン測うざい』
      「これまた良い質問だ。君が僕を殺せばいい」
      『キ印見ると萎えるよ、いい加減消えろ』
      「最高だ!!バンバン殺せ」

      「ふぁ〜あ(欠伸」

      「何だか眠くなってきちゃったよ。もう止めようかな。すっかり飽
      きたしね。だけど折角だから、もう少し頑張るよ。さあ元気出そう。
      盛り上がるのはこれからだぜ?まだまだ続くよどこまでも。山手線
      は止まるけど、僕の電波は止まらないってね」

      「気を取り直してトークでもやっちゃうおう。自由にやらせてもら
      うよ。やりたい放題やらせてもらっちゃうよ」

      「・・・しまった。困ったことに話すことなんかないや。こいつは
      盲点だ。僕は面の皮の厚い批評家にはなれないし、馬鹿とは関わり
      合いになりたくないからね。人の話は盛り上がるけどそんなのはく
      だらないことだし、そもそも馬鹿のすることだ。救いがたいことに、
      半端な馬鹿はそれを承知でやってるね」

      「こうなったら仕方ない。トークの時間は十分の予定だから、君が
      モニタに向かって勝手に十分間しゃべくってくれ。これもある意味
      トークだ。帳尻も合うしな。もちろん、十分間僕は黙ってるよ」

      十分経過

      「みんなトークを楽しんでくれたかい?良かったね。だけど楽しみ
      の後は往々にして悲しみが訪れる。そろそろさよならの時間だ。せ
      めて最後にこの歌を贈らせてくれ。ドアーズでジ・エンドだ。ただ、
      黙って聴いてくれ」

      十分経過

      「どうだい?素敵だろ?君が親父を殺して母親を犯すようにと応援
      の気持ちを込めた、僕からのささやかなプレゼントだ。お礼は五行
      以な。」

      「折角友達になれたのにもうお別れだなんてとても残念だけど、そ
      れは仕方ないことなんだよ。君は放送時間内だけの友達、所詮その
      程度の奴だってことだ。どうでもいいよ。死のうよ」

      「じゃあまたね」

      「地球の反対側から海を越えて夏の風が届くような、そんな幸運が
      君に訪れることを祈ってるよ」

      「ばいばい」

      -----

      終わり
      スキルがないのはとても哀しい


 投稿者:t  投稿日:2000/12/31(日)13時59分42秒  ■  ★  

      23日なんて日はご存知の通り帰省したよ、帰るつもりなんてなかっ
      たんだけど何となくね、帰ることにしたよ。いつもなら車で六時間
      ばかりかけて東名をブンブブーンと突っ走るところなんだけど、面
      倒だからね、新幹線で帰ることにしたよ。もちろん新幹線の切符な
      んて買ってなかったから自由席で立ちのりウゼエかなと思ってたん
      だけど、運が良かったね、池袋の緑の窓口で指定席が買えたよ。山
      手線はいつも通りの人身事故でストップだったけど、何とかね、間
      に合うように動き出してくれたよ。新幹線の中ではシンクパッドで
      モバイルってたよ、暇だったからね、人にメールを書いていたよ。
      ペコペコとキーボードを叩いてると隣の男がチラチラのぞき見てき
      やがるから、こんな風に入力してみたよ、「見てるんじゃねえよ、
      馬鹿」。その後も「死ねよ」と延々入力を続けていたらどうしたん
      だろうね、気分でも悪かったのかな?、彼は急にうつむき加減にな
      ってしまったね。静岡で降りた彼は窓越しに睨みをきかせてくれた
      よ、可笑しいね、僕は何もしてないのにな。当然「何こいつ、殺す
      よ」気分になったけど電車は動き出していたからね、仕方ない、
      「ばーか」と口を動かすだけにしておいたよ。名古屋駅で降りると
      頭の悪そうな茶髪コゾーが道路を占有していたよ、いつものことだ
      けどね、嫌な気分になったよ。茶髪コゾーはでかい鞄までも道路を
      占有するように置いていたよ、これまたいつものことだね、邪魔だ
      よ。道の真ん中で「もしもし?俺、っかおめー今どこにいるよ?」
      と大声で電話を掛けだしたのに刺激されたね、鞄を蹴り飛ばしてい
      たよ、無意識のうちにね。一悶着あるかと思ったけど、吃驚しちゃ
      ったのかな、彼はただ呆気に取られるだけだったよ。本当のキチガ
      イには誰も関わり合おうとしてこないね、当たり前のことだけどね、
      キ印はいつも独りだよ。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/04(木)00時18分05秒  ■  ★  

       あけましておめでとうございます、と人並みに言ってみたりもす
      るけど、どうでもいいよ。頼まなくても朝は来るし、新しい年だっ
      て勝手にやってくる、それだけのこと。

       控えめに言っても、うんざりだ。

       今年なんて年も、新しい女の子と寝て、新しい音楽を聴いて、新
      しい本を読んで、新しい映画を見て、そんな風に過ぎていけばいい
      と思う。だけど、全ては僕の身体を過ぎ去るだけで、とどまるモノ
      が何一つないってのには、少し哀しくなるね。

       そんな訳で猿の夢は続くよ。

       昨日なんて日(一月二日)は東京に戻った。帰省のピークは今日
      (三日)とニュースは言っていたけど、十二分に混んでたよ。指定
      席が取れなくて自由席にも座れない。仕方ないからデッキで二時間
      過ごした。最悪だね。死にたいよ。いつもは車だから退屈はなんと
      かしのげるけど、新幹線はきついね。椅子がない上に人のすし詰め
      だから本も読めない。イライラする。
       
       隣には三十路に掛かりそうな女性が立っていた。見るからに退屈
      をもてあました、うんざりした表情の女性だ。取り立てて綺麗でも
      ないし、さりとて不細工でもない。どんな人?と聞かれたら、普通
      だよと答えるしかないような、そんな顔立ち。きっと混雑した状況
      というのも関係していたのだろう、笑顔なら印象も違ったはずだ。
      とはいえ、自分も相当に無表情だったと思うから、人のことなど言
      えた義理じゃないな。

       旅は道連れって言葉もあることだから、「すみません、火貸して
      もらえます?」と会話の機会を作る努力をしてみた。当然向こうも
      退屈だ、ライターを差し出しながら言葉のボールを投げてきた。

       お互いの話をした。といってもたいした話なんかするわけじゃな
      い。差し障りのない世間話。今年何歳になって何方面の仕事をして
      いるとか、実家がどこそこにあるとか、兄弟が何をしているとか、
      そんな話だ。「あなたの今までの人生について話してください」と、
      何の躊躇いもなく言うことが出来れば二時間なんてあっという間な
      のだろうけど、さすがにそこまでデリカシーに欠けたことが言える
      ほど、僕はキチガイじゃない。

       すれ違いの関係では身近にあるモノが話題になりやすく、それが
      大抵の場合、くだらないテレビだったり、ゴシップだったり、流行
      の得体の知れない何かだったりで、嫌な気分になることが多いけど
      幸いなことにそうはならなかった。最良の部類に入る暇つぶし、そ
      んな感じ。

       女性は横浜で降りた。そこでビジネスライクに別れた。まるでこ
      ういう場合のお手本みたいな別れ方、お互い遠慮がちに笑顔をこぼ
      して、慎ましく手を振って、さよなら、バイバイ。もう会うことは
      ないけれど。

       東京に着くまでの数十分間、女性の顔を思い出そうとしてみた。
      だけど上手く思い出せない。どんな顔?と聞かれたら、普通だよと
      答えてしまうな、やっぱり。所詮はすれ違いの関係、どうでもいい
      ことだ。何ら問題はない。だけど、そんな風にみんな生きているん
      だなあと考えたら、やたらに哀しい気持ちになった。あり得ないこ
      とだとは思うけど、女性も僕の顔のことを聞かれたりしたら、きっ
      と普通だよと答えるんだろう。

       そういうのは、とても、哀しいことだと思う。

       おしまい。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/04(木)00時19分28秒  ■  ★  

       年始めってことでいちおうね。

       キ印板について。

       ここには何もない。ただ日常を淡々と記していくだけ。大部分は
      素で推敲もなしに書き殴ってるだけだから、控えめに言っても見る
      価値はないよ。今日の書き込みなんか凄く象徴的だと思う。どうで
      もいいことだし、ただのしみったれでくそったれな日常だ。僕の人
      生がそうであるように、そこには何の意味もないんだよ。頭のいい
      人がこういうことをすれば面白いのかもしれないけど、残念なこと
      に僕の描写力は不確かだし、全体が漠然としてる。時としてパセテ
      ィックに過ぎるし、そもそも僕は文章を書くのが上手くないときて
      る、それはもう自分で自分にうんざるするぐらいに、だ。

       じゃあ何故こんなことをするのか?

       それは僕にも分からない。世の中には上手く説明できないことも
      あるし、最初から説明することができないモノもある。人生に意味
      を見いだすことは難しいけど、こういったことに意味付けするのは
      とても簡単。そういうことなのかもしれないし、そうじゃないのか
      もしれない。やっぱり僕には分からない。

       ほらね、凄く歯切れが悪いだろ?

       所詮はそんな所さ。

       馬鹿の屁理屈、屁理屈の集大成。

       全ては徹底的にくだらない、猿の夢の中さ。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/04(木)00時24分20秒  ■  ★  

       2000/12/31(日)13時59分42秒の書き込みにある23日ってのは29日
      の間違いだね。

       お詫びして、訂正します。

       ついに日にちの感覚もなくなったかって感もあるけど、今日が何
      月何日であるかってことなんか僕の人生には全く関係ないからね。
      どうでもいいよ。死ぬよ。君も死のうよ。

       どうでもいいついでに正月の話だ。

       正月なんて日は両親と酒飲んで過ごした。その後、朝生を見た。
      内容なんて少しも覚えていない。田原が話を振ってしばらく時間が
      たつと、「その話はもういい!」と一方的に番組が進行していく様
      が可笑しくて声を出して笑った。CMで役所広司が

       「ナイス、カレーъ( ゚ー^)」

      とか何とか言ったのがさらに可笑しくてアホのように笑った。笑い
      すぎてお腹が痛かった。

       きわめてどうでもいいことだ。

       死ぬよ。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/09(火)07時24分31秒  ■  ★  

       週の始まりはいつでも気分が悪いですね。すれ違う人々も昨日ま
      での笑顔をどこかにしまい込んで、青ざめたその顔は、まるでケツ
      の穴のようです。そしてケツの穴は僕に言います。

       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」

      良い言葉です。気に入りました。

       僕は思います。そんなにも気に入らないなら、その怒りをニュー
      スで世界中の人々に伝えれば良いのではないかと思います。

       「こんばんは」
       「ケツの穴のニュースの時間です」
       「トップニュースです」
       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」
       「次のニュースです」
       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」
       「特集です」
       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」
       「新しいニュースが入りました」
       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」
       「明日の天気です」
       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」
       「それではまた明日」

      どうですか?素晴らしいアイデアだと思いますよ?

       最近は余所をまったく見てないので何とも言えませんが、あやし
      いわーるどもいよいよ「疲弊した世界」って感じになってきました。
      現状を打開するのはやっぱり

       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」

      だと思うので

       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」

      を合い言葉に頑張って下さい。

       そして僕は思います。

       「テメー、最高詰んねぇよ。死ぬか?」

       「・・・死ぬよ」


 投稿者:t  投稿日:2001/01/09(火)08時02分01秒  ■  ★  

       お陰様で、朝からとてもダークな気分になることができました。
      気持ちよい一日を過ごせそうです。感謝します。

       そのお礼といっては何ですが、顔以外なら一発ぐらい殴らせてあ
      げます。二発目以降はどうなるかわかりませんが、業腹ならメール
      してみましょう。今すぐしてみましょう。僕も何かとある日常なの
      ですぐに応じることは出来ないかもしれませんが、約束は必ず守る
      のでメールする価値はあると思います。マジレスです。

       実際のとこ、怒るってのはとても疲れるしめんどくさいことです。
      いい加減飽きてきました。今日もいちおう怒ってはみたものの、怒
      る前に「さて、怒るか・・・」と心の準備が必要で、無理にやって
      いる感が拭えません。そんな訳で、現状を打破するためのイベント
      です。殴りホーダイです。

       当然ですが、これはケツの穴さんのみ応募することが出来ます。
      さすがに自由応募とすると応募が殺到して、僕は死んでしまいます
      からね。

       それでは、お待ちしております。

       昨日なんて日は時間の関係でスタバに行き損ねて最悪でした。く
      そったれなコーヒーではありますが、コーヒー豆を切らすと家にい
      る時間がとても辛いモノになってしまいますね。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/11(木)06時10分36秒  ■  ★  

       ケツの穴さんからメールが来ません。何故でしょうか?こんな好
      機は滅多に訪れないと思います。いくら自称キ印が多いぁ界とはい
      え、殴らせてくれるような人はちょっといないと思いますよ。メー
      ルするだけで無条件に一発殴れてしまう、素敵な話だと思います。
      代償に何発か殴られてしまうかもしれませんが、それはそれで仕方
      のないことと割り切ってください。少なくとも、こんなとこで痴呆
      の如くウダウダやっているよりは全然有意義です。

       変に警戒しなくても大丈夫です。僕はきわめて普通の二十三歳的
      人間ですし、ドキュソとよく喧嘩するわりには腕っ節も貧弱です。
      きっとスカッと爽快な気分になれること請け合いです。

       ケツの穴さんがこんなファックにしみったれた世界の、しかも犬
      のクソみたいな分派板に何を期待しているのかさっぱり分かりませ
      んが、あなたは何かが気に入らないってのは良く分かります。

       どうぞ応募してください。お待ちしております。

       いくら口が達者な人間でも、現実に迫られると引く場合が多いよ
      うですね。そういうのは凄くうざったいことですし、第一にみっと
      もないです。何処かの馬鹿には節操というモノが欠如していて見て
      いられないですが、それと同じくらいに最悪です。ノれません。

       あなたが口だけのアホでないことを祈ります。

       今日なんて日はアジスタさんとひろゆきさんが僕の家に遊びに来
      たので「良く来たね、だけど大丈夫。全てはオーケーさ」とか何と
      か言った後で横っ面をはたいてからゴミ捨て場に頭から突っ込んで
      「ケツでも食ってろ」と言う夢を見ました。

       人はありえない夢を見て、日々を過ごしますね。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/11(木)06時31分01秒  ■  ★  

       今日なんて日は、というか数日前なんて日のことになんだけど、
      知人のバンドのヘルプでギターを弾いた。そして、弾いた曲がこ
      れまた笑えるんだけど、椎名林檎嬢だ。

       「椎名林檎?ただのファッションリーダーだろ。コマーシャルに
      過ぎるってもんだぜ?ノれないね、ファックだよ」と常日頃から言
      っていたわりには、やってみたら結構楽しかった。・・・ごめん。
      中でも正しい街ってのは我ながらえらくかっちょよく弾けた上に、
      ドラムパートがいやに気に入ったから覚えてから帰りました。

       ああ、もちろんダウソさ。死にますよ。

       ついでに歌い手がナオンちゃんってのも良いといえば良いわけで、
      それがまたカワイコちゃんだったりした日には「頑張って〜♪」と
      ほっかり気分で応援したくなってしまいます、というかしてしまい
      ました。困ったモノです。でもナオンボーカルってのもそれなりに
      大変なんですかね、よく分かりません。

       キー進行が単純でアレンジもシンプルな曲ってのは簡単で楽しめ
      ますね。昔、エアロスミスの誰かが(ジョー・ペリーだった気がす
      る)「名曲ってのは、往々にしてシンプルなコード進行から生まれ
      るモノなんだぜ、マイフレンド」とか何とか言っていたように、何
      事も複雑にしすぎるってのは良くないことなのかもしれないなぁ、
      と考えこんでしまいました。だけど、僕はエアロなんて嫌いだから
      どうでもいいことだし、レスポールを弾いた後は必ず鞭打ちに悩ま
      されるわけで、その夜はコルセットを首にして寝ました。憂鬱です。

       はい、クソみたいな馬鹿の一日でした。

       おしまい。
       
       今日は昼まで寝れるから嬉しいな。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/15(月)06時06分29秒  ■  ★  

       「人間なんて蝋燭みたいなモノね」

       「生を受けた時に火がついて」

       「燃えるモノがなくなったら」

       「ジ・エンド」

       「神のみぞ知るってやつだな」

       「つまり?」

       「運命ってやつ」

       「それが事実で」

       「あとは推測」

       「ライト?」


 投稿者:t  投稿日:2001/01/17(水)06時37分42秒  ■  ★  

       パソコンと出会ったのは九十八年頃だったと思います。それは私
      が大学二年目の生活を終え、三年目に入ろうとしている季節でした。
      その頃にはもう、あやしいの人達はギコっていたのでしょうね。

       私はといえば、買ったばかりのMR2で湾岸をベタ踏みで走ると
      メーターが振り切る頃にはフロントの接地感がなくなるのが楽しく
      って、メタリカとビートルズがジャムって出来たワイルドーハーツ
      から全てのポップさとパンキッシュさを取り除いたような音楽をプ
      レイする日々でした。

       三年目の授業のコマ割が決まる日、とある講義で学生達を前に教
      授が言いました。
      「お前達学生なんて奴等の字は汚くて読めん、マジレス」
      「レポートは手書き不可、マジレス」
      仕方がありません。パソコンを買うことにしました。この講義は前
      期と後期、合計二回の課題提出で単位が貰えます。

       多分の学生の例に漏れず、私の成績表には単位というモノが不足
      していました。課題さえ提出しておけば単位をくれる授業、出来る
      だけ落としたくはありません。そして、何より、その頃の私にはお
      金があったのです。信じられないことに、今の私よりも。

       友達に相談しました。音楽繋がりの所以でしょう、皆が一様に口
      を揃え言います。
      「マッキントッシュ」
      しかし、電気屋の兄ちゃんは言います。
      「ウィンドウズ」
      その頃からスキルの欠如は顕著でした。

       結局、私を引きつけたのはIBMでした。私はIBMが意外にも
      好きなのです。しかし、IBMに入社した友人はいつも深刻そうな
      顔をしています。この文章を打っているマシンがシンクパッドとい
      うのも、きっと何かの縁なのでしょう。

       蝉の季節が訪れます。当時の私にとって夏は大切な季節で、違う
      服を着たナオンが会いに来る、とても輝かしい季節でした。

       前期の授業など一度しか出席していない私ですが、レポートだけ
      はやる気があります。その原因は単位にもあるのですが、やはり大
      部分はパソコンです。

       柄にもなく、形だけとはいえテニスサークルに在籍していたので、
      ナオンフレンドからの情報は抱負です。しかし、私の何が気に入ら
      ないのか、上の学年の男性陣は私を異常に嫌いました。問題はあり
      ません。私も嫌いでしたから。年上ナオンは好きでした。

       パソコンも購入し、情報も手中に、課題に対する盤石の態勢でし
      た。勝利はほぼ確定していたと言っても過言ではないでしょう。

       担当教授は急性心不全で文字通り急逝してしまいました。

       それは課題の発表を間近に控えたある日のことでした。中央掲示
      板の前、照りつける太陽を背中に感じながら、世の中とはかくも虚
      しいモノなのかと感じたのを、私は覚えています。蝉も一瞬、鳴く
      のを遠慮したようでした。

       後日、代替でやって来た翁の教授が言います。
      「私は手書きしか認めん」
      「鉛筆書きは不可、修正液の使用も不可」
      アナログです。

       パソコンの電源は入りません。

       私は書きました。必死で書きました。このような場合、字数さえ
      満たしたレポートを提出すれば、ほぼ無条件に単位が修得できるこ
      とが多いからです。しかし、翁は鬱陶しいことに、後記の授業から
      毎回出席をとるようになりました。私はそれを捨てました。

       パソコンの電源が入り、私はあやしいに居ます。

       世の中とは不思議なモノですね。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/20(土)05時10分14秒  ■  ★  

      おはようございます。

      現在午前五時なのですが、

      信じられないことに今からお出かけです。

      五時半にタクシーが来ます。

      何故こんなキチガイ地味た時間に出掛けなくてはならないのか、

      甚だ疑問です。

      しかも、昨日なんて日は、

      ただ酒を飲み逃し、

      それだけでも最悪なのに、

      労働中には、

      自分の無知さ加減をさらけ出すという失態を犯してしまい、

      激しく怒られ、

      後に、

      呆れられてしまいました。

      酷く傷つきました。

      全国的に雪が降らないことを祈ります。

      さようなら。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/20(土)05時14分14秒  ■  ★  

       「見つかった答えから」

       「また新たな問いが生まれて」

       「答えのない謎で満ちた世界は」

       「繰り返す」

       「八個目の七不思議ね」

       「終わりの始まりってやつ」

       「だけど」

       「何か忘れている気がする?」

       「死者は本当に死んでいるのか?」

       「あなた知ってる?」

       「さあね」


 投稿者:t  投稿日:2001/01/22(月)07時14分08秒  ■  ★  

       今日なんて日は昼まで寝てから池袋に行ってスタジオで音合わせ。
      ギターを二時間ばかり弾いた。最近またお歌が楽しい。一時期、徹
      底的に弾くのも聴くのも嫌になってたからね、嬉しいよ。

       金にはならなくても楽しめることがあるってのは、それだけで幸
      せなことなのかもね。スタジオを三時過ぎに出て、さよなら。

       さて、どうしよう?

       と思ってたら、タイミング良く携帯が鳴って、相手は年上ナオン。
      「今、池袋なんだけど、暇?」
      なんていうから渡りに舟。

       ご飯を食べに行った。オムライスのお店でオムライスを食べた。
      分かりやすくていい。
      「インドでカレーを食べました」
      そんな感じ。

       無論、奢ってもらった。奢ってもらうのは好きだけど、やっぱり
      その都度惨めな気持ちになる。哀しいよ。お金がある時はそりゃあ
      酒でも奢ってやるよ、俺だってさ。

       金が無いのには理由がある。何故ならば現在ナオンと別居中。笑
      っちまうだろ?しかも、俺の考えることといえば、別居のせいで家
      賃と生活費が今までの二倍になった上に今月車検だぜ?どうする
      よ?と金のことばかり。酷い話だ。クソだよ。

       彼女は仕事が忙しいらしく、今年の初顔合わせ。いささか痩せ気
      味で、
      「あんたもしかして太った?ウエスト幾つ?」
      などと言うから、どうでもいい話をしつつ電車に十五分揺られ、俺
      の家へ移動。

       性交。

       夜になって家まで送った。彼女は、車内で季節はずれな「真夏の
      海」をハミングしてた。夏は、夕方に優しい風が吹くから好き。潮
      の香りがすれば、もっといいね。

       嘘みたいだけど、彼女とは非常に仲が良いし、付き合いもナオン
      より長い。お互いが運命論者で宿命論者ってのもその一因なのだろ
      うけど、以前、実家に不幸が訪れた時に、凄く助けてもらったこと
      が一番の原因になっているのだろうね。まぁ、生きてれば色々ある。
      そして全てはタイミングだ。

       何でも、とまでは言わないけど、それなりに話せる人がいるって
      のも幸せなことだと思う。ナオンもそうと言えばそうだけど、ちょ
      っと違う。そもそも、もう駄目だろうしね。

       当然、彼女には男がいる。だから上手くいっているのか、つまり
      は始めから上手くなんていっていなかったのか、俺には分からない。

       倫理的にどうかというのは置いておいて、人のナオンと寝るって
      のは悪くない。寝れるナオンは少ないけど、はっきりそれと分かる
      し、どんな人間も、精神的で文化的な面と白痴で色情的な面をもっ
      ているから、難しいことではないんだよ。とりわけ、俺の大嫌いな
      馬鹿男のナオンと寝るのは楽しいよ。

       一人になって、退屈になった。

       仕方ないから適当に一枚、CDを選んでプレイヤーに落としてみた
      らギザイア・ジョーンズだった。ギザイア・ジョーンズを聴きなが
      ら、何となく「紫のけむり」を弾いた。

       ギザイアとジミヘンに直接的な繋がりがあるとは思わないけど、
      彼らのギタープレイの如く、人生はトリッキーだ。

       そして、エアコンが動かなくなった。


 投稿者:t  投稿日:2001/01/24(水)04時09分13秒  ■  ★  

      コーヒーを入れたら

      かげ口を叩く

      そんな友達が

      僕は一番嫌いなのです



     @キ印 その1 その2 その3 その4 その5 その7 その8
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     その17 その18 真はか集 タマクサ なべしま テレッホー


あやしいわーるど@キ印 からの転載をまとめたものです。


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