だせえ君日記(その2)


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月17日(火)19時24分14秒  ■  ★ 

      4月17日(晴れ)

      7月の異動が本決まりになりそうなので課長との間では特に揉め事はなくなって
      きている。相変わらず、俺はイヤミを言ってやるのだが最近は反応が弱くつまらない。

      代わりに俺と同期入社のデブ、M田について書いておこう。俺のM田苛めの歴史は
      課長苛めよりもさらに歴史が古いのだが、それを入社当時から順を追って書いていこうと
      思う。

      最初にM田を発見したのは入社試験の2次試験の日だった。
      俺が試験を受けた部屋では100人くらいの人が試験を受けていたのだが、
      その中でも一際目立つデブだったのだ。身長は俺よりも高く185cmはあるだろうか?
      しかもヘタな相撲取りよりも立派なデブである。さらに顔は「ラジオライフ」や「丸」
      なんかを熟読してそうな典型的ヲタクフェイスで暑苦しいことこの上ない。

      当時「アメリカではデブは出世できない、自分の体を管理できない人間は仕事でも
      管理能力が無いと見なされる」なんて話が、あちこちの本に載ってたりしたので
      「このデブは間違いなく落とされるんだろうな」と思っていた。

      他の外資系オーディオ機器メーカー等からも内定をもらってたんだけど、
      わずか2万の給料の差で今の会社を選んでしまった俺は今となっては浅はかと
      言うしかない ヽ(´∇`)ノ ハハハ

      入社式の時に待合室に入った俺は息を呑んだ。あのデブがいたのだ・・・
      それなりに狭き門(低レベルの争いだが(笑))だったのに何故?

      入社後のオリエンテーションでM田と同じ班になった、「こいつとだけは
      組みたくない」と思ってたのに。M田の性格は「デブのくせに細かい」「デブのくせに
      でしゃばり」「デブのくせに女好き」そして、デブのくせに声が甲高いのである。
      このM田と過ごした数日間のオリエンテーションは実に悲惨だった。
      「人事担当者様、お願いですから、このデブとは別の部署にしてください・・・・」

      数日後オリエンテーションの責任者である人事課の主査が俺に、こう話しかけた
      「笹川君はM田君と息が合ってるねえ」「・・・・・・・・」俺はひきつった笑いを
      浮かべながら「ハァ・・。」と返事するしかなかった。

      つづく 


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月20日(金)04時15分42秒  ■  ★ 

      4月19日(曇り時々雨)

      デブ話の続き

      オリエンテーションが終わり人事課長から、一応、配属先についての希望を聞かれた。
      出世欲のある奴らは本社勤務を希望するんだろうが、俺は家から近く、クルマで
      通勤できる××事業部勤務を希望した。そこなら家からクルマで30分もかからないのだ、
      しかも本社勤務希望のM田とも離れることが出来る。もうそれくらいM田がウザく
      なっていたのだ。

      M田は、こっちがちょっとでも煽てると図に乗って馴れ馴れしくなる。ウザくなったり、
      頭に来てシカトすると途端にシュンとなる、そういうタイプの奴だ。朝、M田から
      甲高い声で『オハヨウ』と言われても無視する事にしていた、
      ただし『オハヨウゴザイマス』と言った場合のみ『ウイス』と返事をしてやったヽ(`▽´)ノ

      新入社員研修も終わりに近づいた頃、俺は電車で同じ方向に帰る奴らを誘って飲みに
      行くことにした
      ビールが出てきて乾杯をした後、俺がM田について話を振ると堰を切ったようにM田の
      悪口大会となった。俺は安心した、M田が嫌いなのは俺だけじゃなかったのだ。そして
      同期入社の一人からM田が入社した経緯を聞くことが出来たのだ。M田の父親は俺の会社の
      業務に関する監督官庁OBで現在は民間の会社で働いているとの事、そしてウチの会社の
      総務部長とは仲が良いらしい、要するに縁故入社なのだ、驚いたことに新入社員の
      7割近くが縁故入社だと言う。バブル絶頂期でウチの会社も当時は業界の中では
      好待遇で通っていたのだ、今は見る影もないが ┐('〜`;)┌

      そして配属先発表の日、一人ずつ呼ばれ人事課長から辞令を渡される。ソワソワしながら
      待っていると隣に座っているM田が『僕は本社の××部に決まったみたいですよ』と
      余裕かまして話している。
      俺が『へえ・・オヤジさんから前もって聞いたのか?』と相手にしてやると『うん、
      笹川さんの配属先も知ってますよ』とヌカしやがった。俺は無視する事にした『へえ・・
      そうなんだ』とだけ答えて、話を打ち切った。
      M田としては『えええマジぃぃぃ?どこどこぉぉぉぉ?』と聞いて欲しかったのだろうが、
      正直ムカついていた。オヤジのコネでちょっとばかり先に自分の配属先を知ったのは
      どうでも良いことだが、俺の配属先まで聞き出して、こういう時に自慢気に吹聴しようと
      する事に激しく嫌悪感を抱いたのだ。

      M田は俺が相手にしないのに不満だったのか、反対側に座っていたO村に『O村さんは
      先に知りたい?』と話しかけている、気弱なO村の事だから相手にしてやるのかと思ったら
      O村まで『人事課長から直接聞くから、いいよ』とムッとした顔で答えていた。

      俺の番が来た。部屋に入ると着席するように言われ『研修は有意義でしたか?』とか
      聞かれ最後に配属先を告げられ『期待していますよ、頑張って下さい』で終わった。
      席を立つときに俺は『M田君は既にみんなの配属先を知ってるみたいで、控え室で
      言いふらしてますよ ヽ(´∇`)ノ ハハハ 私とO村は人事課長から直接聞きたかったので
      聞かないようにしましたが ъ( ゚ー^)』 と笑いながら言った。
      人事課長の顔が一瞬こわばったが『知ってるはずは無いんだけどなあ』と笑って誤魔化した。

      新入社員としては、これが精一杯のM田への嫌がらせだった。
      M田は『××事業部だったでしょ?』と得意気に俺に言い放ち、俺と入れ替わりに
      人事課長の待つ部屋へ消えて行った。「その通り、俺は希望通りクルマで気楽な通勤だ、
      テメエはデブなのに満員電車で大変だなヽ(`▽´)ノケケケ」
      新入社員研修はこうして終わった。

      つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月20日(金)23時28分07秒  ■  ★ 

      4月20日(晴れ)

      デブ話 その3

      俺が配属された××事業部は、本社から離れている為かマッタリした雰囲気で、
      若手社員の男女比率がほぼ5:5という理想に近い環境だった。配属されて最初に
      上司から言われた事は『出来るだけ残業して欲しい』という事だった。
      実は派遣会社から女性事務員やらプログラマーを派遣されていて、そこで正社員が
      定時で帰っていると『派遣なんて必要ないんじゃないか?』と本社から言われて
      しまうと言うのだ。

      そんな訳で9時に出社すると午前中は仕事をせず居眠りや雑誌読み、昼休みの後から
      ボチボチ仕事を始め、夜8〜9時くらいまで残業して帰る毎日が続いた。
      残業手当だけで家賃を含む生活費とクルマのローンが払えるほどだった。
      3時間以上の残業をすると弁当が支給されるから夕食代はいらないし、4時間以上
      残業すると駅までのタクシー代として¥1700が支給された(クルマ通勤でもだ(笑))
      ので帰りにコンビニで買うビールや夜食まで会社もちみたいなものだった。

      しかし、そんなマシュマロのような社会人生活も不景気の波の前に吹き飛んだ。
      俺のいた事業部の仕事は全てが外部委託となり一部管理職は子会社へ出向、俺たちは
      別の部署へ異動する事となった。
      またしても人事課から配属先の希望を聞かれたので、××管理部(今いる部署)を
      希望した。理由は月に数回、気楽な宿直勤務があるからだった。だが俺は大事な事を
      確認し忘れていた、そこには1年前にデブのM田が異動して来ていたのだ。

      そうとは知らず、俺は希望通りの辞令を受け取り5日間の有給休暇をとって沖縄へ
      遊びに出かけたのだ。

      つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月24日(火)00時32分55秒  ■  ★ 

      4月23日(晴れ)

      魚の目が痛いヽ(;´Д`)ノ

      デブ話 その4

      異動の1週間前、異動先(今の部署)へ挨拶に行くと、そこではM田が働いていた。
      驚きとか後悔とか怒りとか、そういう激しい感情は湧いてこなかった。3年のブランクが
      M田への嫌悪感を薄れさせていたのかもしれない。

      同期入社の俺に対してM田は、あたかも先輩のような態度をとった。
      まあ、この職場へは1年早く入っているのだし俺は仕事を教わる立場なのだが、
      だからと言って、そこまで偉そうにする事もないだろうと思った。
      今までと畑違いの職場なので仕事を覚えるのに必死だった俺は、M田のそういう態度に
      多少ムカついたものの、いちいち反応してる暇はなかった、まあ仕返しは、いつか
      必ずするつもりでいたけどなヽ(`▽´)ノケケケ

      M田は、その強烈なキャラクターで職場の嫌われ者になっていた。デブのくせに
      出しゃばりな性格、デブのくせに自意識過剰で、デブのくせに見栄っ張り、しかも
      デブのくせに知ったかぶりをする等々。一番許せないのはデブのくせに目上の人に
      タメ口をきく事である。それも相手を選んで大人しそうな人には目上であっても
      立派なタメ口で話をするのだ。端で見てても見苦しいので何度か注意したが、奴は
      俺の事も舐めているのか返事もしなかった。
      デブのくせに俺をシカトするとはいい度胸だ、俺は完全にスイッチが入った。

      健康診断というのが、どこの会社でもあると思うが、当然うちの会社にもある。
      俺はM田の体重を知るためにM田を誘って会社から歩いて3分の病院へ行った。
      最初は身長、次に体重だ。M田が体重計に乗ろうとする・・
      俺は固唾を呑んで見守った・・・ところが!看護婦が叫んだ『載っちゃダメ!だめよ!
      これは100kgまでしか計れないんだから!』まわりの人たちから笑い声が漏れた。

      『あなたは自分で、だいたいの体重を記入してください』そう看護婦から言われた
      M田は検診票に【130kg】と書いた。俺はすかさず『おい、フザケんなよ?
      おまえが130kgのわけねえだろ?180kgはあるだろうが!』
      と大きい声で指摘してやった。まわりは爆笑の渦だ、医者までが大笑いで看護婦の
      一人は笑い過ぎてカルテの束を落としてしまっていた。

      奴も一緒に笑っていたが目は冷たく澱んでいた。少しは応えただろうか?
      しかし俺の仕返しはこんなもんじゃ終わらないのだヽ(`▽´)ノケケケ

      まだまだつづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月28日(土)01時56分59秒  ■  ★ 

      4月27日(晴れ)

      デブ話その5

      俺の職場は、今のビルに引っ越すまでかなり狭かった。そこで悲劇が発生した。
      「痛えええ!」叫び声があがる。見るとM田がK形を見下ろして真っ青な顔をしている。
      どうやら椅子に座っていたK形の足を歩いていたM田が踏んだらしい。靴下を
      脱がせると、足は紫色に腫れ上がり内出血のような形跡まである。

      若手で図体がデカいという理由で、俺とM田でK形を抱え、近くの病院まで連れて
      行こうとしたが、K形があまりに痛がるので俺まで焦ってしまって、K形の足を軽く
      蹴飛ばしてしまいK形が悲鳴をあげた。

      K形は右足に全治1カ月の怪我を負い、労災認定された。10日間ほど休んで、
      その後2週間は松葉杖をついてタクシー通勤(もちろん会社負担)してるK形を見て
      ちょっと羨ましかったが恐るべきはM田の破壊力である。

      M田の体重による被害はこれに留まらない。M田のような本社配属組はいきなり
      本社勤務ではなく現場の仕事を半月ほど手伝わされる。しかしM田は派遣先の現場の
      椅子を、その体重で破壊してしまうのだ。現場の責任者が怒って「こんなデブは
      いらん!」といって、すぐに本社に返されたというエピソードまである。

      俺が今の職場に来た時、床に銀色の小さい玉が落ちているのを良く見かけた。
      気になって拾い集めると、あっという間に10個ほど集まった。良く見るとそれは
      ベアリングのようだった。
      そう、それはM田の座っている椅子に付いたキャスターがM田の重みに耐えきれず、
      ベアリングが飛散してしまったものだったのだ。

      道理で、こっちの部署の椅子はどれも滑りが悪いわけだ。俺は椅子のメーカーへ
      電話してキャスターを注文し、全て交換した。そして他の部署で廃棄されそうに
      なっていた古い椅子を譲り受けて来てM田に「今日から、この椅子以外には座るな」
      と命令すると、M田は以外にも素直に応じた。

      しかしM田の破壊活動はこれでは終わらなかった。休憩室でコーヒーを飲みながら
      TVを見ていたらM田がドスンドスンと歩いてきて(本当にこういう音がする)
      休憩室の長椅子にドスンと座った。その瞬間「バリッ!」と音がしてM田のデカイ尻が
      長椅子にのめり込んでいった。「・・・・・・・」

      うちの部署には月に数回宿直勤務がある。当初、夜は近くのホテルに泊まって
      いたのだが不況のあおりで応接室を改造して仮眠室にされてしまい、そこの2段
      ベッドで寝ることになってしまった。

      しかし2段ベッドでM田が上に寝ると生命の危険を感じるのだ、事実M田のせいで
      仮眠用ベッドの床板はあっというまに歪んで亀裂が入ってしまった。200kg近い
      デブが上から降ってきたらK形のように足の怪我では済まされない、内臓破裂で
      死ぬかもしれないのだ。

      しかもM田のイビキは凄い!もはやあれはイビキではない。地鳴りと言っても
      いいだろう。M田と一緒に宿直となったら一睡も出来ない事も珍しくないのだ。
      耳栓など全く役に立たない。

      ある日我慢の限界を超えた俺と、先輩のS原は豪快なイビキをかくM田に向かって
      枕を投げつけた。M田のイビキは一瞬停まったが、すぐに始まった。ブルドーザーの
      エンジンの隣で寝ているようなものだ。今度は使っていない毛布をありったけ持ってきて
      M田の上に重ねていった。軽く20枚は重ねただろうか?やっとM田は目を覚ました、
      トドのような体が毛布の海でもがいているサマはまるで地獄絵図である。
      「何するんだよ?」デブのくせにM田がタメ口で文句を言ったので「イビキがうるさくて
      眠れねえんだよ!」と言うとM田は「すみません」と言って掛け布団と枕だけ持って
      隣の休憩室へ移って行った。「やっと眠れる」そう思って床につくが、隣に行っても
      奴のイビキは凄まじく、やはり眠れないのだった (;´Д`)

                                         つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:04月30日(月)03時47分52秒  ■  ★ 

      4月29日(雨)

      デブ話その6

      同期入社でありながら、今の部署に俺より1年早く配属されたのをいいことに、
      俺に対して先輩面をしてきたM田だったが、俺も我慢の限界に達してきていた。

      ある日、忙しい中、業務の引継ぎをしなくてはいけなくなり、イライラしながら
      仕事をしているとM田は、先輩社員を差し置いて業務引継ぎを勝手に始めた。
      「また、でしゃばりやがって・・」そう思いながら聞いていると、M田は俺に
      向かって「笹川〜 ××の件は終わってるの?」とデブのくせに偉そうに聞いて
      来た。オイオイそれはてめえの仕事だろう?完璧にキレた俺は一言

                 「あ?知らねえよ! てめえの仕事だろ?」

      と怒鳴りつけてしまった。会社では例え後輩や同僚に対しても仕事中は敬語を使
      ったりする雰囲気なので、こういう会話は非常に浮く、つーか  マズイのだけど
      鬱積した怒りを爆発させたって感じで、つい怒鳴ってしまった。

      M田は何事も無かったように引継ぎを済ませ帰って行った。俺も何事も無かったよ
      うに帰宅した。帰りの電車で一緒になった同僚も、そのことには一切触れなかった

      次の日に異変が起こった、M田は俺に対して敬語を使うようになったのだ。
      狭い通路ですれ違う時、今までは俺が退くのが当然って感じで偉そうに真ん中を
      歩いていたのに、その日から一変し、通路の端に寄り、俺が通り過ぎるまで待つ
      ようになった(笑)

      M田とは、つまりそういう奴なのだ。たった一言怒鳴りつけただけで、この日を
      境に2人の立場は逆転した。しかし、だからと言ってM田を受け入れてやるつもり
      は無い、今までのお礼はちゃんと返さなくてはいけない。やられた分は3倍にして
      返す、俺はそういう奴なのだ。

                                        つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月03日(木)01時35分25秒  ■  ★ 

      5月2日(曇り)

      デブ話その7

      M田の俺に対する態度が改まってからしばらくすると、M田にさらに変化が現れた。
      M田は何かと俺のマネをするようになっていたのだ。俺にライバル意識を持つように
      なったらしい (;´Д`)

      最初は携帯電話だった。当時携帯電話が安くなってきていて(それでも10万円
      近くしたが)俺は職場内で1番最初に携帯電話を手に入れた。すると数週間後には
      M田もNECのジュワッキーというトランシーバーみたいに馬鹿でかい携帯電話を
      購入して来た。M田クラスのデブが持つと大きい携帯電話も小さく見えるのが
      印象的だった。それ以降も俺がドコモに替えるとM田もドコモに俺がJ−PHONEに
      替えるとM田もJ−PHONEに替えている (;´Д`)

      次はパチンコだ。当時パチンコに狂っていた俺は会社のS原やS木、K池達と
      パチンコ&パチスロの話ばかりしていた。いつも職場で浮いているM田は、この話に
      参加したかったらしく、いつの間にかパチンコを始めていて、俺たちの話に加わろうと
      していた。しかしデブのくせに見栄っ張りのM田はパチンコで勝った自慢話しかしないし、
      話し方そのものにセンスが無いので聞いていて全然面白くない。「おまえは自慢話しか
      しねえから、つまんねーよ」そう言って注意してあげたら、パチンコには行かなく
      なったようだ。

      次はパソコンだ。俺は学生の時に購入したX−1からのPCユーザーだったんだけど
      Win95登場でマスコミが騒ぎ出した頃、親戚が富士通に勤めていた事もあり
      FMVを購入した。職場の連中が俺に「Windowsって何?」とか「インターネットって何?」と
      聞くようになっていた。  数ヶ月後M田もFMVを購入した。

      次はGショックだ。当時フロッグマンとかラバーズコレクションとかの限定品
      Gショックに夢中になっていた俺は、毎日違うGショックをつけて通勤していた。
      Gショックの購入代金を合わせたら楽にロレックスでもブルガリでも買えただろう。
      ある日気付くとM田の手にGショックがはまっていた。しかもホームセンターとかで
      普通に買える黒い素のGショックである・・・・M田は自分のGショックに気付いて
      話しかけて欲しいらしく、誇らしげに腕まくりをしていた。

      次はクルマだ。M田は俺がクルマを買い換えると数ヶ月以内に必ず自分も買い換える。
      俺がカマロから四駆に乗り換えると、M田は古いボンゴから新しいボンゴに乗り換えた。
      俺が四駆から乗用車に乗り換えるとM田もボンゴからボンゴフレンディーに乗り換えた。
      てめえはボンゴ以外知らねえのか?

      それ以外にも、俺がWinCEのモバイル機買えばマネする、カーナビ買えばマネする
      palm買えばまたマネをする、最近だとセカンドバッグ、VAIOミュージッククリップ、
      ETC等を即マネされた。ここまで来るとストーカー並にキモい。

      そして、最近俺はサラリーマンにしてはちょっと激しい茶髪にした。さすがにM田級の
      デブに茶髪では街中でプクスされてしまうので、これはマネが出来ないようだ(笑)

                                        つづく


> 長谷部幸助  投稿者:だせえ君  投稿日:05月10日(木)01時39分01秒  ■  ★ 

      > ところで皆さんにお聞きしたいのですが、異性に言われた
      > 一番ショッキングな発言はなんですか。私は
      > 「あなたは求めるばっかりでアタシには何もしてくれないじゃない」
      > 概ねその通りだったので言い返すことができませんでした。

      そういう時は2,3発殴るか深く傷ついたフリをして自殺をほのめかすかだ。
      騙されたと思ってやって見ろヽ(´∇`)ノ ハハハ


せえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月10日(木)01時16分29秒  ■  ★ 

      5月9日(小雨)

      電車で通勤中恐ろしい目にあった (;´Д`)

      最近新造された3700系VVVF車輌の中で、乗降ドアを挟んで目の前に立った男は
      20代半ばで、いかにも頭の悪そうなドキュソ系オーラを放つ男だった。
      俺が見慣れた車窓の景色を眺めていたら、そいつは俺の顔を凝視して首を捻りながら
      思いっきりガンをつけてきた。

      そいつの完全にキレた目に圧倒された俺は思わず目を背けた。「俺が一体何をしたと
      いうんだ・・」暫くの間そいつと目が合わないように気を付けていたが気になって
      チラリとそいつの方を見て驚いた。

      そいつは大きく顔を歪めてニタ〜と笑いながら外の景色を眺めていたのだ。
      手をポケットに突っ込んで中でモゾモゾ動かしている。あっけにとられて見ていると、
      急に顔つきが変わり、さっきのヤンキー顔に戻って、軽い舌打ちをしながら、再度
      俺にガンをつけている。さっきと同じキレた目に戻っていた。

      俺は混乱し、恐怖感を感じた。しかし混雑する車内では簡単に場所を移動できない。
      しばらくするとそいつは、外を眺めながら「エヘへ、エヘヘヘヘヘ」と小さな声で
      笑い始めた。回りの人間は全員が素知らぬ振りをしている。俺もそうしたいのだが、
      そいつは30秒周期で俺にガンをつけてくるのでそうもいかない。

      電車が次の駅に停まった。ドアが開いたのだが、そいつがドアの前に大きな荷物を
      置いていたので他の客が降りることが出来ない。隣にいたガタイのいい高校生が
      「おい邪魔だろ?」と文句をつけた。この瞬間、俺の恐怖心は取り払われた。
      俺はその荷物を軽く蹴飛ばし「邪魔だってよ」と言って、精一杯の鋭い目線を作って
      睨み付けた。

      そいつは荷物を持ってホームに降りると、持っていた荷物をホームに叩きつけた。
      そして、こちらを振り返ってニタ〜と笑ってから荷物を拾い、隣に停車していた鈍行の
      車輌へ向かって歩いていった。

      近くにいたオバサンが「気持ち悪い人よねえ、あっちに移ってくれて良かったぁ」と
      話しかけて来た。会社に着いたときは喉がカラカラになっていて差し入れの
      オロナミンC2本をイッキ飲みしてしまった。

      ああいう奴が突然人を刺したりするんだろうか?正直言うととっても怖かったっす、
      あのキレた目は忘れられないよ (;´Д`)


> PON  投稿者:だせえ君  投稿日:05月11日(金)23時52分56秒  ■  ★ 

      > 電車の型番はわからないけど、
      > 山手線で同じようなシチュエーションだった事がある
      > 
      > なんだかキチガイ親父が片っ端からいろんな奴に大声で話し掛けてたので
      > 羽田からヘトヘトで帰る途中の俺はイライラしてたんで、
      > ポケットの中の小銭から10円を投げつけて
      > 「うるせーから、10円やるから今すぐ降りろ」
      > って言ったら、そのキチガイは10円拾って黙ったよ(笑)

      「10円拾って黙った」ってあたりに相手の感じた恐怖感が表れているな
      投げつけられた10円玉を無視したら蹴り飛ばされると思ったんだろうな(笑)


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月28日(月)00時46分28秒  ■  ★ 

      > 今日もおざなりの夢を見た

      君がどうして、おざなりくんに執着するのか?俺なりに色々考えたのだが
      それは君と、おざなり君に共通点が多いからではないかと思ってみたよ。

      人は自分のネガティブな部分で共通項が見られる人間に苛立ちを感じるものなんだよ。
      ウンコの時にでも静かに己を分析してみて欲しい。


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月15日(火)23時30分39秒  ■  ★ 

      5月15日(晴れ)

      デブ話その8

      M田は自分が賢い人間だと言いたいのか、何なのか知らないが

      「あ〜そうなると思ってた」 「あ〜あ やると思った」 が口癖だ。
      奴がこれを言ってるのを聞くと何故か胃の下の方が熱くなるほどムカツクのだ。

      今日、職場の掲示板に張り紙をしようとしていたら、画鋲が板に刺さらず
      ひっくり返って俺の指に刺さった「イテテテテ・・」と叫んだらM田が 
      「あ〜あ やると思ってたよ」とぬかしやがった。

      おいおい・・普通、掲示板に貼り紙するのを見てて画鋲が指にささるのを予見するか?
      ささいな事なのだが、かなり頭に来た俺は仕返しのチャンスを伺っていた。

      デブのM田は走ることが出来ない。最近は早歩きさえ不可能になったようだ。
      しかし仕事が出来る男と思われたいからなのか電話を取るのは速いのだ。
      テレクラにでも通っているのだろうか?

      俺は熱いコーヒーをカップに注ぎM田に「コーヒー飲むか?」と声をかけた。
      「あ、すみませ〜ん」と返事をするM田は妙に偉そうな態度である。俺は奴のデスクの
      電話の脇にカップを置いた。M田はパソコンに向かって報告書を打ち込んでいる。
      タイプする度に奴の二の腕や頬の肉が揺れている。この時期はエアコンの効きが悪いので
      腋臭が鼻を突く。

      俺はポケットに忍ばせた携帯電話から奴のデスクの直通番号に電話をかけた。
      プルルルルと外線の呼出音が鳴る。

      「あっ!!!」狙い通り奴は俺が入れた熱いコーヒーの入ったカップをひっくり返し
      パソコンのキーボードと電話機をコーヒーでびしょびしょに濡らした。

      「あ〜あ やると思ったよ!」そう言った瞬間 これは、かなりわざとらしいなと
      思い冷や汗が出たヽ(´∇`)ノ ハハハ


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月28日(月)00時02分28秒  ■  ★ 

      5月28日

      デブ話

      最近日記を書いてなかったので先週あった事でも書くか。

      うちの部署があるフロアは俺がシステム管理者という事になっていて、
      いろいろウザったい仕事が回ってくるかわりに、ある面では部長職並の権限が
      与えられている(つーか勝手に行使している)ので面白い面もある。
      面白いというのは当然純粋な意味での面白さではない(笑)

      しかし、1人で全てやっていると休みの日まで携帯に電話がかかって来たり、
      口が臭い常務のパソコン講師役をやらされたりするので3人の補佐役を任命する事にした。
      まあ俺が全て掌握している事に危機感を感じた課長の命令でもある。

      「私が3人選んで良いんですね?」と聞くと課長は「私が選びました」といって
      3人の名前を挙げた。驚いたことにM田の名前が入っていたので、抵抗したのだが
      人事課の出した条件に合致するのはこの3人だけだという事で押し切られてしまった。

      他の2人はいいがM田だけは外したかった・・・何しろ、あのデブはウザイ。
      あのイビキのような鼻息、呼吸の度に軋む椅子の音、鼻を突く腋臭、でしゃばりな性格、
      すぐに知ったかぶりをするので覚えが悪いし・・

      仕方なく3人を相手に俺が講習会を開き、その日より3人は俺が可愛がっていた
      システムを色々いじっても良いことになった。と言ってもM田以外の2人は、俺に
      聞きながら恐る恐ると言った感じだったのだがM田は勝手にいじり始めた。あろう事か
      サーバーにどこからかダウンロードして来たスクリーンセーバーを入れて勝手に
      動かしたりしている。ディスプレイアダプタの設定も勝手に変えてある・・・

      俺はM田を怒鳴りつけて元に戻させた 「今度勝手な事したら管理者から外すからな」 
      M田は、それ以来俺に話しかけなくなった、良いことだ。

      先週のある日の朝、宿直明けのM田が「S川さんサーバーが落ちたのでバックアップに
      切り替えておきました」と得意気に話しかけてきた。ログを見ると単にサーバーの
      アプリケーションが1つエラーで落ちただけだ。それも自動的に復旧している。
      Dr.ワトソンか何かから出たメッセージを見て慌ててバックアップに繋ぎ変えたらしい、
      切り替えの手順もメチャクチャなのでトランザクションログも壊滅的な状況だ。

      俺は、ここぞとんばかりに大げさに騒ぎ立てたので騒ぎを聞いた本社の連中から
      問い合わせが相次いだ対応している課長は訳がわからず真っ青な顔をしている。

      つーかデータの復旧は簡単だったのだけど、俺は思いきり演技をして分厚い
      マニュアルを引っ張り出して「うーん」と唸ったりMOやフロッピーディスクを何枚も
      引っ張り出したりしてガチャガチャやった末にデータを復旧させた(笑)

      M田が真っ青な顔をして成り行きを見守っていた。俺は後で課長に今までの経緯を
      説明し「M田は管理者から外します、いいですね?」と言った。
      課長は一言「やむを得ないですね」と返事をしたのだったヽ(`▽´)ノ


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:05月29日(火)19時35分49秒  ■  ★ 

      5月29日(曇り 時々 大雨)

      最近ケータイに変なメールが来るので、最寄りのストーカー相談室へ行って
      みようと思う。

      ところで、今日M田をじっくりと観察していたらM田の笑い方は何と言うか
      いつも、ひきつった笑い方であるのに気づいた。無理に笑ってるというか
      笑い顔を作ってる感じだ。

      奴は心の底から、腹がヨジれるほど、涙が溢れヨダレが垂れるほど思い切り笑った
      ことが、あるのだろうか?

      俺は、会社でも何度もバカ笑いをしている。職場ではM田がいない時にM田の話を
      している時など爆笑の渦だ。課長だって一緒に笑っている。
      課長がいない時は、俺が課長のモノマネをする。やはり爆笑の渦に包まれる、こんな
      楽しい恵まれた職場で、本気で笑えないM田は、何て可哀想な奴なのだろう。


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:06月06日(水)22時54分54秒  ■  ★ 

      6月6日(雨)

      今日、残業で残っているとM田も報告書を書くために残業をしていた。
      朝から機嫌が悪かった俺は一日M田とは会話を交わしていなかった。
      朝、M田が寄ってきて気取った声で「オハヨウゴザイマス」と言ったのが、
      どうも気に入らなかったのでシカトしてやり、それっきりだったヽ(`▽´)ノ

      M田が同じ職場の人の足を踏んで怪我をさせ労災事故を起こした話は以前に
      書いたが、あれ以来M田は狭いところを歩くときはソロリソロリと注意して歩いて
      いた。

      ところがM田がまた過ちを犯したのだ。ゴン!と鈍い音がしたので、そちら
      を見るとM田が慌てて何かを拾っている。課長のデスクの上にあったノート
      パソコンをデカイ尻にひっかけて落としてしまったらしい。

      俺が駆け寄るとノートパソコンの端に大きな傷が付いている。M田が電源を
      入れて動作を確認しようとしたので、俺は「やめろ勝手に電源を入れるな」
      と注意した。

      管理職のパソコンは勝手に触っては行けない事になっているのだ。ただし、
      俺のようなシステム管理者は別だ、という事になっている。つーか勝手に
      俺が決めている。

      M田に「大きな傷もついてるし黙ってるわけにはいかないな、明日課長立
      ち会いのもとで動作確認をしておくから」と言って。今日は疲れてるんだ
      から帰るように薦めた。

      M田が帰ったのを確認してから、課長のノートパソコンの電源を入れた。
      正常にWindowsが立ち上がり、動作も正常だった。俺は少し考えてから
      回りに誰もいないのを確認してから課長のパソコンを2回床に落として
      見た。驚いたことに、それでも正常に動く。コンパックのノートって頑丈
      なんだなあと思いながら、今度は軽く床に叩きつけて見た。

      電源を入れると「ピーピーピー!」と音がしてBIOSすら立ち上がらなく
      なった。「あーここまでやれば壊れるのか」納得した俺はノートパソコンを
      もとの場所に戻し家路についた、ちょっと後味が悪いヽ(´∇`)ノ ハハハ


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:06月12日(火)02時12分52秒  ■  ★ 

      6月11日(くもり)

      本店で課長のノートパソコンを壊したことに対して、激しい非難の声が
      あがったので、どうでもいいんだが一応、言い訳をさせてもらう事にする。

      うちの課長は組合役員を経験し書記長までやったのでお情けで勤労課の
      課長代理になった。そして今の部署に課長として昇進して来たのだ。
      今まで組合役員として、会社に悪態をついておきながら出世に目が眩み
      組合と反対の立場をとる管理職のポストについた今の課長を、組合の
      教宣部長だった俺をはじめとして当時の組合員は激しく非難した。
      俺が組合に愛想を尽かして役員を辞する事にしたキッカケも実は、この課長
      の寝返り事件だったのだ。

      うちの部に赴任してきた課長は、噂通りまったく仕事をしない男だった。

      ★部下全員がトラブルの対応に追われ昼食も取れないでいるのに一人でさっさ
      と食事に出かける。

      ★仕事は一切覚えようとせず1日中パソコンで役員に提出するための資料を
      作っている

      ★勝手に職場を離れ所在も不明

      ★暇なときはフリーセルやマインスイーパーで遊んでいる。

      ★そのくせ何かあったとき報告が遅れると「役員に聞かれて答えられず
      恥をかいた」と言って怒る。

      ★部下の評価基準は自分の言うことを聞くかどうかだけ(ボーナス査定事件参照)

      ★フケだらけの自分の髪を棚に上げ、俺の清潔な茶髪を咎める。

      ★報告書類には部下に自分の印鑑を押させる、報告書の件で上から不備を
      指摘されると「部下が勝手に私の印鑑を使った」と言い訳をする。

      ★うちの部は管理部門なので頻繁に組合と揉めるのだが課長は組合ベッタリ
      なので部下の足を引っ張る。

      ★課の電話回線が一杯になり自分しか電話をとれる人間がいなくなるとトイレ
      へ逃げる。

      つーか、全部書いたら原稿用紙1万枚分くらいになるのでこれくらいにする。

      とにかく課長に仕事をさせるには、あのノートパソコンは邪魔なのである。
      あれがあるから奴は仕事をしてる気分になってるのだ。

      そしてノートパソコンが使えなくなって、どうなっているかは現在進行中な
      ので後日詳細にお知らせしよう。

                                      つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:06月14日(木)20時59分45秒  ■  ★ 

      6月14日(雨)

      課長のノートパソコン事件の続報だ

      次の日出社すると、いつもは始業時間ギリギリに出社するM田が既に出社していて
      課長と一緒にパソコンの前に座っていた。俺は気付かない振りをしてコーヒーメーカー
      のところへ行ってコーヒーをカップに注いだ。

      M田と課長は、俺が朝は機嫌悪いのを知っているので声をかけづらいようだった
      が、しばらくしてM田が「S川さん、やっぱり動きません」と声をかけて来た。

      俺は「ああ、そういえばこれ落としたんだっけ?」と言いながら電源スイッチを
      入れ直して確認した、昨日と同じ症状だ。「駄目だねこれは」俺がそう言うと
      課長が「じゃあ修理に出しといて」と偉そうに言うので「これは総務部で一括購入
      したパソコンですから自分で総務へ修理依頼してください、多分壊れた経緯に関する
      報告書を書くように言われるでしょうから」と突っぱねた。我ながら自分でやった事
      を棚に上げて良く言うもんだと思ったヽ(`▽´)ノ

      「修理には、どれくらいかかるかな?」と聞かれ「さあ、2週間くらいですかね?」
      「その間、S川君のパソコンを貸して貰えるかな?」・・・ここで俺はブチ切れた。
      このノートパソコンは1年くらい前にグループウェア導入をした時に社内で一括
      購入したものである。購入時に総務部へ各課で必要な台数を申請する事になったの
      だが、課長は自分と課長代理の分だけ申請し俺を含めた他の希望者の分は申請しな
      かったのだ。課内には古いPC(4年前に買ったPentium200マシン)が何台か残っていた
      ので必要ない、そっちを使えという事だったのだ。他にも新しいマシンはあるが
      別系統のLANに繋がっていて別の業務に使っているのでグループウェアにはログイン
      出来ない。

      そんな非力なマシンでは仕事にならないと説得にあたったがクソ頑固なB型の
      課長は聞き入れなかった。俺は頭に来て自宅で余っていたベアボーンキットに
      同じく余り物のHDDを組み込んでメモリとCPUは新たに購入して私物のPC
      を持ち込んで仕事に使っていた。課長はそれを貸せと言っているのだ。

      「あれは去年、課長がパソコン購入の申請を認めてくれなかったので自腹切って
      買ってきた私物のパソコンですよ?仕方なく私物のパソコン持ち込んでるのは
      私だけじゃないんですよ?」今度はそれを「貸せ」ですか?毎日パソコンで何
      やってるのか知らないですけど、良い機会ですから課内の仕事の流れをよく観察
      するなり電話を取るなりして少しは仕事を覚えてみたら如何ですか?」

      他の職員も同調した、普段はゴマをすってるK形まで「電話くらい取って欲しい
      ですよ」と言っている。

      朝礼が始まり課長は仕方なさそうに「今日から暫くの間、課内業務の総点検
      の一環として私も積極的に業務に加わります」と挨拶をした、。俺は課内の
      ビジネスフォンを設定を変えて課長のデスクの電話が優先的に鳴るように
      したψ(`▽´)ψ

                                      つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:06月26日(火)23時19分23秒  ■  ★ 

      6月26日(晴れ)

      本店にも書いた事だが、今月の給料が入ったので、銀行に下ろしにいったら
      妙に振込額が少ない。給与明細をみると残業手当が一銭も入っていないのだ
      先月の残業時間からいって残業手当だけで9万円は入っていたはずなのに・・・

      人事に確かめようと職場に戻ると3人の同僚が課長を囲んでいて、囲まれた
      課長は真っ赤な顔をして、どこかへ電話している。ピンときた俺は、K形に
      「もしかして残業手当の事?」と聞くとK形は口を尖らせて「S川もか?
      先月は25時間も残業したのによぉガッカリしちゃうぜ」と、いつになく
      甲高い声で怒鳴っている。

      横にいたW部が「先月からシステムが新しくなっただろ?課長が間違えて
      何人かの残業時間をゼロにしちゃったらしいよ」と呆れ顔で教えてくれた。
      当然W部も被害者だ。

      課長はダミ声で人事部長に何事か哀願しているようだったが、この課長の力
      では給与支給後の再清算など実行できない事は火を見るより明らかだ。俺は
      他の電話を取り労働組合本部に電話をして事情を説明した。

      課長が電話を終えて怯えるような目で周りを囲んだ職員を見渡しているところ
      へ、俺の「課長、書記長が話をしたいそうです」という声が追い打ちをかける

      課長は「はい、私のミスです申し訳ないと思ってます。はい、それはもう・・
      ええ人事部長にはお願いしたんですが、まだどうなるか分かりません・・はい
      もちろん来月には・・・・・・それはもう分かってるんですが・・・」

      かつて組合役員として威張り散らしていた課長が今は組合役員に叱責され
      惨めな姿をさらしている。俺は来月支給されるなら、それでもいいと思って
      いた、どうせ間もなくボーナスが支給されるのだ。

      ところが、普段大人しいW部が怒っている「今月は、たくさん金が出ていく
      んですよ?結婚式は3つも呼ばれるし住宅ローンとオートローンでボーナス
      なんて消えるし、今月から女房のパートの収入は無いし・・」涙目で訴えて
      いる。課長は下を向いて小刻みに震えながら黙っている。
      俺は、ちょっと課長が可哀想になった(たまには味方してやるか・・・)
      そう思った時の課長の発言


      「でも人事部長と交渉した結果、今回の分は来月には支給されますからね」

      これで俺はキレてしまった

      「当たり前だよ、残業したんだから支給されるのは当然だよ。問題は来月
      まで、どうやって食いつなぐかなんだよ?みんな不況の中ギリギリの生活
      してるんですよ、生活費足りない人にはアナタが貸してくれるんですか?
      どうやって責任取るつもりなんですか?そこのところ人事部長は、どう言
      ってました?何ならもう一度・・・」

      俺の罵声は5分くらい続いたような気がするヽ(´∇`)ノ ハハハ


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:07月13日(金)18時35分07秒  ■  ★ 

      7月13日(晴れ)

      本社へ異動の内示が出た。これは既に知っていた事なので良いんだが
      そこで驚くべき事実を知らされた。

      今回の異動は部内異動といって、あくまでも同じ部内での配置転換だ。
      この場合は極端に通勤が遠くなる等の場合を除いて人事部へ届けるだけで
      該当する部の部長決裁で異動させることが出来るとされている。
      で、今回の場合は部内の組織改編で、俺がいた課の業務の一部を本社へ移す
      事になり、俺を含め2人が本社へ異動する事になったのだ。

      ところが異動数日前になって、異動する人数が4人に増えたというのだ。
      その中には何とM田の名前が入っていた。
      それだけではない、俺がいた課と異動先の課の課長が交代することになった
      のだ。ようするに本社へは課長とM田も一緒に異動することになったのだ・・・

      本社へ行くのは気がすすまないが仕方ないと諦めていた。しかし何故、課長
      とM田まで一緒なのか!!!!!!そんな文句を内示を持ってきた次長に言
      っても仕方ない「本社でも頑張って下さい」という次長の型通りの挨拶に
      力無く「はい」と答えた。

      職場へ戻るとM田は顔を紅潮させて目を輝かせていた「S川さん、一緒に
      本社へ異動になりましたよ!」本社勤務を希望してたM田は嬉しそうである。
      「なんだ、今度はお父さんから前もって聞いてなかったのか?」それくらいの
      皮肉を言うのが精一杯だった。

      課長は俺に話しかけたいらしく俺の方へ視線を送っているが、俺はそれを
      無視して総務から送られてきた段ボール箱に自分の私物を詰め込む作業を
      始めた。

      新しい名刺を課長が持ってきた。俺は軽く会釈して無言でそれを受け取り
      ながら異動先で、この課長とどうやって付き合って行けば良いのか考えて
      いた。M田はどうでもいい、あれは俺のストレスのはけ口に使うだけだ。

      つづく


だせえ  投稿者:だせえ君  投稿日:07月26日(木)18時29分44秒  ■  ★ 

      7月26日(曇り)

      本社へ異動して10日が経った。仕事の内容はそれほど変わらないし俺は周り
      の人間に仕事を教える方の立場なので気分的には楽だ。威張りたがり屋のM田
      などは上気した顔で鼻の穴を膨らませながら偉そうにあれこれ指導していた。

      今回本社にも新しく仮眠室が出来たのだが、異動前に総務課の後輩社員に
      俺はこう言った

      「M田が寝るとベッドの床板が壊れるんだよ、新しいベッドなんてあっという
      間にダメになるし床板が抜けて下に寝てる奴がいたら即死だぞ?あいつ専用に
      鋼鉄で作った床板でも別注した方がいいな」

      半ば冗談で言ったんだけど、この話を聞いた総務課のK原は総務課長に、この
      事を真剣に報告したらしい。俺たちが本社へ異動した3日後には床板がコンパネで
      補強されたM田専用ベッドが出来上がっていた。

      元来糞真面目な総務課のK原が「こちらはM田さん専用の補強ベッドです
      M田さんは、このベッドを使ってください」とみんなの前で言ったものだ
      から、そこにいた全員が大爆笑してしまった。その場には総務課の若い
      女子社員も数名いたが彼女たちも肩を震わせて笑っている。

      「ぎゃはははははは!専用イスに専用ベッド!おまえVIP並の扱いだな!!」
      と言いながらM田の顔を覗くと顔は笑っているが目は笑っていなかった。

      専用イスに専用ベッド・・どちらも俺が作った(作らせた)ものなのだが
      それはM田には分からないだろう。

      M田は念願の本社勤務早々に恥をかかされて、けっこう傷ついたようだった。
      久々に会った本社の連中に「M田〜また一回りデカくなったなぁ」と冷やか
      されても黙って下を向いている。普段なら下らない冗談で言い返しているの
      だが・・

      人事部の次長が様子を見に来て「M田君が座ってると机が小さく見えるねえ」
      と声をかけても黙っている。出世欲旺盛なM田が次長クラスを無視するとは
      異常事態だ。

      俺は次長に誘われて喫茶室で一緒にコーヒーを飲みながら話をした「M田君
      怒ってたのかなあ」と次長が言うので「ああ、最近M田は耳が遠いんですよ
      脂肪で鼓膜の動きが遮られてるんじゃないですか?」優しい俺はそう言って
      M田のフォローをしてやった。

      職場に帰ってM田に「さっきF田次長を無視しただろう、態度が悪いって怒
      ってたぞ」そう言うとM田は「そう?別にかまわないよ」と強がりつつも
      真っ青な顔で更に意気消沈しているようだった。

                                     つづく



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だせえわーるど@本店 からの転載をまとめたものです。


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